本日6月10日開催④全体会議後の記者会見を文字起こしでもお伝えします。
【ライブ】皇位継承に関する全体会議終了後 衆参正副議長会見【LIVE】(2026年6月10日) ANN/テレ朝
森衆院議長:それでは本日の会議の概要についてお話いたします。本日は前回の全体会議で改めて 意見を表明したいと申し出のあった政党会派から取りまとめ案についてご発言を いただき、その後に、追加で発言を 求める政党会派からご発言がありました。この発言の内容は、石井副議長 から紹介をさせていただきます。
石井副議長:それでは本日の全体会議の要点について ご紹介をいたしたいと思います。詳細 は後日発表されます議事録をご覧いただきたいと存じますが、本日は立法府の 総意の取りまとめ案についての各党各会派からの意見表明の概要がございましたので ご紹介をいたします。
まず前回の全体会議で本日改めて意見を表明したい とされた各党各会派から発言がございました。
立憲民主党からは「第1案について は賛成であり、早急にその改正に取り組んだ後、今後、皇室転範第1条について国民の 議論を惹起すべき」との意見がございました。
公明党からは「安定的な皇位継承を 確保するための方策について今後静かな環境で議論していくことを前提として 取りまとめ案について了承する」との意見がございました。
チームみらいからは「私たちの 方向性と沿うものであり、取りまとめ案について「了」とする。衆参正副議長に 改めてご努力に感謝したい」との意見が述べられました。
その後、いくつかの会派 からこれまでと同様の意見が述べられたところであります。
なお今後につき まして、「政府の作業について立法府として丁寧に確認を行い、立法府の総意に鑑み、十分でないものに対しては、差し戻しも ありうるとの厳しい姿勢で臨むべき」との意見もございました。以上であります。
この発言は中道・笠議員とのことです。
森衆院議長:その会の最後に、お手元にお配りしているものをもって、「立法府の 総意としての取りまとめとし、政府に法制 化を要請する」ことといたしました。この後、本日中に高市内閣総理大臣に取りまとめ をお渡しする予定です。この後は、政府において必要な皇室典範改正案等を 作成していただき、両院正副議長の4者で、まず骨子を確認した上で、全体会議 に要綱をご提示いただき、その内容が 取りまとめに沿ったものであることを確認する流れとなります。従いまして、次回の 全体会議は政府において要綱ができた段階 で行うこととなります。以上でございます。
共同通信:本日、立法府の総意の 取りまとめができたということですけれど も、森議長にお伺いします けれども、取りまとめができたというところへの率直 な評価、それからどういった点が難しかっ たかといったところも聞かせください。合わせて、参院野党第一党の立憲民主党さんからは、厳しい意見 も出ていたかと思いますけれども、改めてこれが立法府の総意と 胸を張って言えるかどうか、その点も 含めてお答えいただけますようお願いし ます。
森衆院議長:私どもとしては、この取りまとめにあたりまして、立法府の総意をとにかく作り上げるということで、4人で本当に一生 懸命に取り組んでまいりまして、私どもとしてはいろんな意見の違いが ある中で、最良のものができた という風 に思っております。
読売新聞:森議長にお伺いします。今後の手続きとして、衆参正副議長の骨子の報告というプロセスが あると思いますけれども、この場合、取りまとめの範疇を超えたものが出て きた場合の対応について、どのようなお考えなのか、先ほど石井副議長のお話の中で、「差し戻しも ありうるとの厳しい姿勢で臨むべき」という意見も出た ということですけれども、この点に関して 森議長も同じ認識なのかという点をお伺いします。
石井副議長:議長から私に答えよというご指示 がございましたので、 これから政府が骨子をお作りになって、お示しをしていただく と思いますけれども、当然、今回 の取りまとめに基づいて立法化を要請しておりますから、この取りまとめの趣旨に 沿ったものが出てくるという風に思います 。
今のご質問ですけども、政府の案を見させていただいて、いずれにいたましても、この 4 者でしっかりと協議をして対応していくということに尽きるかと思います。
朝日新聞:大久保と申します。関口議長と福山参議院副議長の御二方にお伺いしたいんです けども、今回の取りまとめ、先ほどのご質問でもありましたけども、参院の野党第一党、立憲民主党は、①案については賛同する一方で②案の賛同はなかったと思います。これまで、国会の慣習として、与党第1党、野党第1党、特に重視しながら、折衝など を続けて合意形成を図ってき たという歴史もあると思います。こうした観点も考えると今回、参院の野党第1党の完全な同意がない 中での総意というのは、これが総意と言えるのかどうかという方もあると思い ます。 この点、参議院の代表者として関口さん、福山さん、どう考えているか、お願いできますでしょうか?
