【愛子さまの20年】


12月1日のお誕生日で二十歳となられる愛子さま。

皇太子さま(当時、以降同様)=次代の天皇のお子様という星の下に生まれた愛子さまは、現在でも煌々とまばゆいばかりの輝きを見せて、私達の心を癒し、元気づけてくださいます。

成年皇族となられれば、より一層の輝きをお見せになってくださるでしょう。

しかし、その輝きはまだ本来持っているお力には及びません。
その原因は、私達国民にあります。

愛子さまの光を遮る岩戸を取り払い、その本来の輝きが未来を明るく照らせるよう、
愛子さまの皇太子への道、皇位の安定継承への道を切り開いていきましょう。

まずは改めて、愛子さまが歩んでこられたこれまでの20年を振り返ってみましょう。


● ご誕生

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平成13(2001)年12月1日、愛子さまは皇居内の宮内庁病院でお生まれになられました。

ご誕生時の身長は49.6センチ、体重は3102グラムでした。

お名前の「愛子」、ご称号の「敬宮」は、

「人をする者は人恒に之をし、人をふ者は人恒に之をふ。」(『孟子』離婁章句下)

から取られており、

また御印の「ゴヨウツツジ」は、

「(那須御用邸に咲く)この純白の花のような純真な心を持った子どもに育ってほしい」

という思いから決められたそうです。

その願いにまったく違うことなく、まっすぐお育ちになってくださいました。


尚、当時のご様子をNHKアーカイブスでご覧になれます。

NHK放送史「皇太子ご夫妻に愛子さまご誕生」(NHK Webサイトより)
https://www2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009030308_00000

また、『孟子』離婁章句上・下の全文書き下しと口語訳を載せたページをご紹介します。

『孟子』の離婁章句の書き下し文と現代語訳(Webサイト「Es Discovery Logs」より)
https://esdiscovery.jp/knowledge/classic/moushi006.html

件の文は、最終8番目のブロックにあります。


● 幼少時のご様子

皇太子さまと絵本を読まれたり、ご家族で山に行かれたり、お健やかにお育ちになられていたことが報じられています。

4歳となった平成18(2006)年8月には、オランダへ海外初訪問もご経験。

同年代のアマリア王女と仲良く写真に収められてもいます。

アマリア王女は現在王太子次期王位継承第1位となられています。

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この時期に、雅子さまは適応障害であることが発表され、療養生活に入られます。

お辛い状況の中でも、愛子さまのご成長は一番の心の支えとなっていたことでしょう。


● 小学生時代のご様子

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平成20(2008)年4月、学習院初等科にご入学された愛子さまは、運動会で必死にチームを応援し、ガッツポーズを見せるなど、活発なご様子を見せられました。

しかし、同級生のいじめ被害に遭い、学校に行かれることに不安を感じてしまわれる時期がありました。
さぞお辛い思いをされたことと拝察いたします。

雅子さまが付き添い、どうにかご登校されるようになっても、今度はその様子をバッシングされる有様。

ですが、そんなバッシングに負けることなく、雅子さまが献身的に愛子さまに付き添われたおかげで、今のお元気でご聡明な愛子さまでいてくださっています。

高学年になると、管弦楽部チェロを弾き始められたり、バスケットボール部でも活動されたりと、元気さを取り戻されました。


● 中学生時代のご様子

平成26(2014)年4月、学習院女子中等科に進学された愛子さまは、「看護師の愛子」という作文を発表されました。

海の上に浮かぶ診療所で目を覚ました看護師の「愛子」は、次々とやってくる傷ついた生き物たちを治療していく中で、彼らを癒す使命を自分の中に見出します。


この頃には、愛子さまの多方面に及ぶ才能は広く知れ渡り、偏差値70であるとか、運動神経バツグンであるなどと報じられるようになります。

偏差値72の天才「愛子さま」が書かれた作文がすごすぎる(Smart FLASH、平成28(2016)年10月7日)
https://smart-flash.jp/sociopolitics/12464/1


また、中学1年生のとき、「オール学習院の集い」の演奏会でチェロ奏者として出演し、ビオラを弾かれる皇太子さまとの親子共演も実現しました。

皇太子さまと愛子さま、ビオラとチェロで親子共演 学習院の演奏会【画像】(The Huffington Post、平成26(2014)年04月13日)
https://www.huffingtonpost.jp/2014/04/13/hironomiya-aiko-play-together-_n_5144045.html


しかし、3年生のときに体調を崩され、学校を休まれる時期もありました。
極端にお痩せになられ、摂食障害が心配されました。

弁護士の菅野朋子さんは、この時の愛子さまを「男の子でない」ことによる自己否定感からくる体調不良ではないかと推察しています。

男系男子天皇にこだわる社会は、女性全体に苦痛(矢部万紀子、論座、令和2(2020)年01月08日)
https://webronza.asahi.com/culture/articles/2020010800007.html?page=2


中学卒業論文では、修学旅行で広島を訪れられた時の印象を書かれました。

原爆の衝撃、平和への願い、それを実現する難しさの自覚と覚悟が記されており、とても中学生とは思えない感性の深さ、思慮深さを感じさせられます。

卒業記念文集の作文「世界の平和を願って」全文(産経新聞Webサイト、平成29(2017)年3月22日)
https://www.sankei.com/article/20170322-LWNVTS255BM47HUSW5WI2BUT3Y/3/

