「女性天皇」と「女系天皇」はどう違うのですか?――池上彰さんに聞く【文春オンライン】母 第37代斉明天皇→息子 第38代天智天皇 母 第43代元明天皇→娘 第44代元正天皇

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「愛子さま排除法」に関連して、20代の方への疑問に池上彰氏が答える記事を文集オンラインが報じました。

「女性天皇」と「女系天皇」はどう違うのですか?――池上彰さんに聞く【文春オンライン】

過去に日本には持統天皇のように女性の天皇が8人いましたが、いずれも男性の皇族から生まれた男系でした。男系女子ですね。女系の女性天皇はいなかったのです。  
それが現在は「男系男子」に限られています。「男系女子」の天皇も認めていないのです。男性優位の意識を持った人たちが、「伝統を守れ」と言っているのです。

女系の女性天皇はいなかったという見解が誤りであることは
小林先生が「天皇論」シリーズにおいて何度も描かれており、
緊急動画小林よしのりが全国会議員に告ぐ! 皇位継承を男系血統で語るのは不敬である!【小林よしのりチャンネル】においても、懇切丁寧に語られました。

小林先生:男系でその父親を辿ったら全部、男系の血が繋がってる。もう完全なる破綻なんだけれども。

だからじゃあ女系はないのかって言ったらあるんです。女性天皇じゃなく女系天皇もあります。ここのところね、ほとんど政治家は分かってない。本当1人でもいるの?このこと 分かってるやつって。分かってないんじゃないのかなっていうほど恐るべき無知なんですね。

つまり斉明天皇ね、第 37代斉明天皇、女帝ですよね。これは第38代天智天皇ですよね。ここ母から 息子につながります。これは女系ですよ。母から息子だから。

母 第37代斉明天皇息子 第38代天智天皇

チェブリンさん:産んだ子供ですか?

小林先生:産んだ子供です。

チェブリンさん:じゃあ本当に血が繋がってるんですね。

小林先生:そうです。ここはもうこの時ではある意味、血統主義っていうのはだんだんできてきたんですよ。そもそもね、古代にはなかったけど、この辺りではだんだん血統主義が生まれてきてね。そして、母から自分の息子に継ぐっていうことは許される時代になってきたわけ。そうすると今度は
斉明天皇から天智天皇という母から息子への継承がされるようになってきてしまったわけですよ。

次の2 例目を言えば元明天皇。これ女帝ですね。これ奈良時代ですよ。ここから元正天皇。これ母から娘。

母 第43代元明天皇→娘 第44代元正天皇

チェブリンさん:自分の産んだ子供?

小林先生:っていうことです。継いでるんです。だからここは女系なんですよ。だから女系天皇いるでしょっていうことになるんですよ。

これ言うとね、男系派ネトウヨはね「男系を辿ったら草壁皇子じゃないか」
草壁皇子は、そもそも天皇になってません。その前に死んでしまったからね。だから祖父までいって、天武天皇になってしまうけれども父親、父親っていう意味では、草壁皇子は皇子のままですから。だから繋がらないです。ここは本当はやっぱり女系なんですね。

だから女系天皇、女性天皇 も女系天皇もいるんですよ。これは割と簡単な話なんですよ。歴史学の話ではね、ほとんど常識。わし昔から何度も何度も描いてる。けれども残念ながら国家議員の方々は漫画家を相当にバカにしてるんでしょう。 漫画なんか読みませんっていう感じでしょ 。けどわし何べんでも描いているから。わしの読者はみんな知ってる。

これ も奈良に行ったら、こんなことはもう普通に分かる話ですよ。
元明天皇、元正天皇、奈良時代っていうのは、それこそ女性天皇の黄金時代ですからね。もう やたら女性天皇が出てきているっていう 時代ですよね。

最初にまず戻りましょう。
皇位の継承の話をすると、きっちり天皇から自分の任命する、子供に継がせるとか、任命する。それを皇位が継承されたって言うんですよ。その
継承 された子が親から継承されたっていう風に思っとかないと皇位の継承にならない。

これを無視してね、血統の接続だけを言ってもね、全く意味がない「男の血だろう、男の血だろう」って言ったってこれ全部、破綻している。 つまり
古代には血統がなかったから。血統の接続がなかったからね。だから破綻してしまうわけですよ。

