安定的皇位継承について、毎日新聞が三つの記事を報じました。
女性の即位、現人神の時代も… 今の天皇は「基本的人権」の外に【毎日新聞】
歴史研究では初代に近い天皇は実在が疑われている。6世紀初め、北陸方面から迎えられたとされる継体天皇は出自を巡って諸説ある。
検証が難しい時代も含めて振り返ると、かつては推古天皇などの女性天皇が即位し、生前の譲位も許容されていた。政治実権を持っていた時代もあれば、そうでない時代もある。天皇の役割は一定ではなかった。
明治に入ると、大日本帝国憲法で「万世一系」の天皇が統治する中央集権体制が整備された。天皇は神格化されるとともに、同時に制定された旧皇室典範は皇位の継承資格について、男系男子に限ると初めて明文化した。
まずは歴史研究で破綻している「万世一系」で制定された男系男子限定ルールについて
「欠史八代」や継体天皇の例で詳報。
「配慮が不可欠だった」 皇室の議論、石破氏が語る三つの難しさ【毎日新聞】
第二に、皇位継承について、これまで通り男系男子の継承が絶対だという論者の方々が、その「正しさ」を信じている点です。女系天皇になったら、神武天皇から続く流れが途切れると信じている。それは違うという意見は受け付けない。議論は永遠に平行線でしょう。
私が総理大臣だった時も、男系男子を絶対視する人々の反発を受ければ、国民生活に関わるような他の議論にもそれが影響し、政権運営に支障をきたす恐れがありました。総理、総裁として、その点への配慮は不可欠でした。
天皇の歴史や天皇制に関わる本もかなり読みましたが、私個人としては、これだという答えを見いだすに至っていません。しかし、正しさのみを追求していたら、皇統の断絶の危機という現実を乗り越えられないのではないかという焦燥感はあります。
女系天皇を支持していたはずの石破氏が男系派に阿って上り詰めた際、
「石破茂は「臣」ではない」「石破茂にはやることがない」二作に渡って
小林先生が描かれた元首相の有り様は、『愛子天皇論3』に収められています。
女系天皇になったら、神武天皇から続く流れが途切れると信じている との
見識があるのならば、養子案推しの自党の暴走を阻止するべき。
「ずっと中ぶらりん」 進まぬ皇室の議論、宮内庁幹部らの危機感【毎日新聞】
養子案は小泉政権下の有識者会議で事実上、否定されている。台頭してきた現状に宮内庁の元幹部は首をかしげる。
「象徴天皇制は天皇の平和への思い、災害被災者への寄り添いなどを国民が信頼してこそ成り立つ。遠い先祖が同じというだけの理由で、天皇と思いを共にする立場の皇族に加わることに理解が得られるのか」
焦点が当たる11の旧宮家は戦後、皇室を離れた。その子孫と今の天皇ご一家に日常的な交流があるわけではなく、接点はごく一部に限られるという。
宮内庁幹部の発言は、事実上の奉勅、すなわち
天皇陛下の御意向を汲んだものであることは明らか。
御意向に反している上に、自党の政権下で否定された
養子案を推し進める愚で、皇統の断絶の危機を
ますます高める自民党に、いい加減に目を覚ませと諫めた
三つの記事をまとめると…
初代に近い天皇は実在が疑われているのに、男系論者は女系天皇になったら神武天皇から続く流れが途切れると信じているが、養子案は小泉政権下の有識者会議で否定されている
安定的皇位継承について、男女問わずすべての子どもの成長を祝う
国民の祝日に特集を組んだ毎日新聞を賛美します。
「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ
5 件のコメント
基礎医学研究者
2026年5月6日
この時期に、非常に重要な記事でしたね。
自分も、毎日新聞に山田記者署名の特集記事に関して、意見・コメントを送りました。
以下、それを示します。ご参考までに。
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5/5朝刊における、「皇室の存続」の一連の記事について
5月5日朝刊の3面、山田奈緒記者による、クローズアップ「皇族確保、堂々巡り」の一連の記事を読みました。まず、いわゆる全体会議が終わってしばらく経ったこの時期に、憲法と同じくらい大切な国家の土台である、皇位継承問題の記事を特集して世論を喚起されたことに、敬意を表します。山田記者は社会部の方ですが、毎日新聞さんは、政治部ともよく連携し、皇室の方々に寄り添ったスタンスから皇位継承問題に切り込まれていることが、よく伝わってきます。