引用:平成28年皇太子殿下お誕生日に際してのご近影(お写真)(宮内庁HPより)
https://www.kunaicho.go.jp/activity/gokinkyo/02/h28-0223-ph.html


● 高校生時代のご様子

平成29(2017)年4月、学習院女子高等科に進学された愛子さま。

平成30(2018)年7-8月には、同校の海外研修プログラムにより英国へ短期留学され、寮生活を送られながら、英語やイギリス文化について学ばれました。


学校生活は、ご友人との交流などとともに、とても充実したときを過ごされたようです。

運動会では熱心に練習に励まれてクラスの優勝に貢献されたり、文化祭ではご友人とともに軽快なダンスをご披露。

小学校時代に所属していたバスケットボール部については、当時一緒にプレーしていたご友人を、試合で一生懸命に応援されました。

スキーやテニスも嗜まれるなど、幅広い活動に取り組まれていたとのことです。

ご卒業時に報じられた次の記事等に、高校生活の充実ぶりが伺われます。

愛子さま学習院大入学式は中止でも「また来てね、うちに!」 “天皇の娘”サーヤとの共通点とは(佐藤あさ子、文春オンライン、令和2(2020)年4月3日)
https://bunshun.jp/articles/-/36978


また、高等科ご在学中の令和元(2019)年に御代替わりがありました。

儀式に出られる天皇皇后両陛下を玄関までお見送り、お出迎えされるほか、
生中継される儀式の様子をご覧になるなど、
皇族としての意識がより強く表れる様子も見受けられました。


ちなみに、令和2(2020)年1月に、大好きな大相撲をご観覧

直後に新型コロナが騒がれ出して、外出もままならなくなってしまったことを考えると、絶好のタイミングでのご観覧となりました。

引用:愛子内親王殿下のお誕生日に際してのご近影(宮内庁HPより)
https://www.kunaicho.go.jp/activity/activity/02/activity02-ph3.html


● 現在のご様子

令和2(2020)年4月、学習院大学文学部日本語日本文学科に進学されます。

同学科には、今回の成年行事でティアラお借りすることになった、黒田清子さんも在籍されていました。

しかし、残念ながら、新型コロナの騒動により、1度しかキャンパスに足を踏み入れられてはいらっしゃいません。

今年の文化祭にもお姿をあらわされることはなかったそうです。

対面授業が可能になった後も、皇居にコロナを持ち込んではならないとして、引き続きオンラインによる受講で勉学に励まれています。

高校時代にご友人とともに活発に活動され、たくさんの思い出を作って来られたことを思うと、さぞ歯がゆい思いをされているのではないかと拝察いたします。

そのような中でも、
初めて大学に行かれたときにお元気な様子を見せられたり、
皇后陛下のご養蚕を手伝われたり、
コロナ禍の国民生活にご配慮されて、ティアラを新調されるのを見送られたりされるなど、
変わらず慈しみ深く、お健やかに過ごされるご様子が伺われます。

また、昨年の立皇嗣の礼では、天皇皇后両陛下や秋篠宮さまご夫妻に祝辞も述べられました。

十代後半という多感な時期に、
御代替わりにかかる一連の皇室行事を間近でご覧になられたことで、
皇族としてのご自身の将来を深くご思索なされているようです。

二十歳となられる愛子さまが、皇族としても、そして1人の人としても、輝かしい未来に向けて羽ばたいていただけるよう、願ってやみません。

引用:愛子内親王殿下のお誕生日に際してのご近影(宮内庁HPより)
https://www.kunaicho.go.jp/activity/activity/02/activity02-r021201ph3.html

5 件のコメント

    みやこどり

    2021年12月11日

     ずっと以前、愛子様の修学旅行についての作文「世界の平和を願って」を読んだ時、こんな他人の苦しみに身を添わせる感性をどうして持つようになられたのかと思い、ああご両親なのだと思いました。苦しみに耐えておられるお母様にじっと寄り添って見守り続けられるお父様を、そばで見てこられたから、愛子様も他人の苦しみに寄り添える力をお持ちなのだと。なさること一つ一つが納得できるお方です。こんな方がいらっしゃるのに、他の誰を皇位につけるのですか。お誕生日の美しいお姿は、見てうれしかったです。

    基礎医学研究者

    2021年12月2日

    愛子さま、お誕生日おめでとうございます。そして、このサイトは、愛子さまのこれまでの軌跡が実に見事に要約されていました(読売新聞を見ると同じような特集を行っていましたが、決して負けてない、と思う次第です)。

    かずず

    2021年12月2日

     大学授業が全てオンラインなのが、切ないです。
     少しでも、大学時代に自由を感じてほしいです。

    さとうきび

    2021年12月2日

    はぁ…幼少期のかわいらしいお姿から利発なご様子まで、癒されます…
    立派な殿下に。
    このまとめ、ありがとうございます!

    だふね

    2021年12月1日

    愛子さま、お誕生日おめでとうございます(*´▽`*)

    ご近影にて、マスクを外したお顔を拝むことができました。
    年頃のお嬢さんらしく、ますますお美しくなられたようです(*´艸`*)

    これからどのような女性におなりになるか楽しみですし、
    成年皇族としてのご活躍ぶりにも、期待いたしております。

    どうか幸せな20代をお過ごしになられますように(*^-^*)

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