聖武天皇ゆかりの歌を引き初の女性総裁へ【中日新聞・東京新聞】

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高市氏が総裁選の所見発表演説会で詠じた歌について、中日新聞と東京新聞がコラムで伝えています。

<高円(たかまと)の秋野のうへの朝霧に妻呼ぶ牡鹿(おしか)出で立つらむか>【中日春秋・筆洗】

たかまとの あきののうへの あさぎりに つまよぶをしか いでたつらむか
万葉集にある大伴家持(おおとも の やかもち)の歌で、「高円山の秋野にたなびく朝霧の中に妻を恋しく思って鳴く牡鹿が出てきていることだろう」。寂しい心情を歌っている。シカのオスは秋になるとメスにアピールしようと高い声で鳴くが、いにしえの日本人はその声に秋の寂しさや哀愁を感じた

冒頭の歌を引いた理由はもうお分かりか。自民党総裁選は決選投票の結果、高市早苗さんが当選した。総裁選の所見発表演説会で高市さんが朗々と詠じたのが、その歌である。シカの鳴く寂しい秋ではなく、喜びの秋となった。自民党初の女性総裁の誕生である。

大友家持は、聖武天皇、孝謙・称徳天皇、桓武天皇に仕えた歌人。高円山は聖武天皇の離宮があったそうで、大伴家持はお仕えした主君への敬愛も籠めて歌を詠んだのではないでしょうか。

聖武天皇といえば、今年の講書始の儀において、大阪大学名誉教授・武田佐知子氏が皇室の皆さまの御前で披露された御進講「古代の衣服と社会・国家・国際」を想起します。

古代の衣服と社会・国家・国際関係 講書始の儀 宮内庁

奈良時代には、中国の衣服制に倣って天皇や皇太子の礼服が作られましたが、東大寺の大仏開眼会(かいげんえ)に臨席した聖武太上天皇・光明皇太后・そして娘の孝謙天皇の礼服は、性別を超えて、三方とも同じ白の礼服でした。そして天皇の冠である冕冠(べんかん)は、ひとり孝謙女帝の頭上にありました。古代に六人・八代の女性の天皇が現れたのは、この男女同形の礼服の存在が大きいと私は思っております。

天皇ご一家のリンクコーデは、まさに奈良時代の有り様を踏襲して、目に見える形で御内意をお示しいただいていると思えてなりません。

元正天皇から継承した皇位を、初の女性皇太子とした娘・孝謙天皇に受け継がせた聖武天皇ゆかりの歌を詠じて、初の女性総裁に上り詰めたこと。あだやおろそかには、けっしてなさいませぬように。

「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ

2 件のコメント

    ダダ

    2025年10月5日

    奈良公園の鹿のことを気にかけて詠んだそうですが、
    歌の解説に「シカのオスは秋になるとメスにアピールしようと高い声で鳴くが、いにしえの日本人はその声に秋の寂しさや哀愁を感じた」とあるように、悠仁さまの未来(結婚して男児に恵まれないと皇統断絶の責任を負わされる)を暗示させるもので、尊皇心を気取る割には配慮に欠けています。

    SSKA

    2025年10月5日

    意地が悪いかもしれないですけど口先だけで伝統を繰り返すあざとさによって歴史好きから一層嫌われそうと思いました。
    日本初の女性総理は世紀のお祝いとなるはずなのに同郷でわざわざ男帝を引っ張り出して自ら水を差したり、トップに立つ女性が男系主義を標榜する歪さや空気の読めなさが却って際立っていると思います。
    仮面を被り過ぎて信用ならないのと政策も運営もあらぬ方向にばかり気を取られて大概裏目に出るのではないでしょうか。

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