福山参院副議長:まず立法府の総意をまとめるということが我々、 4 人に与えられた使命でございました。私は今回、良かったと思うのは、議長、副議長、それぞれの皆さんと信頼関係を持って、 取りまとめにあたれたことは、極めて 良かったという風に思っております。そのことについて感謝を申し上げます。その中 で立憲民主党の幹部とも、何回か私も内容についても、ご説明し、調整もしてまいりまし た。今日、立憲民主党の長浜議員からは第1案については賛同表明され ましたし、この取りまとめを法制化することに対する異論は出ていませんでし たので、ここから骨子、要綱、法案になる中で立憲民主党としては、真摯にご議論いただくんだと 思いますし、ギリギリのところで、ご 理解、協力はいただける案にできたのではないかと思っています が、そこは丁寧にこれからもですね、私としては理解をしていただけるように努力をしていきたいという風に考えております。
関口参院議長:私も全く同じです。そしていろんな意見を言っていただきました。その中でどういう取りまとめ案がいいかということを今までやってきました。今後も頑張っていきたいと思います。
共同通信:養子縁組の案について、ちょっと 中身のところで伺いたいんですけれども、 一定年数の見直しについて、先日も会見で出たんですけど、一定 期間の見直し、これ具体的な年数の イメージというのはお持ちなのかという ことと、これからまた首相に報告されるということですけれども、そういう中 でも総意に入っていないそういった イメージの部分とかお考えの分というのは お伝えされるんでしょうか?
石井副議長:一定期間については、明示的に出していませんけれども、これから生まれてくる子供さんが、自分の意思を表明できる年齢等々といったことを 踏まえると、20年ないし30年というところが、想定されるのではない かということがこの4者の間ではそういう 理解になってございます。
共同通信:昨日、養子の子供に関する皇位継承資格についてコメントなされていましたけれども、本日の 全体会議、そういったことは各党会派の方にご説明されたんでしょうか?
森衆院議長:私から、冒頭 ご説明をいたしました。
共同通信:よろしければ内容を教えていただきたいのですが。
森衆院議長:それはプレスの皆さんには既に補足コメントをお渡ししてるので、それに沿った形です。
朝日新聞:大久保です。今度、森さんにお伺いします。先ほど来、出てきました立法府の総意 という言葉ですけども、森さんは、以前の会見の中では、全会一致は 難しいという考えも表明されたと思います。今回、その総意というものを取りまとめるにあたって意識した数字ですとか、 どの程度どういうものがクリアしたら総意になるという風にお考えになっていたのか。例えば、前回は2017 年の時は、当時の自由党以外は、皆さん了承するという状況でした。今回、そういう状況にも達していないと思うんですけども、その中で総意と判断された根拠や思い、理由などありますでしょうか?
