将棋から皇室の問題を考える

Post's thumbnail

皇室の問題に、今回は視点を変えてみて棋士の藤井聡太さんの考え方がとても参考になるかと思い取り上げてみました。

ニュースで将棋の藤井聡太さんの対局が報道されています。現在は藤井竜王です。

藤井聡太さんは愛知県瀬戸市出身で、2016年に史上最年少の14歳でプロ入りし、その後は破竹の勢いでタイトル獲得を続けています。

よく「3手先を読め」と聞きますが、プロ棋士はおよそ30手を5通り読んでいます。

そのプロ棋士たちに勝ち続ける藤井聡太さんは、どうしてこれほど強いのか?従来なら今までの膨大な棋譜を覚えていくところを、藤井聡太さんは将棋の勉強に将棋ソフト(AI)を取り入れていることです。

AIが導き出した新しい手をそのまま手を打たず、他に良い手が無いかを考えて、AIが出した手とは別の新しい手を見つけているのです。

後でAIがその手を検証すると、AIが示した手よりも、藤井聡太さんが見つけ出した手の方が正しいと判断するそうです。つまり藤井聡太さんはAIを超えたと話題になりました。

藤井竜王と対戦し破れていった名人たちは、AIを取り入れてなく、今までの従来通り人が考えた筋と自分の経験、先人達の経験に基づいた手を打っています。そこには思い込み、先入観が入ります。

藤井竜王は、今までの従来通りのやり方に対し、もっと他の新しい方法、AIを取り入れて、またそこから自ら新しい手を生み出していることです。

若い世代が新しく変えていっている将棋の話からも、皇室のことも男系男子が伝統であり女性が天皇になることは考えられないという先入観、思い込みも似ていると思います。

今までの従来の考え方に縛られず、国民や政治家も自ら考えて判断し、安定した皇位継承問題を解決するには新しい柔軟な考えが必要だと思います。

文責:岡山県 しろくま

12 件のコメント

    ただし

    2022年5月11日

     面白く、かつ、とても勉強になるお話しでした。
     全く、その通りですね☆
     従来の固定観念(因習)に縛られず、時代に合った最善のやり方を選び(女性・女系天皇や女性宮家を可能とする)、本来の目的を遂行する(皇位継承を盤石なものにする)。
     藤井聡太竜王も、愛子天皇誕生を願う人々も、目標に対して純粋だから、きっと最善の方法を思い付くのだろうなと思いました。
     われわれの勝利は、皇室の弥栄を守ることです!
     愛子さまを皇太子に!

    甘蔗糖

    2022年5月9日

    私も以前将棋の話を比較したことがあり、羽生さんの文章を拾って面白かったのですが、
    羽生さんは「将棋が強くなるとは、沢山の手を読んでいるわけではなく、読まない手を増やすこと」と書いていました。すごくわかります。
    「読む必要がないものが沢山あって、それをどんどん捨てていく。するとかなり数は絞られる。この絞るという作業を直感でやっている。弱い人はなかなか絞れないから無意味な手まで読む。強くなるほど、短時間で正確に絞れるようになる。」
    文章を読む時も
    無駄なもの、読む価値がないものを読んでいる人が多すぎると、私も思います。
    しかも、読み慣れると、
    読む範囲を少なくできます。
    どうでもいいところは飛ばして、捨てて、
    重要なところ、答えが拾えるところ、を
    的確に読めるようになります。
    この羽生さんの
    読まない手を増やす
    =読む範囲を少なくする、
    というのが、
    文章を読むスキルとそっくりと思います。
    「AIvs教科書を読めない子供たち」でAIは読解力がない、と書いてありましたが
    週刊誌のバッシング記事なんか読んでも無駄なのに…と思いますし、
    学者や評論家も
    「皇位の安定継承」という主題を無視しているし、
    教科書が読めない子供たちみたいな人が多すぎます。

