愛子天皇論第18回感想:12(magomeさん)

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いよいよ来週火曜日は第19回愛子天皇論掲載のSPA!発売日!それに先立ち、第18回愛子天皇論への感想はどんどん来ています(その12)!


「愛子天皇論」第18回感想です。

書籍「愛子天皇論」の感想はもうしばらくお待ちください。

今回も「漢乃益荒子」の生い立ちに基づき「血統」がテーマとなっていましたね。
より正確に言えば「血統差別」がテーマでした。この回は今後も一生自分と付き合い続ける自分の差別心と向き合い、考える良い機会だと思いながら読み終えました。

そして、自分の内心でまず思い浮かんだのが
「漢乃益荒子の婚約者は仮に駆け落ちしてフランスのパリに二人で渡ったとしても自殺した時以上の絶え無き苦痛に襲われ、内心に劇的な変化、成長がない限り自殺は免れなかったろう」
というものです。

なぜなら、フランスはもちろん、諸外国にも被差別部落と同じか、それ以上の差別が存在し、戦争と同じく人類にとって差別が業となっているからです。

フランスでも当然差別があり、職業はもちろん、人種、そして地方との差別は日本とは計り知れないもので未だに家柄、生まれた地域によって職業、移動、住居は厳しく制限されているとのことです。
地方の人がパリに定住するのは不可能という話はフランス人やフランス在住の人々がよく話していました。

本来差別など、日本国内で酷い目に合った人が国外へ飛び出すと国外の更なる差別に遭遇して日本の良さを思い知る事になる場合が多いのですが、「漢乃益荒子」は幸か不幸か、そのような差別を目にする事も無ければ気が付くことも無かったと思われます。

邦人でも商売上、ほとんどの場合は黙認してしまうだけなのですが。

逆に言えばフランスは反君主制の意見が強く、かつてのポルポトもフランス留学時代に左派では最も過激だったとされるフランス共産党から強い影響を受けていたと言われています。

「漢乃益荒子」は日本で酷い目に合った反動でフランスの過激派よりな左派の人々に扇動されてきた可能性も極めて高いのですが、それはこれからの連載で真実が明るみになるまでは分かりませんね。

欄外で実際に被差別部落という差別を受けて自殺した人について、書かれていたので「差別論」を再読しました。

仮に婚約者を救えなかった事を悔いるならばフランスを含む世界の差別を直視、体験しては差別という戦争と同じ人類の業について深く考えて世界における君主制絶対廃止にでもならない限り皇室にその矢先は向かわないはずなのですが、映画の怪獣と同じで対象が何であれ目を付けたものはなんでも無差別に当たり散らして破壊しようとしてるのがいまの「漢乃益荒子」なのでしょうね。

「ワクチン陰謀論」、「日本軍悪玉陰謀論」、「旧宮家復帰男系男子皇位継承論」、そして皇室に根も葉もない罵声を浴びせるマスコミとそれに便乗する大衆。

「愛子天皇論」は連載が進むにつれて人類が目をそむけたくなる負の部分を深く掘り下げて面白味を交えて表現していくので目を離すことができませんし、自分の内心を見つめ直す事も度々あるので「漢乃益荒子」を始め、登場人物の活躍も決して他人事とは思えなくなります。

次回はどんな展開になるのか、どのように自分の心を深くえぐってくれるのか楽しみにしています。

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