メールにて、毎日新聞の”論点”へ、mantokunさんが意見投稿されたご報告をいただきました。
8/29付の毎日新聞のオピニオン欄について、私も本日(8/30)ようやく図書館に行って直接紙面を読み、コピーも取ってきた上で、毎日新聞さんに感想のメールをお送りしました。
この日の1面と3面記事では、女性起業家がその弱い立場ゆえに投資家から悪質なセクハラを受け、深刻な被害の訴えが相次いでいることを取り上げており、内容的に関連していると感じたため、そのことも感想に入れ込みました。
結果、かなり文章が長くなってしまいましたが、情報共有も兼ねてご連絡いたします。
毎日新聞「オピニオン」ご担当者様
はじめまして。8/29付金曜日の「オピニオン」、かねて皇位継承問題に関心を持つ一読者として、非常に興味深く読ませていただきました。
まず、毎日新聞様は、読売新聞提言の発表以前から、皇位継承問題において男系派といわれる人々の頑なで、時代にそぐわない主張に批判的な立場をとられてきたこと、特に山田奈緒記者さんが継続して皇室に寄り添った記事を度々書かれていることに、心より感謝いたします。
さて、この度の3人の識者の方の意見を拝見して、小田部氏の「先送りを続けてきた政治家の責任は重い」「男子優先、女系不可を論じるのは、天皇家の長い歴史を踏まえたものとは言いがたいし、学問的根拠を欠いている」「男系男子派は旧宮家の皇籍復帰案を主張するが、多くの国民の理解を得ることができないばかりか、20年前の有識者会議で退けられた案だ。これまでの経緯や国民世論を無視した政策議論から、安定した皇位継承という本来の議論に戻すべきだ」に、完全に同意します。
また、ジャーナリストの多賀幹子さんの主張、男系男子継承の維持はお妃にとって「皇位継承のため男子を産まなければならないという強いストレスがかかる。そうした事態を避けるためにも、必要な対応」という一文も、皇室や天皇という制度が、「生身の人間」によって成り立っている以上、非常に真っ当なものだと思います。
このお二人の下に配置された百地章氏の意見は「異様そのもの」でした。はっきり書きますと、百地氏の主張は上にある小田部氏の主張に完全に「論破」されてしまっており、参考にすら値しないというのが読者の偽らざる感想です。
百地氏はご自身で「男系の皇統を護持」する立場と書かれていることから明らかですが、主張の根拠が「自民党などの8会派がおおむね賛同」とか、「男系男子派は容認できないはず」とか、全てが「自分たちファースト」です。
そこには、ご自身にお子様がいらっしゃるのに、女子だから天皇に相応しくないと、多数の国会議員や百地氏のような識者から、あらゆるメディアで言われ続ける天皇皇后両陛下のご心情への配慮が完全に欠如しています。加えて、男子出産を強いられるお妃様方や、公務の頭数にだけは数えるが皇位継承の埒外だと言われ続ける女性皇族方への思いやりも全く窺えません。代わりに、世論調査で安定的に女性天皇に賛成する8〜9割の国民世論を足蹴にして憚らない傲慢さだけが透けて見えます。
このような方に、「先人たちの血のにじむような努力と知恵」と言われても、全く説得力を感じません。百地氏は1946年生まれで、今回のオピニオン識者の中では最高齢ですが、「日本社会を作り、支えてきたのは、我々男である」という思いが強すぎるのではないでしょうか。
百地氏の主張は図らずも、同日の1面および3面に掲載された貴紙の記事、「女性起業家 セクハラ深刻」という記事と関連していることが見て取れました。投資家も起業家も男性が中心であり、女性起業家の立場が弱いため、出資の見返りに性的要求がされるなど悪質なセクハラ被害の訴えが相次いでいるという内容の記事です。男女雇用機会均等法は、企業が雇用する労働者を保護する法律であるため、起業家は保護対象にならないことがその原因だと書かれていました。
国の対応が遅れていることについて、労働政策研究・研修機構の副主任研究員・内藤忍氏は「2019年にILO総会で職場の暴力やハラスメントの撤廃を求める条約が採択され、日本も賛成はしたが、国内にハラスメントの法規定等がなく、批准できていない」「コスト増を回避したい経済団体が、ハラスメント禁止の法整備に消極的」「日本の審議会は、労働者側と経営者側が主張し合い、両者のバランスをとって政策が決まる」と指摘されていました。
