
映画「#真相をお話しします」をご覧になった方は居られるでしょうか?
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視聴者参加型の生配信チャンネル「#真相をお話しします」は、話題になった事件の当事者が未だ報道されていない真実を語り、視聴者の歓心を買うことができたら「投げ銭」を得られるシステムです。カテキョ(綱啓永)・ミーコ(福本莉子)・警備王(桐山貴之:菊池風磨)という3人のスピーカーが「惨者面談」「ヤリモク」「三角奸計」というタイトルの暴露話を語り、それぞれ300~500万円を得ました。この時点でリアタイ視聴150万人が達成されたため、MCのサテツ(岡山天音)は「『#真相をお話しします』の真相」に移り、「ふるはうす☆デイズ」に関する復讐を開始しました。そのスピーカーは警備室で桐山の隣に居た鈴木(大森元貴)でした。
「ふるはうす☆デイズ」とは、長崎県の離島に暮らす渡辺珠穆朗瑪(チョモ:潤浩)・桑島砂鉄(サテツ:小谷興会)・安斉口紅(ルー:泉有乃)の3人を親たちが長期に渡り隠し撮りして配信し、視聴者から投げ銭を稼いだキッズ系動画配信チャンネルです。チョモに好意を寄せる地元の同級生・凛子(小八重葵美)が隠し撮りに気付いたと知るとルーは凛子を殺害し、その死は転落事故として処理されました。鈴木(チョモ)は余命1年の宣告を受けたことを切っ掛けとして復讐のためにサテツと「#真相~」を開設したわけです。最終スピーカーの鈴木は経緯を語ると、カテキョとミーコの本名・住所・カード番号を晒しました。さらにルー(中條あやみ)を登場させてボーガンを向け、ルーを殺して自分を守るか、自分の個人情報を全世界に公開するかの選択を警備王に迫りました。また、同じ選択を多くの視聴者(スピーカーになろうと集まった人は既に個人情報を握られている)にもさせました。そうなのです。
チョモとサテツの復讐は無責任に面白がったり安全圏から批判コメントしたりする全てのネット民に向けたものだったのです。
さて、ここで「ふるはうす☆デイズ」で撮られた3名は、常に一挙手一投足が注目され、無責任な批判にも晒される皇族方が比定されます。この「皇室☆デイズ」を好奇の目で見たり批判コメントを書き込んだり自分の思い通りに事態を動かそうと考えたりするネット民や言論人や政治屋は全個人情報が晒されて然るべきだろうと感じました。
文責:京都のS
1 件のコメント
京都のS
2025年5月9日
掲載ありがとうございます。久しぶりの映画評です。まぁドラマ評はしょっちゅうやってますが(笑)。
さて、「そうなのです。」と「チョモとサテツの復讐は~」の間の改行は間違いです。訂正をお願いできますでしょうか?