2 旧宮家養子縁組案に対する、反対意見
毎日の政治活動、誠にご苦労様です。
私は北海道在住の、v4cit/ic5uudof;;という者です。
先日、「アイヌ新法」と先住民族優遇政策の根絶を、本メールにて要望した者です。「血統による差別」に、権力が “お墨付き” を与えてしまう事の弊害が如何なるものか、ご理解頂ければ幸甚です。
実は政府が今、「皇族数確保」の手段として推進している「旧宮家系一般国民の養子縁組」というプランにも、同様のリスクが潜んでいる事を今回は警告したく、メール致しました。
所謂「旧宮家案」に関しては、令和3年の有識者会議において、共に憲法学を専門とされる 宍戸常寿、大石眞両教授が、憲法第14条が禁止する「門地による差別」に抵触する恐れがあると指摘されており、私もお二人の説を支持しています。
これに対し内閣法制局は、憲法解釈を駆使して違憲疑惑を回避しようとしているようですが、たとえ言葉の上で如何様に取り繕ったとしても、日本社会全体にもたらす「血統差別」という惨劇は、回避不可能です。
まさに北海道で今、「アイヌの血を引く者」が政策的に優遇される事で、所謂「和人」が相対的に低い地位に置かれ、アイヌへの批判すら許されぬ空気が形成されているのと同じ状態が、全国に住む「皇族の血を引く国民」と「そうでない国民」との間にも起こり得るという事を、私は警告したいのです。
実際、「お前はアイヌじゃないんだから、この地域に関しては何も言う資格は無い!」等と、暴言を吐かれた経験が私にもあります。
まさに近世以前の身分制度と同様、権力が国民間に “別け隔て” を設ける事の弊害が、特にアイヌ協会の勢力が強い地域に具現化されてしまっているのです。
そのような “別け隔て” を、「旧宮家子孫」と「その他の国民」との間に設けてしまえば、今、北海道で起きているのと同じ惨劇は、全国に波及するでしょう。
同じ職場や、地域コミュニティ内の国民同士で、「あの人は、国が認めた天皇家の家柄だからサービスしとこう」とか、「お前は天皇の血筋じゃないくせに、偉そうに言うな!」等と差別し合う社会が、本当に健全なのでしょうか?
「皇族になれる血筋・家柄」を権力が公認するという事は、そういう事です。
仮にこの先、旧宮家子孫をそうやって無理矢理皇族にしたところで、その宮家に男児を授かれなければ、遠からず断絶が確定します。
側室制度ナシで、「男児出産」を過度に期待される制度を維持する限り、せっかく設けた宮家も長くは続かないのです。
新設した宮家が断絶する度に、また国民の中に「男系血統」を求め続けるおつもりでしょうか?
旧宮家のみならず、皇別摂家や源平の血筋の子孫に至るまで調査の手を延ばし、男系血統を根拠に、国民を際限なく皇族に “徴用” されるおつもりでしょうか?
それこそ差別社会ではありませんか!!
天皇退位特例法の付帯決議が国会に求めたのは、決して「皇族数の確保」ではありません。
平成の折、悠仁様が誕生された後であるにもかかわらず、上皇陛下の「将来にわたる皇統の問題」へのご憂慮は決して消える事なく、ストレス性胃腸炎まで患ってしまわれました。その事は、当時の羽毛田信吾宮内庁長官が発表しています(平成20年12月11日 宮内庁長官定例記者会見)。
また、悠仁様ご誕生前、平成17年に小泉政権下で行われた「皇室典範に関する有識者会議」において出された最終報告書においても、「将来、皇統に男子が生まれる事」を考慮した上で、それでも尚、女系継承を認める事が必要だと結論しています。
悠仁様がご誕生されても、付帯決議が求める「皇位の安定継承」は、全く確保されていないのです。
陛下がビデオメッセージで望まれた、「象徴天皇の務めが常に途切れる事なく、安定的に続いていく」ような制度を、健全な形で実現する方策は一つ。
【男女問わず、時の天皇の直系長子優先による皇位継承】
これを実現する事しか無いのではないでしょうか?
高市政権の賢明なるご判断を何卒、よろしくお願い申し上げます。
文責 北海道 突撃一番
参考文献
・公益社団法人 北海道アイヌ協会「アイヌの生活実態」
https://www.ainu-assn.or.jp/ainupeople/life.html
※ 注1の項において、北海道が示す「地域社会でアイヌの血を受け継いでいると思われる人」というアイヌ民族の定義をそのまま引用している事から、アイヌ協会もこの定義を準用していると見なしてよいでしょう。「血統原理」がアイヌ優遇政策のベースとなっている事は、間違いないのです。
・宮内庁サイト「象徴としてのお務めについての天皇陛下のお言葉」https://www.kunaicho.go.jp/page/okotoba/detail/12
・高森明勅『天皇「生前退位」の真実』幻冬舎2016年11月29日
4 件のコメント
突撃一番
2026年1月25日
掲載&多くのコメント、ありがとうございます!
基礎医さんの御指摘は実に的を得ていて、まさに縄文時代から津軽海峡を越えた交易&混血は繰り返されており、従って北海道の縄文人も、本州のそれと遺伝的には共通します。
おまけに古墳時代(北海道では「続・縄文時代」)以降も混血と交易を重ねた上で、概ね12世紀頃(鎌倉時代くらい)にアイヌ文化は成立しています。
内地の縄文人は弥生時代以降、渡来人との混血を重ね、言葉も変質していく中、オリジナルの縄文人・縄文語に近い形で残ったのが沖縄とアイヌだというのが、俺がこれまで学んできた上での認識です。
つまり、根っこの部分は同じ縄文人なので、俺はアイヌの「先住性」を、一切認めていません。
アイヌ民族は「もういない」というより、「そもそもいないのだ」と、X上でもこれまで散々主張してきました。
血筋で人間を分ける因習なんかもう、うんざりです!!