皇室典範は皇室の家法でありながら、GHQの介入によって戦後、憲法の下位に置かれた一法律とされてしまったために、国会議員にしか改正が行えなくなりました。しかし、小田部氏が言われるように、「男系継承という原則は明治以前には明文化されておらず」、男系派の主張は我田引水です。
本来の目的である「安定した皇位継承」という目的をなおざりにして、保守系の圧力団体におもねったり、党内融和を優先して女系継承を訴えることを避けたりして、皇室典範改正を先送りし続ける国会議員。「働く女性の保護」よりも省コストを優先して法整備に動かない経済団体。深刻な問題が一向に解決されない構図がそっくり同じです。その背景の要因にあるのが「男尊女卑という因習」であることも。
愛子さまの皇位継承が、日本社会に根強く残る男尊女卑という因習を払拭し、真の意味で日本女性の立場を向上させ、日本社会に活気を取り戻すために必要なのだということが、一連の記事からよく理解できました。
今後も、安定的な皇位継承および、日本社会の未来のためになる記事の掲載をお願いいたします。
mantokunさん。ご報告どうもありがとうございました。
百地章の文章は、もはや何の効果も感じないのは同意。
そして、現在行っている愛子さま立太子のための寄贈運動は、皇位の安定継承とともに、日本に根強い男尊女卑を払拭し、
新しく、そして本来の日本に戻すための運動なのだなと改めて感じました。
ダンケーカルトはしきりに悠仁さまを次世代の天皇に!と吠えていますが、それは(悠仁さまに何の落ち度もないですが)天皇のお子様である愛子さまが「女だから」と天皇になれない男尊女卑の日本を次世代に残すことと同義語です。
日本を滅ぼす男尊女卑は、ここで終わりにしましょう。
皆さまの活動を、当サイトに教えてくださいね☆
3 件のコメント
mantokun
2025年9月1日
ふぇいさん、とんでもないです!ありがとうございます。お手間を取らせて失礼しました。毎日新聞さんにもこれで送ってしまったことが恥ずかしい…(つД`)
fei
2025年9月1日
mantokunさん。コメントありがとうございました。
ご指摘の箇所修正しました。
見つけられず失礼しました。
mantokun
2025年9月1日
このところ投稿が頻繁になってしまっていますが、ご掲載ありがとうございました。(そして最後、払拭と書くつもりが払底になっていたことに今気づいた…)
こちらのオピニオン記事、毎日新聞さんは男系派の識者として百地氏を選んだこともそうですが、紙面レイアウトも絶対狙っているなと思いました。小田部氏、多賀氏のお二人の主張は上側に配置されているため読者は普通に読めば、まずこのお二人の記事から読み進めます。その後で最下段の百地氏の主張を読んだら、よほど男系派の思考で凝り固まった人以外は、一目で男系派の主張の異様さに気づき、眉を顰めるでしょう。
百地氏はオピニオン欄でもある意味「晒し者」状態ですが、この日の1面と3面記事から順番に読むことで、「こういう、男だから無条件に偉いと思ってるおっさんが立場にものを言わせて女性を食い物にしてるんだよなあ」と、嫌でも連想させる紙面構成になっています。
女性起業家への悪質なセクハラ加害が表面化しにくいのは、狭い業界の中でハラスメント加害の投資家同士でネットワークを築き、互いを擁護し合っていること、加害行為の発覚を恐れる投資家側が被害者の情報を共有する構図ができている中で、早く自分の会社を軌道に乗せたい起業家が加害側の投資家たちに忖度するので、結果的にそういう人ばかりが成功者になるということが要因にあるそうです。
これまた、蛸壺の男系派ネットワークが出来上がっている中で、皇統は男系継承と言ってさえおけば、男系ホステスやら保守派議員、文筆家として狭い業界内で一定の身分と食い扶持が得られる構図と似ているなと感じました。男系派の言ってることとやってることは、金と立場にものを言わせて女性を食い物にするセクハラ加害の投資家と同じです。
『愛子天皇論3』の寄贈運動は、さまざまな面で日本社会の未来のためにつながっていますね。