さて、「生身の人間」の記事で表現されていますが、表や皇室の平均年齢、人数の推移をあらわすグラフなどで現状を整理し、これまでの皇位継承に関する問題をうまく振り返っていることは、導入として非常に重要と思いました。しかし、私が注目したのは後半部分であり、「皇統断絶の危機を回避するには、将来にわたって皇位をどうつなぐのかを考える必要がある」という視点です。これについて、宮内庁の元幹部や側近と現役幹部の認識の差を披露されたのは、興味深い。すなわち、「今、皇位継承ルールを議論すれば、どうしても具体的な人をイメージしてしまう。生身の人間である皆様に酷な話だ」という点であるということ。しかし、山田さんも間接的に触れられているし、以前、園部逸夫さんのインタビューからも引き出されたが、だからこそ「平成の有識者会議」の報告書に戻っていく必要があるのではないでしょうか?あの報告書は、悠仁さまが生まれる前に書かれたものですが、人物を外して「安定的な皇位継承制度」に関する提言を行っていると、思います。少なくとも、「令和の有識者会議」の報告書のように、「悠仁さままでゆるがせにしない」のような、人物本位の短期的な記述はありませんでした。
続いて「『象徴』として基本的人権枠外」の記事では、初代の神武天皇を「天から降臨した神の子孫とされる伝承上の天皇」とした上で、宮内庁と歴史研究の見解を紹介されている。いわゆる、男系維持派といわれる人と比べると、読者にバランスよく明治以前の状況を伝えており、「天皇の役割は一定でなかった」としているのは、歴史研究をきちんと踏まえていると、私は思います。明治に「皇位継承者を男系男子に限る」、としたのも時代を反映していることが、この記事からよくわかります(この時期に関する議論を、あえて否定する必要もないでしょう)。しかし、時代とともに国民や社会の意識も変わり、「国民統合の象徴」というものをどう考えるのかについては、国民の大多数のコンセンサスが必要ということを、この記事は浮彫にしている。
それは、「女性残っても生活費差異」という記事にも表れており、かつては女性皇族が成年後に皇室に残り公務をこなすことは限定的であったが(若くご結婚されて皇室を離れられるため)、そのような想定も時代とともに大きく変わっております。だから、それは時代とともに、改められなければならない、ということになるかと思います。
最後に、今回の全体の記事から伝わってくることは、大多数の国民が望んでいるのは「皇室の存続」であり、それは、「皇族数の確保」、ましてや「悠仁さままでゆるがせにされない」のような目先の方策ではなく、未来を見据えた「制度」を拓いていくことの重要性を、国民に、そして全体会議を進める立法府によく訴えていると、思いました(「愛子天皇」という言葉こそ使われていませんが、安定的な制度の道を拓ければ、天皇のお子様である愛子さまは、自動的に皇太子になり、悠仁さまや他の女性皇族方と未来への道を歩んでいくことを、確信しております)。
ゴロン
2026年5月6日
毎日新聞に意見投稿しました。
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皇位継承問題の特集記事、ありがとうございます。特に2005年の有識者会議では、女性・女系天皇を認めること、旧宮家の子孫が皇室に入る案が完全に否定されていたことを示したことは重要だったと思います。当時から何も事情が変わったわけではないのに、今や政府らはその旧宮家の子孫を皇室に入れる案に固執しており、どう考えても異常です。宮内庁の幹部の嘆きの通り、先日の昭和100年式典での、天皇皇后両陛下の扱いを含めて彼らは、皇室を全く尊敬していないどころか、皇室を滅ぼそうとしている逆賊としか思えません。
宮内庁の現役幹部の一人の発言、「今、皇位継承ルールを議論すれば、どうしても具体的な人をイメージしてしまう。生身の人間である皆さまに酷な話だ」の「皆さま」とは、まさか国会議員のことでしょうか?だとすれば、20年以上放置して職務放棄していたのだから自業自得だし、「皆さま」が「皇室の方々」のことであれば、全く逆だと思います。この記事のタイトル通り、「ずっと中ぶらりん」の方が、皇室の方々に酷な状況であることは間違いありません。それが20年以上も続いているのは想像を絶します。そして、皇室の方々のお言葉や活動から拝察すれば、次の天皇は愛子さまに継いでいただきたいというお気持ちで一致しているのは明らかだと思います。いずれにしてもこの人は、政権のスパイでしょう。
