愛知県稲沢市で行われた「田島まいこと語る会」に、
たこちゃん、御結美さんと参加させていただき、
三人が質問した部分などを
文字起こししてみました。
はじめに田島議員が石破総理の所信表明に対する論評などをされた後、
たこちゃんさんが質問をされました。
「田島先生の動画を拝見しまして(田島議員より『田島さんで。先生じゃなく』)
『石破首相が核ミサイルをアメリカから借りたらいいじゃないか』
その前には『アジア版NATOを作ればいいんじゃないか』以前、安倍首相がお元気な頃には
集団的自衛権で国会が揉めに揉めましたよね。あれを見ていて、アジア版NATOが
そんなに簡単に出来るというものじゃないのに、何故、石破首相は
『アジア版NATOをやろうと』か、『アメリカの核を借りよう』とか、
そんなに簡単にできるようなものじゃないのに言っちゃうって何なんだろうなと、
動画を拝見していて思いました。どのようにお考えになりますか?」
田島議員「メルマガのメールだけではなく、今、動画編集の発信にも力を入れていまして
見て下さってありがとうございます。これは石破さんの持論『アジアにヨーロッパのような
NATOを作ろう』ということなんですよね。NATOってどういうことかと言ったら、
一国が攻撃されたらそこに加盟している国全部を敵にしたことになるというような枠組みを
アジアで作ろうということなんですよね。もう一つは、アジア版NATOというのは
『アメリカとの核共有ということも、考慮するべきである。核も持つことを検討すべきである』
と書いてあるんですね。何処で書いているかと言えば、9月27日、石破さんが総裁に選ばれた
その日に、ハドソン研究所、アメリカにある保守系のシンクタンク、そこに英語で寄稿しているんですね。
私は13年間、日本語を使って仕事をしてきていなかったので、英語でずっとやってきましたから、
それを国会図書館から取り寄せて全部読みました。中に書いてあることというのは、『北朝鮮とロシアが
軍事同盟を組んで核がロシアから北朝鮮に、核技術が流れている。それに加えて中国が態度を
強硬なものにしていった場合、アメリカの抑止力というのは、きちんと届かないのじゃないのか?
だからこそアジア版NATOが必要で、核を持つことも検討するべきだ』と書いてあるんですね。
その次の週が所信表明演説と代表質問だったんですよ。参議院の本会議場で石破さんが真ん中に座って
自分の所信を表明する。もちろん、外交、安保政策もありましたけれど、ひと言も触れていないんですね。
アメリカの研究所に対しては、アメリカの全国民に対して英語で寄稿しているにも関わらず、
日本の国会ではひと言もそれを話していなくて。国会で話さないのであるならば、シンクタンクに
英語で寄稿するべきではないのではないかと思いましたけれども、話していませんでした。
代表質問でも随分突っ込まれて『何で、話さなかったのか?』っていう風に言われまして、
『一国会議員としての発言と、一総理大臣としての発言は同じではない。だからこそ、
私は総理大臣の立場では、その話はしなかった』っていう形の答弁をされていましたけれども。
私は核共有自体が反対で、一番最初、ウクライナ戦争後に安倍首相に予算委員会で聴きましたから
反対ですし、アジアにNATOのようなものを作ることに対しても反対です。
先日、中国に行ったんですけれども、直前に長崎の領空侵犯が行われていまして、その後に
深圳で日本人の男の子が命を落とされるという悲しい辛い出来事がありましたが、その前後に
中国に党の仕事で行きました。いろいろな高官の方と話をしましたが、言われたのは
『あなたたち国会議員が此処に来たのは五年ぶりだ』という風に言われました。
色々問題があるからこそ、私はしっかり話ができる関係というのを作っておかないと、危険である
という風に思います。実際に首脳会談とかを見ていても、東京や北京でやったりとかは一切、
無いわけですね。今もラオスの方でやっていますけれども、国際会議の時に、サイドミーティングを
一時間やるくらいなんですよ。同時通訳が付きますから、一時間の首脳会談は実質30分しか
話が出来ないわけですね。
そうしたことも踏まえて、課題や困難が沢山あるからこそ、国家のリーダーや政治家というのは
お互いの意見を言い合える関係というのを維持しなければいけないと強く思いました。それが
今の政権で出来ていないということなんですね」
元衆議院議員・岡本みつのり氏到着
(元厚生労働大臣政務官 菅直人第1次改造内閣および菅直人第2次改造内閣)
2021年衆議院選挙で立憲民主党公認で立候補し、自民党長坂康正氏に敗れる。
