
「高度でかつ繊細な技術を要する皇室のティアラは、日本の宝飾職人にとっても学ぶことが多く、次の世代の職人に技術を伝えるチャンスです。ぜひ愛子さまには、新しいティアラを作っていただきたいと思っています」
そう語るのは、女性皇族のティアラと宝飾品を製作してきた1969年創業の宝飾工房「アトリエマイエドール」代表の大倉仁さんです。https://www.okurado.co.jp/salon/
明治以降の皇室において、宮殿行事など公式な場における正装は洋装とされ、ローブデコルテに宝冠の「ティアラ」と首飾りなど5種の宝飾品と、勲章が女性皇族の正装とされています。宮妃は結婚、内親王や女王方は成年を迎えるタイミングでティアラとイヤリング、首飾り、左右の腕飾り(ブレスレット)、勲章をつける大綬(だいじゅ)留めのブローチを合わせた5種類の宝飾品をそろえます。皇后のティアラが日本製になったのは、大正時代に製作された「皇后の第二ティアラ」からで、皇室に納めたのは、宝飾大手の御木本(現・ミキモト)です。平成に入ると、ミキモト以外の工房も製作に加わるようになり、それまで随意契約だったティアラの発注が、2003年に成年を迎えた三笠宮家の次女の瑶子さまから、和光とミキモトを中心とした指名競争入札に変わりました。和光が受注したティアラ(宝冠)と首飾りなどの宝飾品の製作を担当したのが「アトリエマイエドール」で、2011年には、秋篠宮家の長女、小室眞子さんのティアラも手掛けています。
通常の宝飾品ではできない細工や装飾、デザインが施される皇室の宝冠と宝飾品の製作は、緊張の連続だといいますが、一方で、それは工房にとっても貴重なチャンスで、職人たちへの技術の伝承という意味合いも大きいといいます。
日本の職人が皇室のティアラ製作に携われる現実的なチャンスは、愛子さまが、ティアラを新調するときです。25年度予算案にも愛子さまのティアラ製作の経費は計上されておらず、製作の目途は立っていないようですが、大倉さんは愛子さまのティアラの新調の機会が来るのを切に願っているそうです。
大倉さんには、愛子さまの立太子が決まった折に、「皇太子のティアラ」を手がけて頂きたいと切に願います。
3 件のコメント
ダダ
2025年1月2日
いまだにティアラの予算を確保していないのは、宮内庁の怠慢ではないでしょうか。
愛子さまのティアラは、インスタなどの広告費よりも重みと意義があるはずです。
まいこ
2025年1月2日
素敵な記事の御紹介ありがとうございます。
「アトリエマイエドール」HPやアエラの元記事の写真も美しくて、
ティアラ製作となれば、日本中が沸き立つ様が見えるようです。
https://dot.asahi.com/articles/-/245711?page=1
日本の文化の継承もなされるティアラ製作、
愛子さま立太子の日が待ち遠しいですね。
ひとかけら
2025年1月2日
女性皇族の頭と首に負担をかけないようにティアラに細工を施すという姿勢は人を思いやる素晴らしい心だと思います。これからも技術の継承を続けてほしいです。