愛子さまトーク第908回のコメント欄に貴重な情報をいただきました。
@S博士さん
「専門家」について一言。皇室史について最も詳しい「専門家」は、宮内庁の中の研究機関である書陵部に所属する研究職です。彼等は公務として皇室制度の歴史や天皇・皇族の御事蹟について日々調査研究を続け、その成果を『皇室制度史料』や天皇・皇族の『実録』として公刊し、社会に還元しています(宮内庁は宣伝しないので、この成果が広く国民に共有されていないのは残念なことです)。ただ、彼等は宮内庁職員=公務員であるため、「これまではこうでした」ということまでは言えますが、「今後はこうすべきだ」とは公には言えません(皇位継承問題についてではありませんが、退職したOBの方が「私見」を公表したことは過去にあります)。なお、書陵部は図書課・編修課・陵墓課の三課からなり、図書課と陵墓課の研究職の最高職は課長補佐(調査官)で課長は行政職(事務官)ですが、編修課は課長も研究職ですので、編修課長が宮内庁の研究職トップということになります。
まさに宮内庁書陵部に研究職として32年間勤務、3年前に定年退職されたOB・鹿内浩胤(しかないひろたね お茶の水女子大学客員研究員〈日本史〉)氏の私見を、朝日新聞が掲載しました。
(私の視点)皇室典範改正 当事者不在の議論を危惧 鹿内浩胤【朝日新聞】
概要
・和宮を先例に「夫と子は皇族にしない」案
旧典範以前、皇族は「血の原理」で身分が固定され、結婚による身分の移動はなかった
旧典範は「家の原理」に転換し、結婚による身分移動を規定
和宮を例に「夫と子は皇族にしない」に戻すなら、
非皇族女性が結婚により皇族となる制度も「皇族にしない」と改めないと歴史との整合性が取れない
・養子案は、養子を禁じた旧典範からの大転換
「門地による差別」を禁じた憲法14条との整合性で内閣法制局は合憲と解釈したが
疑義は根強く、違憲訴訟が提起される懸念
・平成の有識者会議報告書は将来の男子誕生の可能性も考慮した上で、先を見据えて検討
議論の経過と論拠を改めて虚心に読む必要
・天皇は「国政に関する権能を有しない」が、皇位継承の問題は皇族方の人生に直結
上皇陛下「将来の皇室の在り方については、皇太子とそれを支える秋篠宮の考えが尊重されることが重要」皇室の方々から御意向を聞く機会が必要
皇室史について最も詳しい宮内庁の中の研究機関である書陵部に所属する研究職の方お墨付きの優れた報告をした平成の有識者会議で否定された養子案が、
令和の有識者会議報告に入り、第一優先で全体会議が進められている由々しき事態。
「夫と子を皇族に」しない案も、先例を選ぶ段階から支離滅裂であることが指摘されました。
愛子さま推しの党会派は、次回の全体会議において、
歴史と憲法との整合性が取れないことを俎上にあげて
夫と子を皇族にしない案&養子案を阻止してください。
「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ
追記 @S博士さんより、さらにコメントいただきました。
今回の動画に直接関わる話題で無くて申し訳ありません。昨日(5月8日)の朝日新聞朝刊に宮内庁OBの論考が掲載されました。お読みになった方も多いかと存じます。本文には「筆者は、宮内庁書陵部に研究職として3年前の定年退職まで32年間勤務していたが」としか書かれていませんが、前編修課長です。すなわち宮内庁の研究職トップだった人です。
3 件のコメント
ただし
2026年5月25日
とても勉強になりました☆
ダダ
2026年5月10日
朝日新聞に意見投稿しました。
***
お世話になります。
(私の視点)皇室典範改正 当事者不在の議論を危惧 を読みました。
宮内庁書陵部OB・鹿内浩胤氏の意見には庶民には馴染みが無い専門知識がありながらも、天皇・皇族を生身の人間として捉えていることが分かり、読み応えがありました。ありがとうございました。
鹿内氏が仰る「歴史との整合性」は重要な指摘で、歴史とは、法令だけでなく慣習によっても形成されるため、一君万民、そして万葉一統という国体の歴史こそが守るべき伝統だと思います。
しかし、国体の歴史を知らない政府は、上皇陛下が「将来の皇室の在り方については皇太子とそれを支える秋篠宮の考えが尊重されることが重要」と仰ったことも、過半数の国民が女性天皇を支持するという世論調査の結果(国民の総意)も無視するため、権力の暴走に歯止めが利かず、早晩、伝統は潰え、憲政も終わりを迎える恐れがあります。
皇統問題に関しては保守政党を名乗る自民党より、共産党の論理が圧倒的に正しく、自民党は皇室を滅ぼす極左に成り果てています。
職務を離れたことで皇統問題を発信しやすくなぅた御方は鹿内氏以外にもいらっしゃると思いますので、天皇の味方となる方々への取材を継続して頂けると幸いです。
京都のS
2026年5月9日
大河ドラマのラストに流れる「○○紀行」には宮内庁書陵部から提供された資料が登場することが有ります。王朝ものだった「光る君へ」の「紀行」では特によく見かけました(※「 資 料 名 」宮内庁書陵部 蔵)。「光る君へ」には尊皇心を発露する藤原実資(ロバート秋山)が出ていましたし、「英雄たちの選択」の推古天皇回も義江明子氏を出ましたし、いよいよNHKが公共放送としての矜持を見せてきたなと感じています。