上皇陛下のご意向により、宮内庁が逝去の際の葬儀を大幅に縮小する方向で検討を進めていること受けて、朝日新聞が社説を出しています。
葬儀は、皇室行事として神事をともなう「葬場殿の儀」と、国が公式に行う「大喪の礼」がある。昭和天皇逝去の際は、二つが同じ日に同じ場所(新宿御苑)で行われ、1万人が参列した。
方向性が明らかになったのは、「葬場殿の儀」について。皇居・宮殿で行い、参列者は大幅に削減。儀式も簡素化するという。葬送の簡素化は、天皇在位中の2013年に発表された「今後の御陵及び御喪儀のあり方についての天皇皇后両陛下のお気持ち」から一貫している。
一方、大喪の礼については宮内庁が当時、「国事行為であり、内閣が判断することになる」と整理した。しかし検討が進んだ様子は見えない。象徴である天皇の地位は国民の総意に基づく以上、国民の側がルールを作るはずのものだが、先送りされてきた。今回の方向性は、政治の判断を改めて促すものといえる。
(中略)
大喪の礼やその後の代替わりの行事をめぐっては、違憲性を問う訴訟も続いた。天皇・上皇の葬送や代替わりに関する行事が、憲法と象徴天皇制にふさわしい形で広く国民の理解を得て行われるにはどうしたらいいのか。今回の縮小の検討を機に、本格的な議論を始める時である。
政府が有識者会議を立ち上げるのなら、皇室典範に関する05年のもののように各界を代表する人々の衆知を集める形にしつつ、国会でも成熟した議論を望みたい。
皇室行事として神事をともなう「葬場殿の儀」を簡素化するのは、
国が公式に行う「大喪の礼」も重なる皇族の皆さまのご負担や、
国民生活への影響を、もっとも間近で感じ取っておられた
上皇陛下の深いご配慮。
実際のところ、30年前と比べて、一般に行われる冠婚葬祭も
少子化や費用対効果を考慮して簡素化が進んでいるのは、
先日、身内の告別式に参加した際にも強く感じたこと。
時代に合わせて変化してきたからこそ、冠婚葬祭という文化も
皇室も続いているのでしょう。
今回の社説は、国が公式に行う「大喪の礼」が違憲性を問われないよう、
憲法と象徴天皇制にふさわしい形で広く国民の理解を得て行われることを求めており
上皇陛下のご意向による皇室行事として神事をともなう「葬場殿の儀」の簡素化は、
広く国民の理解を得られるものであることも示唆しています。
皇室行事として神事をともなう「葬場殿の儀」の簡素化が、
上皇陛下のご意向によって、広く国民の理解を得られる形で行われるならば、
天照大神の神勅を根拠とする皇位の世襲が、
天皇陛下のご意向によって、広く国民の理解を得られる形で行われることも
可能なはず。
葬儀の簡略化と安定的皇位継承は、2016年に述べられたおことばのなかの重要論点。
おことばから10年目に、これらの論点を合わせて検討するように促してくださった
上皇陛下。
政府が有識者会議を立ち上げるのなら、皇室典範に関する05年のもののように各界を代表する人々の衆知を集める形にしつつ、国会でも成熟した議論を望みたい。
国が公式に行う「大喪の礼」を憲法と象徴天皇制にふさわしい形にするのなら
憲法に記載された「世襲」もまた同じ。
有識者会議を立ち上げるのならば、当然、双方を論点として、
「愛子天皇への道」を開かなくてはなりません。
「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