文字起こし 皇位継承に関する全体会議と、その見解について 2025.1.31

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与野党協議後に共産党の塩川鉄也議員が記者会見に応じた模様がYouTubeにアップされています。共産党の皇位継承への見解と共に、31日の会議の模様と今後、議論が如何に進むのかが伺える内容でしたので文字起こしてみました。

共産党 塩川哲也国会対策委員長:今日は皇室典範、元々、今回の皇位継承の全体会議についてということで今日はありまして、正副議長からの挨拶があり、そういった中で、今後の進め方についてということでの提案があり、それについて各党の発言者がそれぞれ発言をしたという形です。

この間、元々、天皇退位特例法の時の付帯決議に基づいて、皇位継承の問題、女性宮家の問題について、政府に対して検討を求め有識者会議を踏まえての今回の検討だったわけですけれども。しかし実際にその有識者会議の報告そのものがこの付帯決議の中身に沿ったものになっていないという点を、私たちは指摘をしてきたわけであります。

今回、正副議長の方から、今後の進め方ということで提案があったのは、多くの党で合意できる内容もあるけれども見解が分かれている、議論が尽くされていない。そういう論点に絞って議論をしていきたいということで、2、3月で複数回の議論を行っていきたいと。

その論点ということでは、昨年に正副議長が取りまとめた中間報告ですね。そのところで取り上げられている有識者会議にも書かれている第1案の女性皇族の婚姻後の皇族の身分保持について。第2案の皇統に属する男系男子を養子に迎えることについて。こういったことについての議論を進めていくと。これについて自由討議を行っていく。

その上で、額賀議長の方からは、この常会中に結論を出せるように、ご協力をという話があったところです。

これに対して各党から意見もあったわけですけれども、我が党からは、小池書記局長からの発言がありまして、「そもそもこの全体会議の進め方について、昨年の通常国会でも申し上げてきたところですけれども、この各党各会派の意見を聞く前から、議長の側がこの政府の有識者会議の報告に沿って、主な論点というものを作って、その論点に沿って議論をして結論を得るというやり方を進めてきた。これについては極めて強引なやり方ではないのかと指摘をしてきた」ところ、改めて、その点について小池書記局長の方から述べたところです。

ですからそういったことを問題にしながらも、結果、今回の全体会議においてもこのような論点に限定をしてやろうとしていることについては、同意することはできないということを申し上げたところです。

それは、正副議長が示された論点、すなわち政府の有者会議の報告については、天皇は男系男子によって継承されるべきということが不動の原則になっているということです。私たちは憲法の規定に照らせば、多様な性を持つ人によって構成されている日本国民の統合の象徴である天皇を男性に限定する合理的理由はどこにもない女性だから天皇になれないっていうのは男女平等を掲げる憲法の精神にも反するということを述べてまいりました。

女性天皇を認めることは日本国憲法の掲げるこの条項とその精神に照らして合理性を持つと考えており、女系天皇についても同じ理由から認められるべきだという風に言っております。

国会の付帯決議が安定的な皇位継承を確保するための諸課題、女性宮家の創設等について検討を行うということを求めていたわけであります。それなのに有識者会議の報告が、なぜ男系男子を不動の原則としたのか。こういう点についても女性宮家、女性天皇、女系天皇についても正面から検討すべきだということを申し上げたところです。各党それぞれ意見、述べられたところですけれども、それを踏まえて、最後に正副議長の方からは、今日の意見も踏まえて相談をして今後の会議の進め方については連絡をしたいということで終わったところです。

質問:今日、冒頭の方では、女性皇族の話と男系の養子の話を絞って、常会中に結論を出したいという提案があったものの、共産党として、今おっしゃったようなことを意見を、あの場でおっしゃって結論としては最初の提案については合意したわけじゃなくて、今日の意見を踏まえて今後の進め方がまた連絡がくるという・・・

塩川議員:そうですね

質問:今日の会で何か一致できたこととか、内容でも進められたりしたことはあったりしましたか?

塩川議員:今日のあの進め方そのものが、今後の進め方についてご意見を賜りたいというお話でしたので、それぞれ意見を述べて、それを引き取ってと、今後は改めて連絡します、というところです。

日経新聞:正副議長側から提案のあった通常国会のうちに結論を目指すというような趣旨の発言は、正確には額賀議長が御発言を

塩川議員:そうですね。

日経新聞:御党も必要性を訴えられている、いわゆる女性宮家の創設とか女性天皇の是非というところについては、何か議論はあったんでしょうか?

塩川議員:今日は今後の進め方ということでの意見を求めるという形でしたので、実際にどういう中身をやるかといったことについてまでの議論になっていないということです。

日経新聞:その論点についての進め方は正副議長の方から言及がなかったということですか?

