愛子さまが中学の修学旅行で広島の原爆ドームを訪れた際に、感じた事を作文にされておられるのを拝見したことがあります。
そこで愛子さまは如何に平和が大切であるかを述べられています。
その中でいくつか括弧付の「平和」と付かない平和を使い分けて書かれておられました。
考えすぎかも知れませんが、私は「平和」は私たちが通常認識し使っている平和とは少し異なり、深く掘り下げた意味合いで使用されておられるのではないかと思うに至りました。
平和とは、
【戦争の様な争いが無く、世の中がおだやかな状態にあること、そのさま】
というのが辞書等にも記載されている一般的な認識ではないでしょうか。
愛子さまが書かれた「平和」を作文から抜粋しますと、
“日常の生活の一つひとつ、他の人からの親切一つひとつに感謝し、他の人を思いやるところから「平和」は始まるのではないだろうか。”
“「平和」は、人任せにするのではなく、一人ひとりの思いや責任ある行動で築きあげていくものだから。”
こうして見ると字面の平面的な平和ではなく、「平和」とは人々が安心して暮らしいくために、自分たちで形作っていく物の様に思えました。
しかしながら、一見簡単そうに見えますが、この「平和」を不断なく継続していく事の難しさは並大抵ではありません。
愛子さまご自身も作文中で、
“平和を願わない人はいない。だから、私たちは度々「平和」「平和」と口に出して言う。しかし、世界の平和の実現は容易ではない。今でも世界の各地で紛争に苦しむ人々が大勢いる。では、どうやって平和を実現したらよいだろうか。”
と、自問自答されておられます。
中学三年生の時から「平和」について深く考えられ、それを実現することを自問自答されておられるのを見ていると、両陛下からそのように薫陶を受けられているものと拝察いたします。
この様な愛子さまだからこそ今上陛下の後を継いで、次の天皇陛下に成って頂きたいと切に望んでいます。
文責 兵庫県 やん
2 件のコメント
たこちゃん
2020年5月17日
京都のS様
いつも当サイトをご覧いただいてありがとうございます。
こんなにお若くして歴代天皇が考えておられる「平和」
を理解しておられる愛子さまは、本当に天皇にふさわし
い方だと存じます。
京都のS
2020年5月17日
愛子様が作文で触れられた「平和」は、観念的に捉えられ唱えられる平和を超えて、平和を実現するための精神にも考えを及ぼされているかのようです。皇室典範で国政に関する権能を有しないとされる皇族方におかれては、聴衆の心に響くよう願いつつも慎重に言葉を選びながら発話されています。愛子様の考えておられる「平和」は歴代天皇のそれと変わらないと拝察しますが、皇族方の望まれる「平和」を実現すべき権力者たちは、皇族方の思いを一顧だにしていないと庶民の目には映ります。
英国には王(女王)の考えを首相が聴く場を設けるオーディエンス制度がありますが、この制度は是非とも日本にも必要だと思われます。これは典範が否定する国政権能の行使ではなく、天皇の深い洞察が多少の権威を伴って権力者に影響するということだと考えられます。