天皇の歴史についての記事も、高市をはじめ男系固執の国会議員が高らかに主張する「皇位の継承は126代のわたって男系で継承されてきた」が荒唐無稽であることが明確にされていて興味深かったです。「お金」の仕組みも、昨年新設された「三笠宮寛仁親王妃家」と彬子さまが当主になられた「三笠宮家」の時に皇族費が話題になりましたが、いい加減、男女差別はやめるべきと思います。
最後の石破氏のインタビューは、自身がミーハーで無能で情けない男でしたと告白しただけのものでしたね。彼は、男系固執の論者が男系男子の継承が絶対だということの「正しさ」信じているに過ぎないこと(これをカルトというのです)が分かっていながら、保身のためにカルトに従った卑怯者でした。今からでも声を上げれば見直しますが。傍観しているのであれば、もはや存在しないも同じ男だと思います。
これから、国民の声が大きくなれば、逆に日本会議や神社本庁系など、2005年の時に大集会を開催し政府に脅しをかけたような輩が、メディアにも圧力をかけてくるかもしれません。それでも臆することなく、今後ともメディアには、一致団結して、皇位継承問題を取り上げて頂き、世論を喚起するとともに、国会議員が無視できないくらいに国民の声を広めて頂きたいと思います。心から応援しています。
愛子さまの立太子を共に見届けましょう。
ダダ
2026年5月5日
毎日新聞に意見投稿しました。
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お世話になります。
以下の三つの記事を読みました。
・女性の即位、現人神の時代も… 今の天皇は「基本的人権」の外に
・「配慮が不可欠だった」 皇室の議論、石破氏が語る三つの難しさ
・「ずっと中ぶらりん」 進まぬ皇室の議論、宮内庁幹部らの危機感
神武天皇,欠史八代,継体天皇について、信憑性が無い男系継承が紹介されましたが、それを絶対視する男系カルト議員に石破元首相が屈服した(保身のために皇統問題を放置した)ことは、この国の政治では論理が無力ということであり、空恐ろしいです。
自民党が、象徴天皇の安定的な皇位継承を皇族数の確保にすり替え、問題解決を先送りしていることに関して、宮内庁の黒田長官は、昨年12月の会見で
・「さまざまな機会で問題の重要性を説明したい」
・「皇室の方々のお考えを伺いながら検討していく必要があると受け止めている」と述べ、
先月23日の会見では、
・「現行法では禁止されていることにつきまして、私たちが具体的に考えたり対応するということは、あり得ない話になります」と、高市自民党が第一優先とする養子案を否定しました。
これは言い換えると、法で禁止されていない女性・女系天皇および女性宮家創設は対処可能ということであり、これまでの流れから、今上陛下のお気持ちを反映させたものと考えられます。
旧11宮家のうち7宮家が廃絶(または廃絶が確定)していることからも、男系継承に固執する限り、皇統の断絶は火を見るよりも明らかです。
残りの4宮家の子孫においても、養子該当者は不在で、そもそも戸籍に登録されている国民であり、皇統に属していません(皇統譜に登録されていません)。
象徴天皇の長子である愛子さま否定し、一般国民男性の養子を優先する高市自民党は、カルトであり、国賊にしか見えません。
平成17年有識者会議報告書にて女性・女系天皇を公認することになった時、当時の天皇陛下が異を唱えなかったことから、男系継承を伝統と考えていないことが分かります。
なお、この報告書が今も有効であることは、立憲民主党・長浜議員が令和4年3月14日の予算委員会で明らかにしています。
(政府側答弁:政府としてこの法案を提出しないとした行政文書はそもそも存在しないものと承知をしております。)
愛子さまは、憲法要請の「皇位は世襲」と「国民の総意」の両方を満たし、国民と共にあり続ける天皇の伝統に則ることから、次代の象徴天皇として相応しい御方です。
直近の新聞や週刊誌の皇室記事では、男系継承への疑問視、皇室典範の不備(愛子さまに皇位継承資格が無い)、国民を無視する政府への不信感などが取り上げられています。
皇統の断絶の危機は、政治家の不作為が招いたものです。
愛子さまが皇太子になられる日まで、反皇室・反愛子天皇の政党を今後も批判してくださるようお願い申し上げます。
daigo
2026年5月5日
毎日新聞と特集記事を書いた山田奈緒記者に感謝と意見投稿しました。
さっちゃん
2026年5月5日
記事のご紹介ありがとうございます。コンビニで毎日新聞を購入しました。毎日新聞に意見投稿しました。