    まー

    2022年5月7日

    >ヒロカズさん
    なるほど、そういう見立てですね。
    教えていただきありがとうございます。
    ヒロカズさんなりの皇室の見方も今度教えてくださいね。
    ちなみに私も昔は将棋少年でした。米長邦雄さんが好きでした(^。^)

    Richard Tiger

    2022年5月7日

    面白い記事でした!
    多分、他の棋士の方もAIと向き合おうとしていたのだと思いますが、藤井竜王は、その中でAIを使って最も創造性を発揮した棋士なんだと思います。

    頑なな男系主義者には、創造性のカケラも無いと感じています。

    ヒロカズ

    2022年5月7日

    藤井総太5冠に関する記述は事実と異なります。
    AIの棋譜解析を使用していない現役棋士はほとんどおらず、第一線で活躍している棋士では皆無です。
    将棋を愛する者からすれば、この論は破綻しています。

    しろくま

    2022年5月7日

    ブログに掲載とコメントありがとうございます。
    そうですよね、3手先すら見えてない(*_*)前でなく後ろ向きのような考えで、男系派の頭カチコチの偏った考え方だと無理があります。柔軟に考えをアップデート(刷新)しないといけないですね。

    殉教@中立派

    2022年5月6日

    ・・正直、私は人類&政治家に絶望して「人間が全員、ロボット&AIに置き換わった方が、地球の為になるだろう」とさえ思ったことがある。ただ、今回の藤井竜王の場合「人間が機械に操られている状態」を見事に克服し、「人間の向上」の糧にしていると分かる。AIが、将棋名人を倒していく時代に、とても貴重な考え方といえるし「人間&機械の、望ましい関係性」だと思う。
    男系派は「皇室と国民の、望ましい関係性」を、真面目に考えた形跡がない。「血の器」「男を産む道具」だとか・・そんな非人道性の塊のままでは、一方的に奪いつくす人間関係しか、生み出さないだろう。

    urikani

    2022年5月6日

    面白いお話しありがとうございます。
    (*´ω`*)
    男系派は3手先どころか、前すら見てないんじゃない?と言いたいです。
    藤井竜王は、柔軟に新しい手法で訓練されてここまで来られたのですね。
    かっこいい〜(⑉• •⑉)♡

    頭カッチカチ男系派は3手先どころか、前すら見てないんじゃない?と思います。
    男系継承にこだわっていたらどうなるか?ちょっと考えれば分かるはず。
    男系派よ!頭使ってくれーーーい!
    手遅れになってシマウマえに!

    ヨワシ

    2022年5月6日

    新しいものを取り入れながらも、それよりも良いものがないかと探る必要がありますね。
    明治時代の法律で止まらず、柔軟な考え方をしていきたいです。

    基礎医学研究者

    2022年5月6日

    なかなか、面白い視点ですね。確かに、将棋にAIを使うというのは新しい手法ですが、でも従来の方法は保守しつつというのは、非常に同意です。しろくまさんのブログを読んでいて、受験漫画「ドラゴン桜2」のエピソードを思い出したのですが、ここに出てくる数学講師はおじいちゃんで”スパルタの柳”といわれる頑固者に一見見えるのですが、でも学習にスマホやAIを取り入れてその手法をアップデート(刷新)する柔軟さがあるのです。
    皇位継承問題についても、伝統を守りつつ因習は「刷新」するという柔軟さが必要であると、自分も思います。

    京都のS

    2022年5月6日

     自称保守界隈には一手先すら読めない御仁が多すぎますね。現段階でも反天派から「2手おそかったな」と言われるような状態かもしれないのに…。

    ダダ

    2022年5月6日

    AI=正しいと思わず、AIの一手が最善なのかを検証するのは素晴らしいですね。

    皇統問題も同様で、男系男子継承が伝統=正しいとは限りません。
    男系・女系の前に、直系継承が正解です!

コメントはこちらから

全ての項目に入力が必須となります。メールアドレスはサイト上には表示されません。

内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。