安定的皇位継承について、元「週刊文春」・月刊「文藝春秋」編集長・木俣 正剛(きまた せいごう)氏の論考を、現代ビジネスが二つの記事で報じています。
①「愛子天皇」の可能性を否定…「旧宮家男系男子の皇族復帰」強力に進める「麻生太郎の思惑」【現代ビジネス】
概要
・全体会議は「国民の総意」を無視した形で行われていることを、声を大にして、訴えたい
・愛子さまは共同通信の調査で90%の支持 その意に反して、政治家による「計略」が進んでいる
・麻生氏は養子案を主張 全体会議には、愛子さまを皇太子には議題に入っていない
・皇室典範の改正に関する手続きは、衆参両院の正副議長の四人で議論皇室典範の改正案を考え、正副議長の提案である以上、全会派は、実質の議論も調査もせずに賛成するという国会日程が基本構図
・森衆院議長「(愛子天皇の支持率が)50%以下というデータもある」データは国会議員アンケート
永田町と民意の乖離の証拠を平気で発言するのは、麻生太郎氏の忠実な部下だから
データの数字の乖離発言は、4月15日全体会議後に、朝日新聞の質問から引き出されました。
質問 朝日新聞:一連の議論は女性皇族の身分保持と、男系男子の養子案ということで、高市政権の発足の際に自民と維新の政策合意において養子案を第一とするということが示されています。一方で、各紙の世論調査では、女性皇族の身分保持、あるいは女性天皇に対する支持というものが6割、7割。男系男子の養子案については、それより低いという数字が出ています。国会の、制度上の問題もあるのかもしれませんが、国会の議席数と世論調査の数字が必ずしも一致しない項目があるように見受けられます。憲法一条で天皇の地位は主権者たる国民の総意に基づくと書かれていることを踏まえて、各会派の議席数、あるいは国会議員の考えと世論調査の数字とのズレというものを正副議長としてどのように調整、整合を取ってゆくというようなお考えがもしあれば、ぜひお伺いしたいと思います。
森議長:私の理解では、昨今の世論調査で女性天皇を望む声が五割を下回ったっていうアンケート結果もあるようでございますし、折々の状況によって、かなり幅のある回答だと思います。それを全く無視するわけではありませんけれども、やっぱり立法府は立法府として、国民に選ばれた者として、主体的な意見表明をして、だんだん詰めてゆくというのは、別に不都合なことではないという風に思っています。
②愛子天皇待望論を無視して進む「皇室典範の改正」、約80年前の皇族も「女性天皇容認」を進言していた【現代ビジネス】
今回の衆院選の比例代表の得票は、自民党が36.7%、2102万票でした。有権者数は1億351万人ですから、その5分の1程度の得票で316議席も獲得しています。他の与党をプラスしても、過半数の国民の賛成を得ているとは思えません。その人たちだけで、しかも議論もない議決で象徴天皇を決めるのは、国民の総意を得ているといえるのでしょうか。もっと慎重な調査と、議論が必要であり、1年くらいかけても、今まで20年放置していたことに比べれば、遅い決断でありません。
有権者の5分の1=2割の自民党支持者であっても、
女性・女系天皇に賛成の方が多いことは、
読売・毎日新聞の世論調査が示しています。
読売新聞
先月(2025年12月)の世論調査「女系容認:男系維持」支持政党別
自民「60:17」立憲「69:6」維新「71:14」国民「64:14」公明「65:11」参政「48:27」
保守党を除いて女系容認が上回る 男系維持の政権と支持者の間にもねじれ
毎日新聞
・2025年5月調査「女性が天皇になること」 賛成70% 反対6%
・支持政党別 自民党72% 立憲民主党78% 日本維新の会76%
国民民主党67% れいわ新選組80% 公明党と共産党は8割弱 無党派層は69%
「五割以下」発言が国会議員アンケートに基づいているのなら、
立法府の総意の取りまとめ役は、やはり国民の総意を無視しているということ。
9割の国民が支持する愛子天皇推しの党会派は、
皇室典範がさらに改悪されぬよう、存分に働いてください。
「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ
2 件のコメント
まいこ
2026年5月14日
mantokunさん、高良議員に御言葉をお送りいただきありがとうございます。
知性感性に訴えかける前回全体会議での高良議員の意見陳述は素晴らしく、
皇室の皆さまも喜んでいただいていると思います。
御言葉が高良議員の心をさらに動かし、明日も獅子奮迅の力を発揮して
愛子さま立太子に御尽力くださるよう祈っております。
mantokun
2026年5月14日
記事のまとめとリンク先の付記もありがとうございます!
