西田昌司議員の事務所に愛子天皇論と手紙を送りました(京都のSさん)

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京都のsさんからのロビー活動報告です。

 以下のような文章を構文・要約・記述し、雑誌から切り離した「ゴーマニズム宣言247章」と共に西田昌司議員の事務所に送りました。今度は西田氏の似顔絵付きだったのでロビ活しました。西部師匠の弟子へのロビ活は私がかな?との思いです。で、今度も絶対もらいたくない量と内容の手紙です(笑)。

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 西田昌司先生、再び目を通していただきたい漫画作品があり、送付させていただきました。「週刊SPA!・10/15・22合併号」に掲載された「ゴーマニズム宣言(愛子天皇論)247章・女性はいいけど、女系はね?」(小林よしのり著)です。

 冒頭で小林先生は、故安倍晋三元元首相のお気に入りだった高市早苗氏の「女性天皇に反対しない、女系天皇に反対しています」発言を例に挙げ、同様の発言をする国会議員が与野党を問わず多いと描き、その中に西田昌司先生の似顔絵もガッツリ出てきます。そして小林先生は、「女性はいいけど、女系はね」発言は女性天皇を支持する90%の国民(共同通信調べ)と男系カルト議員(統一教会や神政連の意を酌む売国派)の両方の顔色を窺う便利な言葉だと斬って捨てます。「『男系男子限定』も『女系天皇容認』も極論…『女性はいいけど、女系はね』が真ん中」と思わせる戦略は、中庸を好み、3択では間の選択肢を選ぶ日本人にはウケるでしょうが、それが果たして保守思想でしょうか?故西部邁先生の弟子である西田先生には釈迦に説法でしょうが、師匠なら「足して2で割るような行き方は保守ではない」「時処位の変化に応じて平衡を取るのが保守だ」と仰るのではないでしょうか?

 また、本章で小林先生は「女性天皇と女系天皇を区別することは無意味」だと言いますが、その理由として「男系女子の愛子様は天皇に成っても良いが、愛子天皇の子からは女系になるからダメ」という態度は、愛子天皇を中継ぎ扱いする不敬に加え、次の悠仁天皇に男子が産まれなければ皇統断絶の危機という現状に全く対応しない逆賊的態度だからです。

 さらに、明治期に『皇室典範』が制定されるまで我が国の皇位継承ルールとして機能していた『養老令』の「継嗣令」には「女帝の子(女系)も亦同じ」という原注が付いており、明治典範制定の際に「男系男子」に限った理由は「男尊女卑の慣習が人民の脳髄を支配している我が国で、女帝が認められないことは言うまでもない」(島田三郎→井上毅)というものでした。つまり女性天皇や女系天皇を認めない唯一の理由は男尊女卑です。また、明治期の日本人の脳髄を男尊女卑が支配していた理由は、約260年(江戸期)もの長きに渡り通用していた儒教的倫理のせいであり、それが統一教会(儒教とキリスト教が合体したカルト集団・教義として反日を掲げる・選挙活動を支援しつつ政策に決定的な影響を与える)や神道政治連盟(神道と朱子学が習合した垂加神道の影響を残す神道界の団体・日本会議や経済団体と連動して政治家を支配)で強化されたから、政治家の脳髄は一般国民よりも強固に男尊女卑観念に支配されているのだと私は考えます。

 さて、『日本人と武士道』(スティーヴン・ナッシュ著・西部邁訳:実は西部先生の著作)には、女性の社会進出を快く思わない、「女性というただそれだけの理由で差別するような男」に対してナッシュ(西部)氏は「バカジャナカロカ」と罵倒する記述があります。つまり師匠は男尊女卑など全く好んでおられません。

また、江戸期(近世:婚姻の形は嫁入り婚)の儒教文化(家系の継承は男系)ばかりを見て、縄文期~古代(通い婚)・中世(婿入り婚)までの重層的な日本文化(家系の継承は双系)を捨象する行き方は「墓石で投票」(GKチェスタトン)すべき死者の声を聞こうとしない態度であり、そのような人物が保守を気取って「時効」(Eバーク)を訴えても無意味です。

 さらに、以前の手紙でも伝えましたが、かつて西部邁先生は「女系女子にも皇位(継承を)認めよ」という一節を含む論考を産経新聞の社説とも言うべき「正論」欄に載せておられました( https://nippon.zaidan.info/seikabutsu/2003/01291/contents/207.htm )。つまり男系女子だけでなく女系女子も皇位を継承できる制度に改めることが西部師匠の遺志だと思われないでしょうか。

 縷々述べてきましたが、西田先生、どうか同封した漫画作品を何度も読み返し、以上のようなことに思いを致し、そして実際に行動に移していただければ、一人の尊皇国民として非常に有難く思います。また、もし自由民主党が下野した場合も、皇室を重んじる真正保守として、「与党(立民)の政策には何でも反対」ではなく、皇族方と日本国のためになる政策なら是々非々で賛成に回っていただきたく思います。そうしたバランス(平衡)の取り方こそが真正保守の態度ではないかと私は考えます。どうか宜しくお願い申し上げます。  

 京都市在住の一有権者・○○

京都のSさん、ご報告どうもありがとうございました。
自分の顔が入ったゴー宣愛子天皇論を、西田議員はどう読むのでしょうか。
「女帝の子も亦同じ」この言葉の意味を、明治に制定された男系男子継承を本当によく考えてほしいです。

皆さまのロビ活、皇統クラブ活動を教えてくださいね!

1 件のコメント

    ちぇぶ

    2024年10月19日

    男系派への皇統クラブ活動は素晴らしい!ガンガン議論していこう!

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