リヒテンシュタインが性別にかかわらず第1子が継ぐ制度へ変更したことを受けて、朝日新聞が社説を出しました。
同国のアロイス皇太子は演説で、国と侯爵家を担う責任を「その務めに最もよく準備された人物に委ねたい」と説明した。
君主の子は幼いころから国と侯爵家について学ぶ。女性を初めから排除せず、第1子を将来の君主として育てる方が理にかなう。制度の将来を見据えた合理的な判断といえよう。
皇太子は「進歩と継続のバランスが重要」とも語った。うまく機能してきたものを守りながら、時代の変化にも応じる。今回の決定には、そんな姿勢が表れている。
日本にとっても、じつは遠い話ではない。今回の皇室典範改正を検討する土台になった2021年の政府有識者会議では、男系男子継承を続けていたリヒテンシュタインが参考例とされた。女性が結婚後も侯爵家に残る仕組みや、継承者がいなくなった場合に養子を迎える制度である。
7月の改正にも、女性皇族の婚姻後の身分保持と、旧宮家の男系男子を迎える養子制度が盛り込まれた。
リヒテンシュタインの君主と日本の天皇は単純には比べられない。だが、世襲制度を時代にどう適応させるかという課題は共通する。
日本でも、かつてこの点を正面から議論した。05年の政府有識者会議は、伝統は不変ではなく、各時代の選択の積み重ねが新たな伝統を形づくる面があると指摘した。何を守り、何を改めれば次代につなげられるのか。リヒテンシュタインの決断は、その問いを改めて日本に突きつける。
社説は7月、女性・女系天皇への道を含め、皇位継承や天皇制のあり方について開かれた議論を求めた。日本が参考にしてきたリヒテンシュタインの転換を、皇位継承のあり方を国民的な議論に戻す契機としたい。
「その務めに最もよく準備された人物に委ねたい」とのアロイス皇太子の言葉を
女性を初めから排除せず、第1子を将来の君主として育てる方が理にかなう。
制度の将来を見据えた合理的な判断とまとめたのは、明らかに日本における
愛子さまをお育てになっている天皇陛下の御姿と重ね合わせています。
「進歩と継続のバランスが重要」という言葉も、秋篠宮さまの会見での
「世の中って進歩していくことが大事」と通じていて、皇室のご意向には
伝統は不変ではなく、各時代の選択の積み重ねが新たな伝統を形づくる面があると指摘した
平成の有識者会議こそ叶っているということも分かります。
そして最大の指摘。女性皇族の婚姻後の身分保持と、旧宮家の男系男子を迎える養子制度が
リヒテンシュタインの制度を参考に盛り込まれたのなら、当然のことながら、
性別にかかわらず第1子が継ぐ制度も参考にしなければおかしい。
何を守り、何を改めれば次代につなげられるのか。
リヒテンシュタインの決断は、その問いを改めて日本に突きつける。
日本が参考にしてきたリヒテンシュタインの転換を、
皇位継承のあり方を国民的な議論に戻す契機としたい。
リヒテンシュタインの制度改革について、最も詳しく報じていた朝日新聞が
静謐な環境という名のもとに、男系男子維持が強化されてしまった
皇位継承の在り方を、国民的な議論として取り戻すよう鼓舞する
社説を出したことを賛美します。
「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