成年式に際し、安定的皇位継承についてTBSサンデーモーニングが取り上げ、動画がアップされました。
文字起こしでもお伝えします。
皇族方が待つ大広間に入られた悠仁様。この時頭につけていたのは未成年用のものです。そして始まったのが加冠の儀。燕尾纓(えんびのえい)と呼ばれる長い装飾具がついた青年用の冠を初めて身につけられました。
悠仁さま「青年皇族としての自覚を持ち、その務めを果たしてまいりたいと存じます」
男性皇族のみに行われる成年式は実に40年ぶり。父、秋野宮さま以来です。
これは40年前、秋野宮様の成年式。今回と同じ儀式が行われていましたが、この時代、今と大きく違うのは男性皇族の人数です。当時、皇位継承者は最年少の秋篠宮さまを含め9人。それが今や悠仁さまを含め3人となっているのです。
2001年、愛子さまが誕生しましたが、皇室典範の規定で皇位を継げるのは男性のみです。新たな皇位継承のあり方を検討するため、2005年、小泉内閣は有識者会議を設置。女性天皇や女系天皇を容認する報告書がまとめられました。
女性天皇とは女性の皇族が天皇になること。女系天皇とは皇族の母親と皇族ではない父親の間に生まれた子供が天皇になることです。
小泉総理(当時)「ま、それは賛否両論のある中での民主主義ですから、十分審議して大方の国民のご理解を得られるようにしたいと」
報告書を受けて小泉総理は皇室典範の改正を目指す方針を表明。しかし翌年、悠仁さまが生まれると
小泉総理(当時)「しばらく静かに見守るのがいいんじゃないでしょうかね」
-つまり改正を急ぐ必要はないとお考えですか?
小泉総理(当時)「そうですね。じっくりと」
その後、議論のポイントは女性天皇や女系天皇の是非ではなく、如何に皇族の数を維持するかに移ります。
現状では女性の皇族が結婚すると、皇籍を離脱することになっているので、2005年には紀宮さまと呼ばれていた今の天皇陛下の妹、黒田清子さんが皇室を離れ、最近では…
眞子様「私たちにとって結婚は自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択でした」
悠仁さまの姉も皇室を離れて小室眞子さんとなっています。
皇族が減り続ける状況を受け、去年からは衆参両院の議長や各党の代表者らが安定的な皇位継承のあり方について議論を始めましたが…
額賀福志郎衆院議長「女性皇族の配偶者あるいは子の身分とかですね、皇統に属する男系男子の養子縁組について、意見が分かれたところがあったと」
今年の通常国会でも議論はまとまりませんでした。
膳場貴子(ぜんば たかこ)アナウンサー「男性の皇族が少ない皇室の現状を改めて見てみましょう。杉浦さん」
杉浦みずきアナウンサー「こちらが現在の皇室ですが、圧倒的に女性が多いことが分かります。皇位継承権を持つ男性は秋篠宮さま、悠仁さま、それに上皇さまの弟、常陸宮さまの3人です。
2005年には政府の有識者会議で皇位の安定的な継承を維持するためには、女性天皇、女系天皇の道を開くことが不可欠と結論付けられていました。ただ皇位継承権を持つ悠仁さまが誕生した後は女性天皇、女系天皇を巡る議論は進んでおらず、皇族の人数をどう維持していくかといった方向に議論がシフトしていきました。
去年から始まった与野党協議では主に2つの案を基に意見が交わされています。
1つは女性の皇族が結婚した後も皇室に残る案。この案では女性皇族の配偶者や子供も皇族とするのかなどを巡って意見が一致していません。
もう1つは戦後に皇室を離れた11の旧宮家の男系男子を養子として皇室に迎える案。ただこの案で対象となる旧宮家は現在の皇室との血縁関係をたどるには、室町時代の後花園天皇の弟まで遡るので、この血縁関係の遠さなどを巡って議論がまとまっていません」
膳場氏「はい。室町時代まで遡るってなかなかですよね。現行の制度だと皇室の維持すら難しくなってしまうってことはもう一目瞭然だと思うんですけれども、なかなかこれは拙速に結論を出せる問題ではない。元村さんに伺いましょう。どう考えてったらいいんでしょうかね」
元村有希子氏(もとむら ゆきこ 同志社大学特別客員教授 毎日新聞社客員編集委員 ジャーナリスト 専門は科学コミュニケーション)
「2005年のね、結論、ある意味、画期的に踏み込んだわけですね。それまでタブーだとされていて、あまりそういう話はねっていう感じだったところに、踏み込んだわけです。
あれから20年ですよね。もうね、つまり成年されるぐらいですからね。20年間、じゃあなんで置いといたんだろう。つまり国民のその機運をね、醸成しようっていう、元々そういう気持ちで置いといたんだったらいいんですけども、進んだのは結局、皇族が減ってしまうこと。気がつけば女性が増えている。女性が、いわゆる世間でいう適齢期を迎えて結婚したら出ていくっていうルールのために、いなくなっていくっていう現状ですよね。
一方で、皇族ってやっぱりこうやって報道で見ると、いろんな儀式が分かったり、誰それさんがあそこに行って綺麗な洋服着てるって、要するに国民との距離がすごく近くなっているっていうのもありますよね。最近はInstagramですか。SNSも始めて、そういう意味での身近さは増しているわけです。
つまり、ここで国民投票をしろとは言いませんけれども、やっぱり皇室の位置付けが2025年時点でどういう風に変わっているか、それに対して必要なスタッフというか人数はどれぐらいなのかで、そしたらそのための人員をどう確保するかっていうのは自ずと分かってくるわけですね。これもまた政治の不作意というか、自分のやってる時に色々面倒なことは嫌だっていう気持ちも働いてるんだろうと思いますけども、一刻の猶予もないっていうことは改めて確認しておきたいと思います」
『愛子天皇論3』は、TBSにもお届けいただいています。
成年式を契機として、安定的皇位継承についての方策を、一刻の猶予もなく講じなければならないという認識は、新聞のみならずTV局にも伝播しているようです。さらなる報道を期待します。
「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ
2 件のコメント
ダダ
2025年9月10日
意見投稿しました(`・ω・´)ゞ
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YouTubeで 『悠仁さま「成年式」男性皇族のみ実施で40年ぶり』を視聴しました。
上皇陛下の生前退位から何も進展していない皇統問題を取り上げて頂いたことに感謝します。
番組でも取り上げた平成17年有識者会議報告書では、今後、皇室に男子がご誕生になることも含めて皇位の男系継承を安定的に維持することは極めて困難であり、女性天皇・女系天皇への途を開くことが不可欠と結論付けています。
世論調査では国民の70~90%が女性・女系天皇を支持していることから、この結論は国民の支持・理解が得られるもので、これ以上議論の余地はありません。
政府、自民党が違憲違法となる養子案の立法化・制度化を進めようとしていることが致命的な錯誤で、憲法尊重擁護義務を持つ国会議員がそれに同意していることが信じられません。
愛子さまを皇太子・天皇として認めたくない男尊女卑感情を持つ国会議員が、安定的な皇位継承を妨害しています。
このことは社会の公器である報道機関によって広く周知されるべきだと思います。継続的な報道を期待しております。
たみちゃん
2025年9月10日
素晴らしい記事のご紹介ありがとうございます。YouTubeを視聴して、TBSさんに感謝のメッセージを送らせて頂きました。YouTubeにもコメントさせて頂きました。動画の内容素晴らしかったです。かなり踏み込んでくれているので驚きましたし、感慨深いものがありました。愛子さま立太子に一歩近づいたのでは、と思いました。他の局も続いて欲しいです。