愛知第9区(津島市、稲沢市、愛西市、弥冨市、あま市、海部郡)の自民党の地盤の固さに苦労されていること、
政務官時代に、国産大豆、国産小麦を生産できるよう力を尽くしたこと、
国民年金保険料の納付についての不備を正したいといったことなどを、熱弁されました。
御一緒した御結美さんからは「愛知万博で、開催に反対していた議員が状況を見て賛成に回ったという
経緯がありましたが、お二人が有権者に説明した上で、立場を変えるということがあり得ますか?」といった
質問をされました。
岡本みつのり氏「私も変えたことがあります。大変申し訳ないけれど、消費税を上げる方に舵を切りました。
賛成票を投じました。政府に入って予算をかき集めるなか、社会保険料の予算が足りないなかで、悩んだ末、
消費税しかないと思って賛成したわけです。ただ、その結果、何が生み出されているか皆さんに知ってもらいたい。
かつて作った法律の一つが「国民健康保険の財政基盤強化法」、国保の財政状況が極めて厳しいなかで、
いわゆる国民健康保険の運用を都道府県単位化したんです。このときの財源に使っています。
それから、子どもの子育て支援、子ども手当のお金などにも、こうしたお金をあてがいました。
こども手当はいろいろご批判をいただきましたけれども、自民党はあれだけ「バラマキ」と言っていたけれども
結局、全員に配ることにしたと。高等教育の無償化だって、こうした財源を使わせていただいていることをもって
経済的な理由で退学する子供が減ったとか、効果を生んでいる政策はいっぱいあります。
確かに消費税は、いまちょっと厳しいです。だから生活必需品は、もう少し下げた方が良いんじゃないかと思います。
つまり政治家というのは、もちろん、言ったことを通すということも必要です。ただその判断の中で
やはりこうするべきじゃないかと思ったときに、それは国民の皆さんに説明をしながら変えてゆく、
その両方が出来なければ、それは機械と一緒ですから。ただ、そのためには信頼がなくてはならない。
『あの岡本さんが言うのであれば、しょうがない』と思ってもらえる大前提は、今のように、
『今だけ、自分だけ、金だけの政治家』だったら、言うことを聞かない、だから自民党の改革は進まないんです。
国民の中に透けて見えているから。『自民党だけ美味しい思いをしているんじゃないかな』こういう政治ではダメだ
というところに、やはり行き着くんだと思うんです。
だから政策が重要だし、残念ながら、状況をみて変えなくてはいけないことが、これからもあると思う。
ただその時には、私は皆さんに、いまはSNSもあるし、質問も受けられるし、そういうなかでやり取りをしながら、
変えさせていただくことはあると思う。
だけど信念として、ずっとやってきていることは、やはり普通に暮らす人たちが如何に幸せになれるか。
そして皆さんの命と健康を守るために何が出来るか。この観念に立って政治活動をやっている。ここはブレませんから。
是非、そういう意味で、ご理解をいただけると有難いし、皆さんからご要望があれば、もしそういうことがあれば
しっかり説明をさせていただきます。是非、信じていただけると、そういう政治家に、これからもなってゆきたいと
思っています。ありがとうございます」
田島まいこ議員「海外で学生をやっていたときに、ひとつ読んで忘れられないフレーズがあるんですが
『自らが変えられるものと、自らが変えられないものを見分ける、判断する力を与え給え』
政治家は、まさにその判断能力が求められている部分があるんじゃないかと思います。自分が寄って立つ信念は
絶対に変えてはいけないと思うんです。例えば私はここに(パンフレット)『平和、子ども、女性を守る』って
書いてますから、やはり戦争に繋がるようなことは自分の信念に反しますから、それは闘わなくてはいけないですよ。
しかしながら、一つ例を申し上げると、いま私は『生殖補助医療』のプロジェクトチームの事務局長を拝命しているんですが
それは自民党さん、公明党さん、立憲、国民、維新、共産、すべての党を含んで動かしている法案なんですね、次の国会で出す。
そのなかで体外受精等の生殖補助医療を、法律婚だけに限定するか、事実婚の皆さんにも権利を認めてゆくかという議論があって
私は事実婚の皆さんもそういった権利を与えるべきではないかと主張しましたが、反対する人たちが沢山いたんです。
その時には、いったん、引っこめています。なぜならば、法律婚の生殖補助医療を法律化すれば、また次の段階で
可能性があると思ったからなんですよ。なので、『これ以外、絶対に変えない』という風に言ったら、やはり政治家の仕事は出来ないと
