安定的皇位継承について、「歴史人( 朝日放送グループホールディングス 関連会社の出版社・株式会社ABCアークから発売されている 雑誌)」が論考を掲載、ヤフーニュースになっています。
なぜヨーロッパは女性君主が立つのか? 日本が女系天皇・女性天皇を排除した「根拠」とは?【ヤフーニュース】
概要
・日本における「男系男子」のはじまりは明治の皇室典範
・皇位継承を男系男子に限定したのは、
①男尊女卑が露骨な儒教の影響
②明治政府が男性原理に支配されたドイツ帝国の母体となった軍事国家プロイセンを模範に仰いだこと
・プロイセンが帝位継承を男子に限定した根拠は、女性君主を厳しく禁ずる条文があると解釈されてきた6世紀に成文化されたサリカ法典
・最近、10世紀のヴァイキングの首長墓が女性君主のものと判明
・書物や文書は手書きで歴史の改鋳や抹消がなかったとは言い切れないため、
プロイセンの根拠と論理は相当無理がある
義江明子(歴史学者 古代史)氏が著した「女帝の古代王権史」にも「弥生後期から古墳前期には列島各地に男女の首長がいたこと、女性の首長の割合は三割から五割であることがわかっている」とされています。
古今東西、皇位継承を「男系男子」限定にするなど、相当に無理があり、行き詰まるということですね。
「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ
5 件のコメント
ダダ
2025年8月7日
>男性原理に貫かれたカトリックの価値観に照らし、歴史の改竄や抹消がなかったとは言い切れず
日本に置き換えると、古事記と日本書紀を完全無欠な正史とみなすのは危うい、ということですね。
古来例外なく男系継承が維持されてきた、という歴史の改竄を目の当たりにして憤まんやるかたないです。
mantokun
2025年8月6日
興味深い記事のご紹介ありがとうございます。どこの王室も、王統確立まではカリスマ性や統率力など、性別とは無関係の個人の実力に依拠する以上、女性君主の存在は驚くべきものではなく、むしろ自然なことだったのだと思いました。その後、王統維持のため社会制度が確立していくにつれ、宗教も含めて社会全体が男性原理にシフトし、男性君主の割合が増えていく。当時はそれが理にかなっていたし、側室や妾もいて庶子継承も認められていたから、男系や男子に限定しても継承が可能だっただけの話なんですよね。
今現在、世界に残っている王室は国民からの支持あってこそ成り立つところがほとんどです。すなわち、より直系に近い場所で生まれ育つことで自覚される責任感、身につく気品こそが王に最も必要な資質となるため、女性君主が増えるのは必然の理です。
自覚も責任感もなく俗世間で育った一般人男性をインスタントに外から連れてきて祭り上げさえすれば皇室は安泰なんて馬鹿な発想してるのは、日本の自称保守と国会議員だけでしょう。そもそも国民は男性天皇だから皇室を敬愛してるわけじゃないことすら理解できてない。
「男系男子継承が世界から尊敬されてるという幻想を捨てろ!そんなもん尊敬されてないから!愛子さまを民間に降嫁させて一般国民男性を皇族になんかしたら世界に恥晒して日本が侮蔑されるだけだから!」と、男系派の耳元で拡声器で怒鳴ってやりたい。
サトル
2025年8月6日
やるな「歴史人」!
じわじわ攻めてきている。
マニアックな読者が購読層に多いからではあるが、じわじわ攻める姿勢は評価したい。
以前販売していた冊子と齟齬が生じるのも、わかった上で発行しているのが、何より善いこと。
SSKA
2025年8月6日
明治の高官達は大半が武士やその子孫であって、平等の理念の下で身分を撤廃し国民を育てる近代化の時代の中で侍の意地を残さねばと言う動機が大変強かったのでしょう。
しかし大東亜論で描かれた通り江藤前原西郷と言った真の魂を持った人達を保身や利益の為に弾圧粛清し死に追いやり勢いを削いで生き残ったのが明治政府なので、欧化政策同様に天皇の精神も強者に媚びる歪んだものとして捉えられ、朱子学の特に差別の部分が新旧の典範に残され現代に悪影響を及ぼしているのが男系主義の実体だと解釈しています。
突撃一番
2025年8月6日
10世紀のヴァイキングですら、女性首長がいたんだね。日本の皇室典範は、海賊以下の男尊女卑って事か。
少しはボア・ハンコックとかビッグマムの海賊団を見習ったらいいわ。
少なくともビッグ・マムの方は、明らかに「女系」以外の何物でもないから。