森先生のこれでいいのか「旧宮家養子案」第21弾です。
旧皇族と愛子さま、佳子さまの縁組を、強制したら、どんな悲劇が待っているのか。過去の例をもとに考えてみました。https://t.co/3Q41uj3WuT#皇位継承 #愛子さま
— 森暢平 (@mori_yohey) July 2, 2024
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サンデー毎日:戦前結婚の悲劇を忘れた愛子さまと旧皇族「縁組」案 成城大教授・森暢平
男系継承維持派のなかには、愛子さまや佳子さまと旧宮家で同世代の若者を縁組すればよいと主張する人までいる。戦前、皇族の婚姻相手は、皇族か華族に限られた。望まない結婚を強いられ、戦後、スキャンダルで世を騒がせたケースもある。内親王と旧皇族を結び付ければよいという安直な案は、過去の悲劇を忘れた暴論である。
と始まる今回。前号で紹介された閑院春仁氏と妻の直子氏の結婚後の顛末を書かれています。
当サイトのメールに届きました、ひとかけらさんのこちらの記事への感想を掲載します。
森暢平先生が旧皇族、閑院春仁と直子夫人の結婚生活について紹介した記事です。
大正に結婚した直子夫人は夫婦生活は僅か2年で破綻してたとのことです。戦前の皇族は婚姻の自由は無く家柄で相手が決まってました。
この事例は旧皇族を本人と女性皇族の同意も無しに国民としての権利を有したまま皇室に入れたらどうなるかの実例が有ります。女性皇族が主体的に結婚相手を決め相手男性が皇族としての覚悟を持って婿になるのが戦後のスタンダードになると思います。
ひとかけらさんありがとうございました。
「家柄で決められた結婚」について。
17歳で五摂家の一条家から閑院家に嫁いだ直子夫人。
森先生は
明治後期から大正期、宮家の跡取りとなる男子皇族のすべては、皇族か公侯爵家の娘と結婚した。同等性の原則と呼ばれる婚姻規則により、結婚の範囲が限られたためだ。皇族の結婚は、宮内省の斡旋(あっせん)により、家格がすべてで、当人同士は「アクセサリー」にすぎなかった。
結婚の範囲を限定されて、「家柄」が第一。ダンケーカルトが「~家の方がいる」など簡単に言いますが、当人たちの意思を何も尊重しない結婚はどうなったのか。
〝私は主人に愛されている〟と感じたことは、一度もございません
と暴露する直子氏。実際には春仁氏は一緒に戦地に行った当番兵の西口弘兼と「恋仲」であり、春仁氏は小田原の敷地内に住ませて、次第に西口が閑院家の実権を握っていく。
直子氏にとってはとんでもない話だったと察しがつきます。
その後春仁氏と直子氏は離婚をして、短大設立で接点があり、春仁氏との関係をすべて打ち明けた高橋尚民と再婚されます。
「皇族の結婚はまず家柄を重視」これによって起きた悲劇を、令和の世に繰り返してはいけません。
そんなこと言ってる人たちは、本当に何を守りたいのか。
ひとかけらさんが感想で話されているように、女性皇族の同意もなく、結婚相手を限定して望まない結婚を強いることは、将来禍根を残すでしょう。そんなことがあっていいはずがありません。
森先生の次回作を楽しみにしています。
5 件のコメント
くりんぐ
2024年7月3日
閑院春仁氏の場合問題だったのは、同性愛者であることを隠す為に直子さんという一人の女性の人生を犠牲にしたことです。
男系派は悠仁さまの恋愛対象が女性であることを前提にして、勝手に話を進めています。
ですが、閑院春仁氏のケースがあったように、悠仁さまの恋愛対象が女性とは限りません。
その場合皇統を守るという名目で無理矢理女性との結婚を強いても、閑院春仁・直子夫妻のように体裁を保つためだけの結婚生活を強いることになり、相手の女性の人生を狂わせ、国民の皇室への信頼を地に落としかねません。
もしお子さまがいれば、両親にそんな結婚を強いた国民に尽くしたいとは思えないでしょう。
男系派が愛子さま・佳子さまを旧宮家系国民男性と結婚させたいのは、北朝3代崇光天皇の子孫という旧宮家の男系での遠すぎる血筋を格上げするため。
旧宮家系国民男性で愛子さま・佳子さまと年齢的に釣り合うのは、明治・昭和天皇の皇女がどちらも嫁いでいない賀陽家の方だけ。
男系派は「女系は皇統ではない」と喚いていますが、男系だろうと女系だろうと今上陛下との血筋が近い方が正統であることは、男系派自身が認めていること。
男系派からすれば、今上陛下のお子様である愛子さまの血筋、上皇さまのお孫さまである佳子さまの血筋は、喉から手が出るほど欲しいでしょう。
小室眞子さんと圭さんを破断させようとしたのも、上皇さまのお孫さまである眞子さんを旧宮家系国民男性の結婚相手にするために圭さんの存在が目障りだったからとも考えられます。
ありんこ
2024年7月3日
これが未来へ守られるべき伝統、復活させて続けていくべき伝統とするなんてどうかしています。誰かを自分の管理下に置きたい、他人の人生をコントロールしたい欲求しか見えないです。
SSKA
2024年7月3日
前回の夫婦の話は晴仁氏が一方的に語ったもので実際は既に破綻していたのですね。
今回の記事を読む限り、全く性格の合わない2人を無理矢理古いしきたりで結び付けてしまった結果起こった悲劇としか言い様がありません。
現在の男系派も当人達の一生に関わる重大問題に赤の他人が古い社会を身勝手に良いものと夢想し介入したがる神経が全く理解出来ません。
サトル
2024年7月3日
この記事の内容は、少しだけ知っていました。
なので、暗い山SPA!での記述で「女性皇族げ一般人(民間人)と『どうしても』結婚したい場合」……どうしても……に激しい嫌悪感が募り、また「准皇族」にしてあげることが、「助け船」……と宣うに至っては、クズだな……と思っています。
ひとかけら
2024年7月3日
記事の紹介ありがとうございます。
戦前の男性優位社会を戦後にまで持ち込み当人たちの意思は無視して事を進めるのは愚の骨頂ですね。
これからの女性の地位向上とは男系男子固執派と追随する政治家どもを抑えつけることだと思います。
国民の結束が試されてますね。