掲示板 サトルさんより情報
ジャーナリスト、井上亮氏の記事が秀逸です。
皇位継承の「女人禁制」:日本史のどこでどう生まれたのか | nippon.com
平成の有識者会議から20年。何も変わっていない現状について、井上氏は「なぜ男系にこだわるのか」疑問を持ってらっしゃいます。そして旧宮家養子案にも懐疑的です。
その後欧州は王位継承を直系長子に切り替えた経緯を挙げ
欧州の王室が長子優先のルールを採用するようになったのは、男女平等観など社会通念の変化もあるが、男子のみの継承ルールを維持したままだと、継承者不在になってしまう可能性があるからだ。男女双方に王位継承を認めたとしても、王に子供ができない場合もあるから必ずしも万全ではないが、男子のみに比べればまだ断絶を回避できる確率は高い。
さらに、王位の継承資格を長子優先にすれば、王家に嫁いだ女性に男子ができるまでひたすら出産を強いる非人間的な発想にとらわれずに済む。合理的かつ人間尊重という視点に立てば、日本の皇室も欧州王室と同様の長子優先に行きつくはずだが、そうはならなかった。
「皇族は生身の人間」とおっしゃったのは秋篠宮さまです。
「男女平等観」「非人間的な発想にとらわれずに済む」日本の皇室にも全く同じことがいえるのですが…
井上氏は
天皇や皇族に対する国民の幅広い敬愛には、被災地訪問などの活動とは別の文化的、歴史的観念が付随している。むしろ、信仰に近い要素が多くを占めているといえる。保守派が客観的には合理性のない「女性・女系排除」に固執するのもこのためだ。
と続けます。
男系男子でなくても皇室のへの敬愛はほとんどの国民は変わらないのですが、一部カルトはこう考えてしまっているのでしょう。
その後男系男子による皇位継承は天皇の必須要件かと続きます。
『古事記』『日本書紀』
→根拠に乏しい
「神武天皇以来のY染色体が受け継がれている」
→神話以上の意味を持たない。
「女系天皇になれば姓が変わり、別の王朝になる」
→中国の易姓革命論や宗族制をもとにしており、日本の皇統原理とはいえない。
「歴史上、例外なく男系で継承されてきた」という通説
→なぜ男系なのかという本質には答えていない。
バッタバッタと斬っていきます。
明治の皇室典範で井上毅が女帝容認に反対したことを挙げ
井上の反対論の本質を表していたのは「女性の参政権を認めずに、最高の地位である女性天皇を認めるのは矛盾」という説明だった。
そう言われればそうなのか。さすが男尊女卑。とも感じますが、
女性に参政権がなかった明治と違い、女性が総理大臣にも防衛大臣にもなる現在、
ますます皇位継承を男系男子に限定するのはおかしいと感じます。
その後、平安時代から江戸まで仏教の女性蔑視→江戸で儒教の男尊女卑完成と日本の歴史を振り返ります。
井上氏は結びに
男系か女系かをめぐるこれまでの論議には、過去の歴史に埋もれている皇位継承の本質が、現代の象徴天皇制と本当に結びつくのかという問いかけが決定的に欠けている。そこが見失われたままでは、皇統の危機への有効な対策は望みえないのではないだろうか。
と書かれています。
今の国会での全体会議で出されようとしている結論に、決定的に欠けているもの。
天皇陛下は国民統合の象徴で皇位は世襲。
「国民と苦楽を共にするという」おことばから見える皇室と国民の相思相愛。
日本国民が男系男子を望んでいるのか。
象徴天皇制が「女だからダメ!男なら600年血筋が離れていてもOK!」で続くのか。
国民の側が一番よくわかってます。
だいぶ端折っていますので、ぜひ本文をご覧ください。
サトルさんどうもありがとうございました。
是ご意見をお願いします。
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1 件のコメント
サトル
2026年6月5日
取り上げて頂いて、ありがとうございます。
ちなみに、井上氏は、日本経済新聞社ご出身です。