アイヌ新法の改正案がもし通れば、危うくこのような批判も「違法」になる寸前だった所に、「罰則規定見送り」という英断を下してくれたのが黄川田さんだったので、彼の思想が男系であっても、たとえ統一教会と繋がっていたとしても、その結果は間違いなく正しかったと、俺は重ねて断言します。
無論だからといって、選挙で応援するかどうかは別。
結言でも書くけど、皇統問題が最優先である事に変わりはないので、同じ選挙区から出馬するという竹内千春さんを応援させるしかないと思います。
出来れば黄川田さんの今回の決定の正しさを、竹内さんにも理解してもらいたいものです。
そして論理必然的に「旧宮家プラン」もアウトだという事には、お二方共に気づいてほしい。
mantokun
2026年1月25日
北海道のアイヌに対する逆差別的な状況については複雑な気持ちになります。
私は黄川田議員について詳しく知らなかったのですが、2024年衆院選の候補者アンケートを見ると、「憲法を改正して、自衛隊を明記することに賛成ですか、反対ですか。」という問いには「賛成」、「皇室典範では、皇位を継承できるのは皇統に属する男系男子のみと規定されています。皇位継承権について、あなたの考えに最も近いものを選んでください。」との問いには「1.父方が天皇の血を引く男系男子のみ皇位を継承できる現在の制度を維持する」と回答していました。
また、2022年8月31日付の共同通信社のアンケート結果も以下に掲載されています。
https://nordot.app/935026463345786880
こちらは、「7~8月、安倍晋三元首相を除いた全国会議員712人を対象に、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関わりを尋ねるアンケートを実施した」もので、「回答を寄せた594人のうち何らかの接点があったと認めたのは与野党双方の計117人。自民党は79・5%に当たる93人に上った。無回答だったり、回答内容があいまいだったりした議員でも、記者会見などで関与を公表したケースもあり、実際にはさらに多い。信者による「霊感商法」や多額の献金が社会問題化した教団と、政権与党との密接なつながりが浮き彫りに」なったと記載されています。
この結果では、黄川田議員の回答は、
1.献金、パーティー券購入の有無 : 分からない、答えられない
その時期や金額、趣旨 : お答えすることはございません。
2.選挙活動への支援の有無 : 分からない、答えられない
その支援の内容 : お答えすることはございません。
3.集会への出席や祝電の有無 : 分からない、答えられない
その名称や目的、経緯 : お答えすることはございません。
4.政治家の支持表明への考え : ―
となっており、誠実さに欠ける返答だと感じました。とはいえ高市早苗議員の回答は、
1.献金、パーティー券購入の有無 : ない
その時期や金額、趣旨 : ―
2.選挙活動への支援の有無 : ない
その支援の内容 : ―
3.集会への出席や祝電の有無 : ない
その名称や目的、経緯 : ―
4.政治家の支持表明への考え : 宗教関係については、憲法が内心の自由、信教の自由及び政教分離原則を定めているところであり、これらを尊重することが大事だと思います。また、宗教団体に限らず、個人、企業団体など、社会の構成員が憲法や法令を順守して行動することは、当然のことです。そのような中で、法令等に従い、国家故国民のための政治活動を行っていく所存です。
とあり、今回のTM文書に32回も名前が出てくることを踏まえると、このアンケートの各議員の回答への信用度は推して知るべしです。
さらに、黄川田議員は2023年6月13日付の「LGBT理解増進法案に係る私の考えについて」と題した選挙ドットコム内のブログ記事
https://go2senkyo.com/seijika/141984/posts/716835
で、「私はこれまで自民党内の会議で、主に以下の4つの理由で、元々の自民党のLGBT理解増進法案に反対意見を述べて参りました。①「性自認」の定義が曖昧であること、②小学校におけるLGBT教育に努力義務が課せられていること、③特定の思想を持つ活動家に活動の場と資金源を与えてしまう恐れがあること、④女性や子供に対する安全面等の不安があることを挙げ、自民党原案に反対し、修正を求めてきました。」「残念ながら、LGBT理解増進法案の採決・可決の流れを阻止することはできませんでした」などと記しており、どうにも産経新聞や世界日報系のニオイを感じ取ってしまいます。
基礎医学研究者
2026年1月25日
【編集者からの割り込みコメント】突撃一番さんは、定期的にこのようなまとまった文章を送り続けていたのですね、ご苦労さまです。アイヌについては、その伝統の継承は否定しません(これは、郷土の伝統品などの文化を継承していくのと、同義でしょう)。ただ、アイヌ民族(人類遺伝学からは、先史的にアイヌー沖縄民族(縄文人)はおそらく存在した。ただ、現代に縄文人なる呼び方がないのと同様、歴史とともにさまざまな人との交流が行われ、多くの日本人と遺伝子プールを共有した、というのが自分の理解です)という、いかにも現代の日本人とは隔絶した民族を定義するのは、現在に生きる我々にとってかなり無理のある考え方で、また同胞にとっても、有益とは思えない。高市首相には、アイヌの政策において上記のような判断をされているにもかかわらず、同じ問題をはらむ、旧宮家の養子縁組案んは賛成する、というのは、法にかんするダブルスタンダードなのでは?と、いうのが、今回の感想です。
京都のS
2026年1月25日
突撃様、お疲れ様です。先の、アイヌ政策に関して黄川田氏に賛意を送った文章が、今回のように展開していくことが予想されたとは言え、理路整然と男系派諸氏を論破していく文章に仕上がっており、見事という他ありません。