野田佳彦議員のかわら版『立法府の総意』

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中道改革連合野田佳彦議員のポストです。

かわら版 No.1505 『立法府の総意』

 衆参両院の正副議長は10日、与野党の全体会議を開き、皇族数の確保等に関する「立法府の総意」をとりまとめました。政府の有識者会議報告書がまとめた①「女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する案」と、②「皇籍離脱した旧11宮家の男系男子を養子に迎える案」の2案を「了」とするものでした。

 ①案については、「皇室の歴史に整合的であり、公的活動の継続性などに鑑み、皇室典範を改正することとし、具体的な制度設計に進むべきと考える」と、力強く明記されています。

 ②案については、養子の年齢、養親の範囲、養子は皇位継承資格を持たないなどを挙げ、「慎重な制度設計」を求めています。さらに、「一定年数ごと」の見直しまで書き加えられています。

 自民と維新の連立与党は、②案を「第一優先」と主張していました。中道改革連合は、①案を「優先的な方策」と位置づけていました。正副議長のとりまとめた立法府の総意の書きぶりは、基調としてはわが党への配慮が感じられます。国民世論を意識した深謀遠慮かもしれません。

 なお、「現在の女性皇族が婚姻後は皇籍を離脱するとの現行制度の下で人生を歩んでこられたことに鑑み、経過措置として、皇族の身分を保持するか否かについて、その御意向を尊重するなど一定の配慮をすべき」という記述には、中道の考えが百%反映されています。

 「女性皇族の夫と子にも皇族の身分を付与するか」については意見の隔たりが大きく、結論は先送りになりました。が、法施行状況を踏まえての検討事項を皇室典範改正案の附則に設けることと、必要があれば「適時適切な措置を講じる」と附帯決議に盛り込むことが提案されました。

 この附則と附帯決議を根拠に、近い将来、最大の争点の決着をつけることになるでしょう。「家族は一体であるべきだ」論の私のような立場にとっては、女性天皇実現のための希望の種がまかれたことになります。「女系天皇につながりかねない」と反対する政治勢力にとっては、火種を残したことになります。

 ②案について森英介衆院議長は8日、「養子に男の子が生まれれば、皇位継承権を持つことになる」と、総意案にはないことを発言し、私も含めて多くの野党議員から批判の声が上がりました。10日の協議では陳謝したそうですが、皇位継承に関する本質的議論は封印し、皇族数の確保に絞って協議してきた与野党間の信義に反する発言でした。

 今後は、政府が皇室典範改正案などを策定することになります。法律案の骨子が出来上がった段階において事前に衆参正副議長に報告した上で、法律案の要綱が出来上がった段階で各党・各会派に対して全体会議の場で説明することになっています。

 不十分なら差し戻しもあります。修正を迫ることもあります。政府が立法府の総意を厳粛に受け止め、誠実に立案しなければ、波乱含みの展開となりかねません。

「近い将来、最大の争点の決着」
皇位の安定継承に向け、女性皇族の夫と子も皇族とし、子は皇位継承権を持つようにする。
いい加減男系男子から離れないと皇室は滅びます。
今回のものが立法府の総意なのか非常に疑問ではありますが、法律案の要綱が不十分なら差し戻していただきたい。
すでに不十分要素しか感じませんが…


「女性天皇実現のための希望の種」どんどん大きくしていきましょう。それは、先例なしの養子案をなくした後にできるのではないでしょうか。

文責 愛子天皇への道サイト運営メンバー ふぇい

1 件のコメント

    mantokun

    2026年6月15日

    かわら版についても、お知らせありがとうございます。野田議員には通じるはずと思い、中道改革連合のメールフォームから以下の意見をお送りしました。

    ——-

    実態は総意にもなっていない「立法府の総意」に対して、天皇陛下が「国民の皆さんの理解が得られるものとなることを望んでおります」と会見でおっしゃっているのに、木原官房長官はコメントを控えるとのみ返答、事実上無視しました。
    高市首相に至っては、自民と維新で養子案のための改正案を詰めるよう指示しており、もはや、旧宮家系国民男子によって皇室のメンバーを総入れ替えするための「男系革命」としか思えません。

    養子案はそもそも女性・女系天皇を封じるために自称保守派論者が言い始めたペテンです。また、女性皇族の夫と子を皇族にするのは、明治時代に婚姻による身分の同一化を初めて定めた際に、女性皇族のみは夫の身分に同一化させた決まりが現在にまで引き継がれてしまったことがそもそも不公平なのであり、女性皇族方の待遇を公平にすると主張した方が国民には通じます。

    私が最も懸念しているのは皇后雅子さまのご体調への悪影響です。雅子さまは大変責任感の強いご性格で、適応障害の引き金になったのは、お世継ぎ問題でご自身の責任を痛感されておられたからというのは周知の事実です。
    養子案とは、今上陛下のお子様が女子のみということを理由に皇統を直系から強制的に移動させるものなのですから、これが成立すれば雅子さまは再びご自身の責任を痛感され、またしてもご病状が悪化する可能性が高い。男系継承維持しか頭にない高市政権は、この危険性を理解しているのでしょうか?
    私なら、あんな法案を通そうとする与党議員たちの顔を見ただけで気分が悪くなります。

    天皇陛下はご結婚にあたり、「一生全力でお守りします」と雅子さまに約束されました。会見での強いお言葉は、雅子さまを守るためのものでもあったと拝するべきです。男系派議員は、ご療養中の皇后陛下に対して更なる傷害を負わせようとしているも同然で、許せません。養子案は速やかに潰し、皇后陛下をお守りください。

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