日本共産党 小池晃議員が、全体会議での発言をポストされています。
今日の全体会議で、以下のように発言しました。
— 小池 晃(日本共産党 Japanese Communist Party JCP) (@koike_akira) June 8, 2026
衆参正副議長により示された「議論のとりまとめ(案)」について、日本共産党としての意見を述べる。… https://t.co/ApuFihh32G
今日の全体会議で、以下のように発言しました。
衆参正副議長により示された「議論のとりまとめ(案)」について、日本共産党としての意見を述べる。
私がこれまで全体会議で繰り返し述べてきたように、天皇の制度の問題は日本国憲法の条項と精神に基づいて議論、検討すべきである。しかし、この「とりまとめ(案)」は、天皇は男系男子によって継承されるべきということが「不動の原則」になっており、憲法にてらして、大きな問題があると考える。
日本国憲法は、日本国民統合の象徴である天皇の地位の根拠は、主権の存する国民の総意に基づくとしており、この規定に照らせば、多様な性を持つ人々によって構成されている日本国民の統合の象徴である天皇を男性に限定する合理的理由はどこにもない。
女性だから天皇になれないというのは、男女平等を掲げる憲法の精神に反する。
憲法第二条は、皇位を世襲のものとしているが、この「世襲」は女性を排除するものではないというのが憲法制定時の政府見解だ。1946年7月の憲法制定議会において金森徳次郎国務大臣は、憲法第二条が、大日本帝国憲法にあった「皇男子孫」という文言をなぜ削除したのかという質問に対して、根本的な支障がない限り男女の差別を置かないというのが憲法の考え方だとして、二条についても「男女の区別につきましては、法律問題として自由に考えて宜いという立場」であると答弁している。
こうした憲法の成り立ちを無視して、「男系男子」継承を不動の原則とした議論は、憲法の精神に反するものだと言わざるを得ない。
女性天皇、女系天皇について正面から議論すべきである。
これまでの全体会議で、憲法上の根本問題を再三指摘したにもかかわらず、まともな検討もされず、広く国民の意見を聞くこともないまま、「立法府の総意」としてとりまとめることには強く反対する。
「とりまとめ(案)」で「了とする」とされた第1案の「女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持することとする」案については、女性天皇を認めないにもかかわらず、女性皇族を婚姻後も本人の意思にかかわらず皇室にとどめるものである。経過措置として現在の内親王、女王についてはその意向を尊重するとしている。しかし、皇族数の確保のためとあらば、女性皇族の自己決定権や幸福追求権を過度に制約することが許されるなどというのは、まったく議論が逆転している。女性・女系天皇を認めた上で、女性皇族は男性皇族と同等の制度として検討すべきと考える。
第2案の「皇族には認められていない養子縁組を可能にし、皇統に属する男系の男子を皇族とする」ことには重大な問題がある。この案は、2005年の有識者会議の報告書で「国民の理解と支持、安定性、伝統のいずれの視点から見ても問題点があり、採用することは極めて困難である」として否定されたものである。
そもそも一般国民として生まれ育った人を特別な身分である皇族にすることが、憲法14条1項が否定した「門地による差別」に抵触することは明らかである。
さらに、今回の養子縁組制度が、養子として皇族となった方の子孫に皇位継承資格を持たせようとする議論と一体のものであることは看過できない。
宮内庁で研究職を務めた鹿内浩胤(しかないひろたね)氏は、養子制度の創設について、「皇位継承の『客観性』が保てるのかということ。明治の旧皇室典範が養子を禁じたのは、養子が政治的に利用され、皇位継承などでの混乱を招いた苦い歴史への深い反省に基づいています」と指摘している。
ましてや日本国憲法のもとで国民の総意に基づく象徴である天皇の制度が、政治的に利用されるようなことを決して許してはならない。
このような問題点を抱えた「とりまとめ(案)」を、反対意見を一顧だにせず、「立法府の総意」とすることは、到底容認できない。
「とりまとめ(案)」に、「象徴天皇制が国民の総意に基づくもの」という記述もあるように、日本国憲法が定めた天皇の地位の根拠は、国民の総意に基づくものである。
そして、どの世論調査をみても、国民の大多数が女性天皇に賛成している。
ならば、国民のこの総意に応える議論を進めるのが立法府の責務であり、国民世論を無視する形で立法府の議論を進めること自体が、憲法の条項と精神に反するものといわなければならない。
衆参正副議長がこの「とりまとめ(案)」の内容を「立法府の総意」として政府に報告し、立法作業を要請することに断固として反対する。
国民の総意に反する議論を白紙に戻し、女性天皇について正面から議論すべきであることを重ねて申し述べて、「とりまとめ(案)」への反対意見とする。
小池議員。ありがとうございます。
これで「立法府の総意」と押し切るのでしょうか。
「テーブルを蹴る」などイキってる人もいますが、
憲法の精神に反し、国民の総意に反する議論を、国民の代表が行うのはおかしいです。
共産党は明確に反対しています。
その反対の理由もまっとうな意見。
逆賊はどう対応します?