だから皇位の継承の問題を国会議員は話し合ってください。いいですか?
血統の話をしないでください 。馬の話をするな。競争馬の話をするな。それは不敬ですっていうことです。

これね 、一番核心で、いま分かりやすい言葉で言ったと思いますよ。たったこれ だけのことも国会議員は知らない。これ重大問題です。こんなことで
次の天皇が誰 か決められてしまったら大事ができますよ、それ。もう歴史を完全に破綻させて しまいますね。そこを間違ったらいかん。

だから竹田恒泰とかが言ってるのはね、この血統の接続のことだけ言ってるわけで、 しかも男系血統の接続だけ言ってるわけで、こんなもの簡単に破綻するんですよ。 古代史学者みんな知ってますよ。こんなことぐらい。ということです。これを国家議員の 皆さんは絶対忘れないように。

このことは、皆さんね、もう是非ともね 、この動画を国会議員に送り付けてもいい。どんどん普及させてもいい です、使って。これもうものすごく間違っていますから。これ
日本の皇統問題を歪めてしまう大問題です。今これにみんなはまってます。

国会議員はね、いわゆるネトウヨそのものなんだけれども、ネットの中、あるいは一般的な国民より もっと知識がなくて、もっとね、脳が固定化されてます。おそらく最初にね、 竹田恒泰かなんかの絵空事を聞いたのでしょう。でもそれ
居酒屋談義だから、全然歴史と関係 ありません。これはっきり言っときますよ 。これ学者でも誰でも分かることだから言っておきます。

母 第37代斉明天皇息子 第38代天智天皇
母 第43代元明天皇→娘 第44代元正天皇  については、
田村淳のキキタイ!皇室典範改正と男系継承 指摘される課題 今後どう運用される?」においても、大川真氏が「2600年男系継承」と誤認している大学生を諭す形のやり取りを田村氏と行いました。

田村氏:どこからデータ的に男系がちゃんと継がれていってるっていう風に言えるんですか ?

大川氏:今の考えで言うと、継体天皇のあたりからの筋が大体、一つの王朝だって言うんですけど、ただ例えばですね。これ男系って言った場合に簡単に言えば男で繋がりますよね。簡単に言えば父から息子なんですよ。父-息子で繋いでた時に 125回継承してるんですけど、 60回、実は父-息子継承じゃないんですよ。兄弟継承が一番、その中で多くて。また、あるのは母と息子

田村氏母-息子。

大川氏:天智天皇はお母さんから受け継いでるわけ。元明-元正っていうのはお母さんから娘なんです。

田村氏:お母さんから娘。女性から女性ですよね

大川氏:これ辿ってくると、遠い先祖が天皇で男系になるからってちょっと無理筋になるんですよね。

女系の女性天皇はいなかった などと言うのは、
男系固執派の言説に惑わされている証し。

宮内庁の天皇系図をみても、女系の女性天皇がいらっしゃることは明らか。

どうぞアップデートなさってください。

「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ

2 件のコメント

    mantokun

    2026年8月29日

    池上氏の政権の提灯持ち広報にはうんざりしますね。
    女系論議をひとまず置くとしても、今は日本国憲法下における象徴天皇制になっているのだから、あくまで日本国憲法の規定「世襲」「国民の総意に基づく」に整合し、戦後の国際協調関係の中で、日本国と皇室が外交を通じて築き上げたこれまでの在り方に整合するかどうかが最も問われるのは当然です。養子案がそれを満たしていますか?

    憲法に整合しておらず、国連から繰り返し勧告を受けているほど問題のある法律を現実に適合して改めるどころか、男性に限り元皇族の子孫という家柄から国民を養子にして、男子が生まれたら皇位継承権まで与える「過去に例のない」ルールを、「国民の総意を無視して」「政治家の一存で」「新たに創出」したことについては、池上氏はどう説明するのでしょうか?

    京都のS

    2026年8月29日

     血統継承が始まった時の始祖は継体帝ですが、その5代前は応神帝です。そして応神帝の母は息長帯姫であり、息長帯姫とは「神功天皇」です。だから血統継承のエートスは神功→応神の女系継承から始まっているとも言えます。「三韓征伐」を成し遂げた英雄君主の言うことなら仕方ないということで、それまで敷かれていた大王の合議共立制という伝統を緩めたと考えられます。

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