『愛子天皇論』【まえがき】感想:この人の覚悟を見よ!(京都のSさん)

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注文した『愛子天皇論』は書店には届いていましたが、発売日には手に出来ず、ようやく昨日から読み始めました。

 「まえがき」の冒頭6行から泣けました。保守系知識人がよく「孫子の世代のために仕事をしている」などと言うことがありますが、本書「まえがき」の一文ほどの覚悟を持って言っているのか?と問いたい気分になりました。実際に小林先生は「愛子天皇実現への十五年戦争」を戦ってきており、その背中で示してこられたのであり、これからも命を燃焼して戦い抜く覚悟を示されたわけです。

 「命は目的ではなく手段だ」という考えを明確に打ち出し、それを言葉と行動で示してきた戦後の著名人は、私は三島由紀夫と西部邁だけだと思っています。「まえがき」からは、それに連なる覚悟すら感じられました。三島と西部の思想的な共通点は「皇位継承の女系公認」と「対米独立のための憲法改正」(※小林先生も全く同じ)であり、行動者としては自死(自決あるいは自裁)の覚悟を伴っていたことだと私は考えます。そして小林先生は、愛子天皇誕生時には自分は生きていないだろうけれど、愛子皇太子誕生まで『愛子天皇論』を2発3発4発と打ち出すと仰いました。これも命を手段として使い切る覚悟の表明であることは明白です。

 「まえがき」だけでこれほど感動させられるのは、文面から伝わってくる覚悟が凡百の皇室論とはレベルが違い過ぎるからです。

 ちなみに昨日は劇場で観られなかった「コーダ・あいのうた」の放送がありましたが、「そんなのかんけーねー!」とばかりに読みふけりました。でも、まだ最後まで行ってません。最後まで行ってたら今日は仕事ができないほど脳が「オッパッピー」になったでしょうから(笑)。

1 件のコメント

    京都のS

    2023年6月17日

     そろそろ『愛子天皇論』の感想は「単行本」と「連載」とに分けた方が良いかもしれませんね。

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