思います。『妥協のアートだ』と仰る方もいて、そうしないと全部の、全員の政治家を動かして法律は通せませんから。
ただ、その中でも、やっぱり絶対に変えちゃいけないものっていうのがあって、それっていうのは政治家個人の信念や
人格というところに行き着くのかなということを、今、聴いていて思いました」
続いて質問させていただきました。
「先ほど、『今だけ良ければ』という自民党の政治に怒りのお話があったのですけれども、
田島さんが2月に国会の代表質問で『愛子天皇』の話をして下さって、愛子さまのお話を国会でちゃんとして下さる方というのは
本当に田島さん、立憲民主しかないと思うんですけども、岡本さんは、どのようにお考えかというのをお聴きしたいです」
岡本みつのり氏「私は女性天皇は認めるべきだという立場で動いています。そしてこれは、アンケートにも書いています。
だた、女系天皇というと、やはり長い歴史のなかで無いということは、やはり相当程度、慎重に行かなきゃいけないと。
永田町的に言うと、これはなかなか出来ないだろうと思ってます。じゃあさりとて、旧皇族が、皇族復帰するのが良いのか
と言われると、そこも色々、難しいと思います。そういった意味で、本当に悠仁さまに色んな意味でのプレッシャーが
かかることになるんですけれども、だたまあ、現時点において出来るところは限られている。まさに皇室も
少子化なんだと思います。そういう状況の中で、まさに日本の社会の繁栄ですよね。まあ残念ながら、この先、
女系天皇にしなければならないかという、議論をしなければいけないときも来るかもしれません。ただ、現実的に
今の段階で言うと、愛子さまに皇位を継承してもらい、女性宮家が出来て、結果として、いわゆる公務の分担が
出来れば、悠仁さまに対する負荷も大分減ると思うから、こういったことも、やっぱりやってゆくと。
ちょっと自民党とは、そこが違うと思ってやってます」
お二人はお忙しく、記念撮影の後は、すぐに次の場所へ移動。終了後は、秘書の方から
「『小林先生のブログを見て』という福岡と新潟の方から、SPA!が送られてきています」とお話がありました。
「愛子天皇」実現へのロビー活動は、やはり国民の間に広がっているようです。
岡本みつのり氏には、「女性はいいけど、女系はね?」掲載のSPA!をお贈りしたいと思います。
今日も地元愛知県で、皆さんの声を聞いて歩いています。午前中は稲沢市で「語る会」を開催。スペシャルゲストとして、岡本みつのり前衆議院議員 @mitsunori_ok にご登壇頂きました!
— 参議院議員 田島まいこ⭕️愛知県⭕️元国連職員 (@maiko_tajima) October 12, 2024
裏金問題、アジア版NATO、年金、愛子天皇と皇位継承など、縦横無尽に語りました。皆様、ありがとうございます🍁🍁 pic.twitter.com/sQtELbfmYw
文責 愛知県 まいこ
2 件のコメント
まいこ
2024年10月16日
投稿採用とコメントいただきありがとうございます。
当日は、岡本みつのり氏がいらっしゃることは存じ上げなかったのですが、田島麻衣子議員に国会で愛子さまのお話から皇位継承問題に繋げて問い質して下さったことへの感謝と、立憲民主党の男系派の議員を「愛子さましか勝たん!」にしたいという趣旨での質問は、辛うじて出来ていたように思います。
岡本みつのり氏にはSPA!をギフトメッセージ付きで早速、お贈りしたところ、配達完了の連絡がAmazonからありました。「女性はいいけど、女系はね?」掲載のSPA!、男系か女系かという些末なところでフラフラしている立憲民主党の方は多そうなので、衆院選候補者にお贈りするのは有効であるように思っています。
mantokun
2024年10月13日
まいこさん、ものすごい精密な文字起こしありがとうございます。たこちゃんさん、御結美さんもお疲れ様でした。
私はまだ田島議員の動画を拝見できていないので昨夜の配信で小林先生が、「考えが違うところもあるけどそれは仕方ない」とお話しされていた部分について、このことかと腑に落ちました。
しかし、石破首相の米国向けのご機嫌伺いのような行動を、国民にはまるで隠すかのような姑息な態度は看過し難いものであり、そこをすかさず突いている田島議員は非常にクレバーな方ですね。愛子さまのお名前をきちんと出した上で、皇位継承問題を追及してくださった点に関しても、尊皇心と共に核心を見抜く怜悧さをお持ちなんだなと思います。
また、「愛子天皇論」を基軸にしたロビー活動が着々と広がっていることもお知らせくださり、感謝いたします。皆さま、本当にありがとうございます。