森衆院議長:とにかくですね、それはやっぱり党によって意見の違うところがあるのは、当然といえば当然でですね。にも関わらず、なるべくその 合意点を見い出して、最終の結果を出すってことで、4者で協力し、役割 分担して、ずっと取り組んで まいりまして、かなりですね、私はいい線まで行けたという風に思ってます。
共同通信:これもちょっと森議長に、お伺いさせてください。今回は、基本的に政府の 有識者会議報告書に沿って、皇族数確保についての議論が中心であったと思います。一方で 今回の総意では今後の検討として安定的皇位継承の確保といった方策を、付帯決議に盛り込むように要請されて いると思いますけれども、世の中 で女性天皇容認論ですとか期待が高まっている中で、立法府としては安定 的皇位継承確保策の本丸と言いますか、そこについてはどのように向き合っていきたい と考えでしょうか。
石井副議長:今回の取りまとめの中にも、冒頭にございますように「悠仁さままでの皇位継承の流れはゆがせにしない」というのが大前提です。その上でその先についてどうするかということは今後の検討課題だという認識でございます。そこは今後、引き続き、考えていくと、検討していくということでございます。
朝日新聞:北野でございます。今回もそうなんですが、皇室典範、皇位継承にかかる議論はこのように正副議長で、議長公邸で 報道にも公開されてないところで議論がされます。これは事前 の調整をきちんとして、総意を まとめるためには非常に、優れたシステムだと思うんですけれども、片や、やはり、天皇の地位が 国民の総意に基づくものであると憲法で示されている以上は、 議論の透明性というかですね、どのような 意見があってこのような合意に至ってるかということを、国会の公開の 審議の場でも、ある程度、総意がこういう風にまとまったとして も、このプロセスはこうである、あるいはこういう異論もあったというのが、ある程度、可視化された方がいいんではないかという風にも思われるのですが、今後の国会の議論で、そのようなところについては、どのようにお考えかお伺いできますできますでしょうか?
石井副議長:今、公開されてないっていう風におっしゃいましたが、全体会議は必ず議事録を公開をして、どういう議論があったかというのは皆様にも粒さにお知らせをしているはずです。ですから 、皆さんの知らないところで議論してるということは全くございません。その ことは申し上げたいと思います。なおかつ 今後、皇室典範の改正等、法案が出てくれば、これは国会できちんと 議論されますので、そこの議論もきちんと議事録で提示をされますから 国民の皆様の見ている中でしっかりと議論をしていくと いうのが私どもの意識でございます 。
TBSテレビ:原田と申し ます。女性皇族が結婚後も身分を保持されるという場合の女性皇族の配偶者と子に関する部分というのは、今日何か各党各会派の方から意見であったり、4者の皆様から何かご説明された部分というの はあったでしょうか、教えていただければと 思います。
森衆院議長:今回の議論の対象は、あくまでも皇族数の確保に関することであって、しかしそうは言い条ですね、その取りまとめ案の横2の3において、「今後、改正後の 皇室典範等による皇族数の確保の状況等 を踏まえ、安定的な皇位継承を確保するための方策について引き続き検討が行わ れるべきこと 」にも言及しています。ということはですね、いずれそういう時には必要とあれば、そういうことをこの立法府においても議論するということは、ここでも明示されてます。
福山副議長:先般の記者会見で私申し上げました が、 皇族に残られる女性皇族の方の配偶者、子供については、今後も皇族の方々を取り巻く環境、その他、皇室の状況について、今後、様々な環境変化も出 てくると思いますので、その時々の皇室の状況に応じて適時、適切に対応していく ことに、尽きると思います。現時点に おいて何ら予断を与えるものではなくて我々4人ではそのことを改めて 確認をしておりますし今日も議長から各党にそのことについてご説明をされ ましたのでご報告をさせていただきたいと 思います。
衆議院HPに掲載の取りまとめ案も転載します。
「天皇の退位等に関する皇室典範特例法案に対する附帯決議に
基づく政府における検討結果の報告を受けた立法府の対応」に関する
衆参正副議長による議論のとりまとめ(案)
令和4年1月に、衆参正副議長が、岸田内閣総理大臣から、両議院
でそれぞれ議決した「天皇の退位等に関する皇室典範特例法案に対
する附帯決議」に基づく政府における検討結果の報告を受けて以降、
令和6年から本年にかけて、○回にわたり全体会議を開催し、また、
各党・各会派からの個別の意見聴取を行うなど、立法府として真摯に
