与党の候補者に手紙を送ってみた!_じーまさん

大阪府、じーまさんからの報告です。
前回に引き続き、候補者2人への“有権者としての手紙”というアプローチです。

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今回は自民党、公明党の候補者に対して、HPの意見送信フォームに手紙を送りました。
(候補者名に関してはイニシャルにしています)

自民党候補者に対しては以下の内容で送りました。

R.M様

私は大阪の有権者です。
参議院選挙の中お忙しいことと思いますが、M様のHPを拝見し、思うところを述べさせていただきます。
それによると、女性活躍に尽力されており、女性政治家の発掘の活動をされている点に共感を持ちました。私は男性ですが、女性の政治家が党派関係なく活躍することには賛成で、もっと国会議員の女性比率を増やしていく必要があると考えております。
しかし、日本においては女性が活躍できる場がまだまだ少ないと思われ、意識面、法律面において変えなければならないことがあるように思います。その最たるものが皇室であると考えています。現在、女性皇族が皇室の一員として大いに活躍できているのかと言われますと、疑問を感じます。意識面では、女性皇族への風当たりが上皇后美智子さまから、皇后雅子さま、(皇籍は離脱されましたが)眞子さまに至るまでのバッシングは目に余るものがありました。また、現在の皇室典範では女性皇族は結婚したら皇籍を離脱しなければなりません。つまり、皇室にいる女性は満足にご活動しづらい状況におかれているのです。このような状況を放置しておいてよいものなのでしょうか。
 意識面はともかく、法律面において政治家の皆様に可能なことがございます。それは、女性皇族を結婚後も皇室に残れるようにして、皇位継承の資格も持てるように皇室典範の改正に着手するのです。もちろん、自民党には皇位継承は男系男子しか認めないという考えの人もいることは承知しています。ですが、事は急を要します。現状のまま放置していては女性皇族が次々といなくなり、皇室には悠仁さましか残らなくなります。皇室そのものがなくなってしまうかもしれないのです
 私の申し上げていることは皇室のあり方を変えるものでしょう。しかし、変えなければ、皇室を存続させることができません。そして、その変化を国民は歓迎するでしょう。愛子さまが天皇になれば、日本人の意識も変わり、女性にとって大きな力になるのではないでしょうか。

 是非とも参院選後に安定的な皇位継承の議論を進めていくことで、女性皇族のご活躍を支えていただきたいと思います。
どうか宜しくお願いいたします。

公明党の候補者に対しては以下の内容で送りました。

H.I様

私は大阪の有権者です。
I様のHPを拝見し、お考えを読ませていただきました。その中で「誰一人取り残さない社会の実現へ」という項目について非常に感銘を受けました。ただ、「誰一人」の中に皇室は含まれているのでしょうか現在、皇室は存続の危機にあります。現在の皇室典範では、女性皇族は結婚したら皇籍を離脱しなくてはなりません。そうなれば、皇室にはいずれ悠仁さましか残らなくなるでしょう。国民の一人一人を取り残さない社会を否定しませんが、天皇は日本国の象徴であり、日本国民統合の象徴でもあります。憲法上、皇室典範は国会の議決でしか改正できません。天皇、皇族方は皇室について自分たちで決めることができないのです。
 参院選後に、皇室を存続できるようにするための皇室典範改正の議論を希望いたします。
また、H.I様のビジョンに「国民の理解を得られるルール作り」とございます。現在の皇室典範では皇位は男系男子しか継承することができません。過去に女性天皇がいた事実や女性の社会進出が進んでいる現状においてこの皇位継承の仕組みが「国民の理解を得られるルール」となっているのでしょうか。私は非常に不合理であり、不条理なルールであると思います。天皇陛下の娘である愛子さまが皇位継承の資格がないというのは納得できません。
 中小企業の社長が、娘を後継にするなんてことは別に不思議なことではありません。天皇の皇位継承も同じようにして何がいけないのでしょうか。
 是非とも、安定的な皇位継承の議論をする際は、男女の区別なく皇位継承できるルール作りをお願いいたします。

国民の代表である国会議員が天皇、皇室を取り残すような真似はしないようにお願いします。
どうか宜しくお願いいたします。

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今回も貴重なレポート、ありがとうございます。やはり、このアプローチは有効と思いますし、自分は大阪府については、今回の選挙、中選挙区的な性格を持っていると思いまして、党よりも議員個人の力量が問われていると思っております。また、自分も大阪府の有権者なのでつい力がはいってしまいますが、自民党の候補者についてはおそらく「党派を越えて、愛子さまを天皇」が有権者の声と考え始めているかもしれません。公明党の候補につきましては、自分も選挙事務所が選挙事務所を訪問する“後押し”となってくれた次第でございます。
(基礎医学研究者)