高良議員に以下の意見をお送りしました。
いつも国民のために職責を果たしてくださり、ありがとうございます。
私は皇統問題が長年膠着状態のまま放置されていることを深く懸念している一国民です。4月25日に開催された全体会議で、高良議員が上皇陛下が沖縄に寄せてこられた思いを挙げられた上で、女性天皇を認めるべきと明言されたこと、またその御発言に深く心を打たれました。
「女性・女系天皇を容認した上で女性宮家は男性皇族と同等の制度として検討すべき」
「女性の場合にのみ宮家創設を否定し配偶者や子を制度から排除するのであれば合理的な根拠が必要」
とおっしゃった上で、
「女性・女系天皇、女性宮家を認めることによって安定的な皇位継承や皇族数の確保が可能となるため、養子制度は必要がなく、反対」と述べられたことは、これこそ国民の代表たるにふさわしい正論であり、よくぞここまで言い切ってくださったと感謝の思いでいっぱいです。
国会での皇位継承議論では男系に固執する議員たちの胡乱な発言ばかりが目立つ中で、上皇陛下も天皇陛下も高良議員のこの御発言をさぞお喜びになられただろうと想像しております。
平成の有識者会議で女性・女系天皇を認めるべしと結論が出ていたのを無視して、これまで20年も放置しておきながら、国民の中で全く合意がなく憲法に違反する旧宮家子孫の国民男子を養子に迎える案のみを最優先に強行するなど、認められるわけがありません。衆院の森英介議長が、「女性天皇への賛成が50%を下回っている」などと発言していたのは何の結果なのかと訝しんでいましたが、週刊誌報道によればこれは国会議員を対象としたアンケート結果だったとのこと。
宮内庁長官が繰り返し、皇室のご意向を聞いてほしいと訴え、国民の総意は世論調査で明らかに示されているのに、これらをとことん無視する男系派議員たちは、皇室と国民を愚弄しているとしか思えません。
明日の全体会議で結論が出ると言われていますが、養子案はなり手もいなければ皇室も国民も望んでおらず、実現不可能です。
現行制度のもとで愛子さまも悠仁さまも成長されているのだから今更変えられないなどと言う議員もいますが、だったら旧宮家子孫の国民を今更皇族にすることこそ現実的に無理があります。男系派議員の主張は矛盾だらけで支離滅裂です。
5/8付朝日新聞に掲載された、元宮内庁書陵部所属の鹿内浩胤氏の記事は養子案がなぜ不適切かを端的に理路整然と述べられていました。
そして、上皇陛下は皇位継承については皇太子(今上陛下)と秋篠宮の考えが尊重されるべきとおっしゃっていたのだから、当事者の意向を聞くべきと結んでおられました。鹿内氏はおそらく平成の有識者会議報告書の作成にも深く携わられたご経験を基に、この記事を投稿されたものと想像します。
皇室を守れるのは、皇室の皆様を真に敬愛し、心を寄せる国民しかいません。
どうか、自民党はじめ男系派議員たちの悪だくみを挫き、皇室と国民の願いである愛子天皇実現に向けたお働きを、今後もよろしくお願いいたします。