反論できますか?
ぜひ皆さま意見を送りましょう。
文責 愛子天皇への道サイト運営メンバー ふぇい
3 件のコメント
mantokun
2026年6月9日
私が5日に共産党にお送りしたメールに対して、ご返信をいただきました。以下に引用し、紹介させていただきます。
感情的に長いメールをお送りしてしまったのですが、ちゃんと読んで返信をくださったことが嬉しいです。
(余談ですが、ラサール石井議員には手紙付きで『愛子天皇論3』をお送りしていたので、ラサール議員の事務所からも取りまとめ案への痛烈な批判があったことに、一際感じ入るものがありました)
——-
日本共産党へのご意見をありがとうございます。
日本共産党は、衆参正副議長による皇位継承全体会議の「議論のとりまとめ(案)」を、「立法府の総意」として立法作業に進むことに断固反対です。
「とりまとめ(案)」は、男女平等を掲げる憲法の精神に反して男系男子による皇位継承を「不動の原則」としている点でも、一般国民を特別な身分である皇族にすることが「門地による差別」に当たるという点でも、憲法上重大な問題があります。
日本共産党は、天皇の地位を「国民の総意」に基づく「国民統合の象徴」と定める憲法に照らせば、国民の大多数が賛成している女性天皇について正面から議論すべきだと要求してきました。引き続き、この立場でがんばります。
詳しくは、
しんぶん赤旗 2026年6月9日 皇位継承「とりまとめ(案)」に反対 正面から女性天皇議論を 憲法の精神に反する 小池氏が批判
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik26/2026-06-09/2026060901_02_0.php
をご覧ください。
日本共産党は、現行憲法の前文をふくむ全条項をまもり、ジェンダー平等社会・男女の平等の実現を目指しています。女性の独立した人格を尊重し、女性の社会的進出・貢献を妨げている障害を取り除くために頑張ります。引き続きのご支援とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
改めてメールをいただき、ありがとうございました。
ゴロン
2026年6月9日
日本共産党宛てにお礼と応援のメールを送りました。
・・・・
全体会議お疲れさまでした。突然のメール失礼いたします。
Xで6/8の全体会議で日本共産党としての意見の内容を知りました。国民のことを全く考えていない与党らに比べて、これぞ国民の意思を汲む意見だと感動しました。ありがとうございます。
何故天皇制に反対する共産党が、象徴天皇を守る立場になってくれるのかについて、やや不思議だったのですが、先日のYouTubeで、憲法を守る立場からと説明されていて、納得しました。
今では、憲法を蔑ろにし続ける与党らこそが天皇制を破壊する逆賊になっているようです。
この共産党の意見はもっとニュースや新聞で話題にしてもらいたい思いました。
この件に関しては、共産党、社民、沖縄の風、れいわ、立憲で共闘して、国民の意思を国会に届けて欲しいと思います。
ネトウヨどもがどれだけ嚙みついてきても気にすることはありません。ほぼ全国民が今回の意見に賛同します。養子の子に皇位継承権があるなんて、勝手に言う不敬な輩は許しません。
心から応援しています。
mantokun
2026年6月9日
>女性天皇を認めないにもかかわらず、女性皇族を婚姻後も本人の意思にかかわらず皇室にとどめるものである。経過措置として現在の内親王、女王についてはその意向を尊重するとしている。しかし、皇族数の確保のためとあらば、女性皇族の自己決定権や幸福追求権を過度に制約することが許されるなどというのは、まったく議論が逆転している。
個人的にはこの部分に最も感銘を受け、首肯しました。
共産党、社民党など養子案に明確に反対する政党はしっかりと平成の有識者会議報告書も、最近続々と発表されている鹿内浩胤氏の論考もしっかり読み込んで理解されていますね。これこそ国会議員が本来なすべき仕事だと思います。