政治プレミアに出た象徴天皇制に関する記事への反応(ただしさん、まーさん)

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当サイトでも、何回か紹介してきましたが、毎日新聞の政治プレミアは、記事として扱う前に、「観測気球的に読者の反応をみる」、という有料記事です。

象徴天皇制 憲法から見た「平成流」の隙間 西村裕一・北海道大学大学院法学研究科教授https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20231227/pol/00m/010/007000c

ただ、この時期、やはり皇室のことはホットな話題であり、特に毎日新聞さんは、集中的にQualityの高い記事を配信されているので、この記事も素早く、12/29日朝刊の4面に”「平成流」と日本国憲法 「おことば」が問うたもの”とタイトルを変えて掲載されました。で、毎日新聞の須藤孝記者のまとめは定評のあるところなのですが、今回の内容の内容については、手放しで良いと言えない部分もあります(その論旨について)。
 これに対して、意見・コメントを送られたという報告が寄せられましたので、以下に紹介していきます。


【ただしさん】
“象徴天皇制 憲法から見た「平成流」の隙間”
との、北海道大学の西村裕一教授へのインタビュー記事を読みました。
 西村教授は、「立憲君主制」をご存知なのか、不思議な感覚に包まれながら読み終えました。
 上皇陛下は、誰よりも「立憲君主」の立場をご理解し、踏襲されてきたのだと思っています。君主として憲法を最大限に尊重しつつ、その制限の中で、ご自身に出来ることを模索され続け、全身全霊を傾け続けてこられたのが、上皇陛下です。
 戦後、他国の人間に書かれた日本国憲法も、皇室典範という法律も、変えられます。そこへ目も向けず、考えも及ばせないのが、西村教授やわれわれ日本国民です。
 陛下としてみれば、最大限の出来得る範囲の中から、やれることをやるしかないと考えるのが当然でしょう。日本国と、皇室を永続させるために。
 日本国民は、陛下の思いに応えるため、皇室をもっと理解しなければいけないと、思いを新たにするきっかけとなりました。
 どうも、ありがとうございました。


【まーさん】

「天皇は民主的決定に一切の影響を与えてはならない」と「上皇陛下のなさりようは否定する気にならない」の間でずいぶん煩悶なさっているようですが、制度を硬直的にとらえ過ぎだと感じます。
英王室には「オーディエンス」という王の意見を聞くがありますが、ひとつの参考として聞き、最後は民主的手続きをとります。意見を言う「君主」が悪いのではなく、責任を持って決められない「国民」に問題があると言わざるを得ません。
また記事は「人権がない」とさらっと指摘されていますが、これは大変重要な視点だと思います。このことは皇室が優雅な「特権階級」ではなく、過酷な「国家への奉仕者」であることを示しています。
私たち国民は皇室の方々に「やっていただいている」という認識をまずは持つべきではないでしょうか。

ナビゲート:「愛子天皇への道」サイト編集長 基礎医学研究者

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