男系男子継承について、八木秀次氏、山尾志桜里氏、笠原秀彦氏の見解を朝日新聞が報じています。
男系男子とは何か 「皇位継承」置き去りの議論、専門家3氏に聞く【朝日新聞】
(1)八木秀次氏 ・安倍元首相のブレーン ・女系は「『天皇制』廃絶への道」
(2)山尾志桜里氏・衆院議員、3期10年 ・「保守=男系男子、テンプレ感」
(3)笠原英彦氏 ・皇室制度が専門、政治学者 ・「男系男子が招く世襲の危機」
八木氏
・憲法2条は皇位を世襲 皇室典範1条は「皇位は、皇統に属する男系の男子がこれを継承する」
皇位継承とは天皇の地位の継承で、男子の血筋だけで継承する100%の血統原理に立脚
男系の血統を純粋に継承することが皇族としての正統性の根拠
血統から外れた人々を天皇や皇族にする女系継承は、正統性のない人々を天皇や皇族にすることで
私は「天皇制」廃絶への道と呼んでいる 問われているのは、そのことの是非
・1779年 光格天皇への皇位継承は7親等の隔たりの傍系・閑院宮家からの養子
・皇族の人権や男女平等の観点は血統原理で成り立つ「万世一系」の男系継承の世界には適用されない旧宮家の男系男子の皇籍に復帰、皇位継承資格も認めるべき
皇位継承とは天皇の地位の継承で、男子の血筋だけで継承する100%の血統原理に立脚
だから、その根拠はいったい何なのか、私は「天皇制」廃絶への道と呼んでいると同じく
単なる思い込みに過ぎません。
山尾氏
・2005年の報告書は、皇位継承問題について正面から緻密かつ論理的に議論を展開し
皇位継承資格を皇族女子や女系の天皇に拡大、皇位継承順位は長子優先
「国民の理解と支持」「伝統」「制度としての安定」を基本に方策を検討したが
「男系男子」を主張する保守派から激しい反対運動が起こった
・2021年の最終報告書「具体的に議論するには機が熟していない」問題を先送り
・安倍政権以降、「保守=男系男子」テンプレ感が永田町で固定化
・皇室の人々の人間としての気持ちの尊重が保守・リベラルを超えて求められる
「直系長子」皇位継承は国民から自然な信頼、制度安定的な存続にも効果的
男子を産めという非道な圧力の継承は、逆に皇位継承の妨げ
イデオロギーを超えて、本格的な有識者会議を再起動させ、
直系・長子優先で安定的な皇位継承制度を作ることが求められる
イデオロギーを超えて は、「全部だきしめて」という理想。
しかしながら、次に登場する笠原氏は、その考えを改めたようです。
笠原氏
・憲法は皇位は「世襲のもの」 男系男子継承は皇室典範という法律によって規定
高市政権のこだわる男系男子維持は世襲制そのものを危機に陥れる選択
・明治に制度化した男系男子継承は、戦後、側室制度が除外され困難に
・皇位継承の最も重要な伝統とは世襲 女性や女系に広げる見直し作業に着手すべき
・養子案は憲法違反 門地による差別を禁止した憲法14条に抵触
養子の子を天皇候補に加える構想も憲法が定める世襲という根本的な原理に反する
・旧宮家の血統は、過去の時点から現代まで戻る復路まで入れると隔たりは1200年
天皇家との血縁はあまりに遠く憲法の規定「世襲」と言うのは無理
・2005年報告書 女性・女系天皇の容認の原点に立ち返って議論を再開すべき
・自民は男系男子の維持を求める日本会議や神社本庁を支持基盤として
力を握った政治家に忖度して官邸官僚が出世を目指す傾向が以前より強まっている
・「男系男子にこだわっていては世襲が危うくなる」考えは20年ほど前には固まり
男系男子を求める人々とも議論で合意できる妥協点を見付けたいとの思いがあったが
あの人たちは変わらないとあきらめ、今後は正面から批判してこうと思い定めた
日本国憲法は、皇位は「世襲のもの」男系男子限定継承は皇室典範という法律によって規定
皇位継承の最も重要な伝統とは世襲 女性や女系にも広げる見直し作業に着手すべき
八木氏の思い込みとは、真逆の真っ当な言説。
養子案は憲法違反、養子の子を天皇候補にするのも世襲という根本的な原理に反する
さらに旧宮家系の隔たりは600年どころか復路を合わせて1200年!!!
日本会議&神社本庁を基盤に当選した議員に忖度する官僚によって
憲法違反の養子案を法制化しようとしているのが全体会議。
あの人たちは変わらないとあきらめ、今後は正面から批判してこうと思い定めた
笠原氏は「全部だきしめて」派からは脱却されたようですが、
「ゆるがせにしてはならない」のままでは、自己矛盾。
さらにアップデートされることを願います。
「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