塩川議員:それはないです。ですから先ほど申し上げたような去年の正副議長の中間報告に沿ったご提案があったので、それには同意もできませんね、ということで我が党の立場を述べたということですね。

共同通信:議長サイドは最初、提案があったようなやり方で、やっぱりやりましょうという風に提案があった場合は、共産党としてはその会議には出席をして発言をするのか、それとも出席を拒否するのかという点と、常会中にという期限を区切った議論のあり方については、どういうお考えを持ちでしょうか。

塩川議員:今後の運営の進め方について、基本は私たち、付帯決議に基づいて我が党の立場も踏まえた議論を行っていく。そういう意味での根本的議論を求める立場から、しっかりとした議論の場には参加をしていきたいと思っております。そうしますとやはり、根本的な議論を行うっていう場合に、やはりこれまでそれをしてこなかったわけですから、改めてそれを行うという点で言えば、期限を切ってということではなく、しっかりとした議論の場を作って、やっぱり国民の声にも答えた結論を出していくという取り組みが必要だと考えてます。

有識者会議の報告そのものがこの付帯決議の中身に沿ったものになっていない
各党各会派の意見を聞く前から、議長の側がこの政府の有識者会議の報告に沿って、主な論点第1案の女性皇族の婚姻後の皇族の身分保持 第2案の皇統に属する男系男子を養子に迎えるというものを作って、その論点に沿って議論をして結論を得るというやり方を進めてきた。これについては極めて強引なやり方
今回の全体会議においてもこのような論点に限定をしてやろうとしていることについては、同意することはできない
政府の有者会議の報告については、天皇は男系男子によって継承されるべきということが不動の原則
日本国民の統合の象徴である天皇を男性に限定する合理的理由はどこにもない女性だから天皇になれないっていうのは男女平等を掲げる憲法の精神にも反する
女性天皇を認めることは日本国憲法の掲げるこの条項とその精神に照らして合理性を持つと考えており、女系天皇についても同じ理由から認められるべき
国会の付帯決議が安定的な皇位継承を確保するための諸課題、女性宮家の創設等について検討を行うということを求めていた
有識者会議の報告が、なぜ男系男子を不動の原則としたのか
女性宮家、女性天皇、女系天皇についても正面から検討すべき

共産党の見解は、付帯決議に照らしても、疑問点は見られないように思います。

天皇の退位等に関する皇室典範特例法案に対する附帯決議

一政府は、安定的な皇位継承を確保するための諸課題、女性宮家の創設等について、皇族方の御年齢から しても先延ばしすることはできない重要な課題であることに鑑み、本法施行後速やかに、皇族方の御事情 等を踏まえ、全体として整合性が取れるよう検討を行い、その結果を、速やかに国会に報告すること。

 二一の報告を受けた場合においては、国会は、安定的な皇位継承を確保するための方策について、「立法 府の総意」が取りまとめられるよう検討を行うものとすること。

三政府は、本法施行に伴い元号を改める場合においては、改元に伴って国民生活に支障が生ずることがな いようにするとともに、本法施行に関連するその他の各般の措置の実施に当たっては、広く国民の理解が 得られるものとなるよう、万全の配慮を行うこと。 右決議する

安定的な皇位継承を確保」するための「付帯決議」に沿っていない「第1案の女性皇族の婚姻後の皇族の身分保持」「第2案の皇統に属する男系男子を養子に迎える」という「皇族数の確保」に限定された「有識者会議の報告」。

多くの党で合意できる内容もあるけれども見解が分かれている、議論が尽くされていない
2、3月で複数回の議論を行っていきたい
それぞれ意見を述べて、それを引き取ってと、今後は改めて連絡
「今日は今後の進め方ということでの意見を求めるという形でしたので、実際にどういう中身をやるかといったことについてまでの議論になっていない

これまでは、各党が議長に意見を述べるに終始し、議論(互いの意見を述べて論じ合うこと)には至っていなかった模様なので、今後は「付帯決議」に基いて「広く国民の理解が 得られるものとなるよう」に、各党各会派間で、しっかりと論じ合っていただきたいです。

「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ

3 件のコメント

    宜しければご教示下さい

    2025年2月2日

    「共産党」と言う色眼鏡で見なければ、扱く真っ当な意見だと思います。
    立憲民主がこれを堂々と主張できない事が問題であり、課題です。
    「付帯決議」の早期実行、是こそが争点になるべきです。

    こん

    2025年2月2日

    男系固執思想の面々はこの共産党の見解に対して、ロジカルに反論できるのでしょうか。できるのであればぜひ聞いてみたいです。
    きっと「共産主義は危険だ」とか「天皇制廃止論者でしょ」といったことしか言えない。絶対に不可能だと思います。
    共産党が言っていることは、どこからどうみても論理的に正しい。
    これを立憲民主党が言えば、世論は確実に動く。

    野田さん!

    ダダ

    2025年2月2日

    文字起こし、ありがとうございました。
    自民党より共産党の方が本質と法論理を理解していますね!
    有識者会議報告書は令和版を破棄して平成版を採用する。これを国会議員に求めていきたいと思います。
    (平成版がお蔵入りになった公式記録なし。)

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