議論を重ねてきた。
その結果として、次のとおり「立法府の総意」をとりまとめた。
一 現時点において講ずべき皇族数確保の具体的方策について
1 今上陛下から秋篠宮皇嗣殿下、次世代の悠仁親王殿下という
皇位継承の流れをゆるがせにしてはならないことについては、
立法府としてもこれを確認する。
2 その上で、「「天皇の退位等に関する皇室典範特例法案に対す
る附帯決議」に関する有識者会議」がとりまとめた報告書の第1
案及び第2案は、いずれもこれを了とし、このとりまとめを基に
法制化することを求める。
3 このうち、上記第1案の「内親王・女王が婚姻後も皇族の身分
を保持することとする」案については、皇室の歴史に整合的であ
り、公的活動の継続性の観点などに鑑み、皇室典範を改正するこ
ととし、具体的な制度設計に進むべきと考える。
なお、現在の内親王殿下、女王殿下が、婚姻後は皇籍を離脱する
との現行制度の下で人生を歩んで来られたことに鑑み、経過
措置として、皇族の身分を保持するか否かについて、その御意向
を尊重するなど一定の配慮をすべきである。
4 また、上記第2案の「皇族には認められていない養子縁組を可
能とし、皇統に属する男系の男子を皇族とする」案については、
昭和22年(1947年)10月に皇籍を離脱した、いわゆる旧
11宮家の皇族男子の子孫である男系の男子の方々を対象にし
て、具体的な制度設計を行うものとする。
なお、象徴天皇制が国民の総意に基づくものであることに鑑
み、国民の理解を得るべく、また、我が国の歴史・伝統を踏まえ、
①本人の意思を考慮した養子となり得る者の年齢、②皇族には
養子が認められてこなかった趣旨を踏まえた養親となり得る者
の範囲、③その具体的な手続等の要件のほか、④養子となって皇
族となられた方は皇位継承資格を持たないこととすることなど、
慎重に制度設計を行うものとする。
また、この措置については、養子が皇統の紊乱を防ぐ等のため
に皇室典範で認められてこなかったことを重く受け止め、皇族
数の確保の状況等を勘案し、必要があると認めるときは、一定年
数ごとに見直すものとする。
二 法施行状況を踏まえての検討条項及び確認しておくべき事項
1 上記一の措置によって講じられる皇族数の確保に係る施策を
安定的に進めるため、改正後の皇室典範等の施行状況を踏まえ
て、必要があると認められるときは、所要の措置が講じられる旨
の検討条項を附則に設けることが適切と考える。
2 また、改正後の皇室典範等の施行状況を踏まえるに当たって
は、皇族の方々を取り巻く環境その他皇室の状況についても勘
案し、必要があると認められるときは、適時適切な措置が講じら
れるものとすることを、附帯決議において確認するよう各党・各
会派に要請したい。
3 さらに、改正後の皇室典範等による皇族数の確保の状況等を
踏まえ、安定的な皇位継承を確保するための方策について、引き
続き、検討することについても、附帯決議において確認するよう
各党・各会派に要請したい。
三 政府に対する要請
政府においては、この「立法府の総意」を厳粛に受け止め、直ち
に法律案の立案に着手し、誠実に立案作業を行い、法律案の骨子が
出来上がった段階において事前に衆参正副議長に報告した上で、
法律案の要綱が出来上がった段階で各党・各会派に対して全体会
議の場で説明するものとする。
そして、その確認を得た上で、当該法律案を速やかに国会に提出
することを強く求める。
スケジュールも再掲します。
今後の流れ(イメージ)
3月18日 両院正副議長による打ち合わせ
↓
①4月15日 全体会議
②5月15日 全体会議
↓
両院正副議長による「立法府の総意」とりまとめに向けた調整
両院正副議長による「立法府の総意」とりまとめ
↓
③6月8日 全体会議 (案の提示)
④6月10日 全体会議 (了承)
↓
6月10日 内閣総理大臣への手交 ⇐いまここ
↓
政府における皇室典範改正案作成
↓
月 日 両院正副議長による打ち合わせ(骨子提示)
月 日 両院正副議長による打ち合わせ(要綱提示)
↓(各会派への要綱の事前説明)
⑤ 月 日 全体会議(要綱確認)
月 日 内閣から皇室典範改正案等提出
↓
国会での審議
↓
皇室典範改正案等成立
1 件のコメント
mantokun
2026年6月10日
読むのも苦痛な文字起こし😢、どうもありがとうございます。
ここまで来たらこれで取りまとめ案にするんだろうなと思ってはいましたが、何というか…森をはじめとした議長たちの自画自賛のあまりの空虚さに脱力します。
宮内庁側がこのまま黙っているとは思えませんし、我々国民側でも突き上げを続けていくので、森暢平先生がおっしゃっていたように、これは「始まりの始まり」ですね。