皇室を支える国民にインタビュー!シリーズ、今回は兵庫県の高野英子さんです。
Q:ご自身の人生で、はじめて皇室のことを意識されたのはいつ頃ですか?
小林よしのり先生の『ゴーマニズム宣言2ndシーズン』を読み始めた頃です。
30歳くらいです。遅いです。
Q:皇位継承の問題を意識したのはどういうきっかけがあったのですか?
よしりん先生の本で、何となく問題は把握しましたものの、元々尊皇心があった訳ではありませんので、日本が抱える問題の一つとして、とりあえず脳内のリストに書いておこうと思いました。しかし、意識的に皇室の方の会見や、高森明勅先生のお話を聞いていますと、なぜか泣いてしまうことがありました。最初は、その意味がわかりませんでした。「なんで、これまで皇室の勉強などしてこなかったのに泣く?」と不思議でしたが、ある雑誌で皇室論を特集しており、その表紙に「俗悪なるものへの最後の”反(アンチ)”」と書かれており、目が覚めました。これはどうやら三島由紀夫さんの言葉らしいのですが、三島さんの天皇論は全く知らず、軽くググりましても、どうやら信仰感覚が自分と真逆では?と思うのです。でもこの言葉が私に、「皇室が必要な絶対的な理由」に気付かせる鍵となりました。
そうして私はもはや皇室のご存在無くして自分を保てる様には思えなくなり、皇位継承が続く事によって、日本人の心がいつも浄化されるのならば、何としてもそれを守って行かなければならない、と思ったのでした。
Q:「皇室に関する問題はいろいろな論点がありますが、いちばん気になるのはどんな論点ですか?
誰かと皇室について論じれたら、私は、「人間として尊敬できない天皇や皇族が現れたときにどうするのか?」という話を誰かとしてみたいです。
Q:美智子さま、雅子さまと、皇室で女性が生きづらくなってしまう状況になってしまっています。女性としてどう見ていますか?
今、一部の者の自尊によって、女性もさることながら、皇室そのものが生きづらくされているように見られます。女性としてどう見ているか、実はまだ考えた事がありません。
ただ、あんなにも女性を追い詰める、今の皇室典範を放置してはならないと思います!
Q:皇室の方々に「聖なるもの」を引き受けていただいていると考えらているのですね。
海を割ったりするチート級(最高レベル)の存在が、「人間の聖性を説く」のではなく、生身の人間が、「人間の聖性を担う」、事がとてつもなく心が痛くなります。それはきっと想像を絶する大変な事だと思うからです。私がその、自分の苦しい心を手放したいと思うのは、自分の弱さです。
私は、その苦しみごと飲み込んで強くなることが、皇室の方々の覚悟にお応えできる事なのだと信じております。そうして個人が、強い個人になれたら、それは強い国家に繋がると信じています。
Q:もう、参院選が迫っています。思いをお聞かせください。
事務所を訪ねて思いを話すのは自分には難しそうなので、手紙を持参したりして、候補者にこの問題を問いに行こうかな、など考えております。
Q:インタビューに答えてみていかがでしたか?
まだ全然、自分の皇室感をまとめられない現状なのですが、とにかく今の素直な気持ちを書いてみようと思いました。
お読み頂いた方、ありがとうございました。
7 件のコメント
高野英子
2022年6月10日
皆様、コメント頂きありがとうございました。(*´꒳`*)
SNS他で繋がりの無い方には、もう本人が見られることは無いかも知れませんが
この場でお礼を言わせて頂きます。
ダダ様、コメントありがとうございました( ◠‿◠ )。
愛子さまの慈悲深いお言葉、また読みながら泣いてしまいました。
本当にありがたいですね。愛子さまの存在がこの国の奇跡のように思えます。
京都のS様、コメントありがとうございました( ◠‿◠ )。
京都のS様のインタビューもざっとですが読ませて頂き、懸念されていることなど、
共感する部分がありました。
ぜひまた他の機会に、やりとりさせて頂きたく思います。
ただし様、コメントありがとうございました( ◠‿◠ )。
メッセージカード!素敵ですね。どれぐらいの文字量が理想なのか考えておりましたが、
サイトの特設ページなど参考にします。教えて頂きありがとうございました(๑>◡<๑)!
私の中に凍りついていた尊皇心が、あるきっかけで溶かされたように、
他の方の心も溶かせるのではと思っております。
アプローチの仕方を、毎日考えております。
皆様のコメントも、参考にさせて頂きます。
これからも頑張ります。ほどよい俗悪と共に。
ただし
2022年6月9日
「俗悪なものへの最後の反(アンチ)」
もの言葉を初めて目にし、なるほどと思いました。
「生身の人間が聖性を担う」ことが天皇・皇室の役割で、想像を絶する大変さと感じられているとの言葉を目にし、改めて、天皇陛下や皇室の方々のご苦労に、思いを馳せました。
どうも、ありがとうございました。
他にも、とても率直なご回答の数々に、学ばせて頂くことが多く、感謝致したく存じます。
選挙事務所を訪問される際、昨年の衆院選のときをを思い返すと、メッセージカード一枚に思いを綴るという方法でも、相手先に伝わるようです。
(^^)
urikani
2022年6月9日
高野さんのインタビュー、とても面白かったです(*´ω`*)
>「人間として尊敬できない天皇や皇族が現れたときにどうするのか?」という話を誰かとしてみたいです。
同じような事を考えることがあります。
天皇とは?天皇制とは?にも繋がりますよね〜
クルシイ…(×Д×lll)
京都のS
2022年6月9日
はじめまして。Q2の回答は「表現者クライテリオン」のことですね。特集「皇室論」のサブタイトルが「俗悪なるものへの最後の”反(アンチ)”」でした。”そこ”は残念ながら男系派の寄り合いみたいな座談会でしたが、私はサブタイトルを見て「聖域(皇室)に俗悪なるもの(旧宮家系国民男子)を混ぜるなよ」と思いました。
Q3の回答にある「人間として尊敬できない天皇や皇族が現れたときにどうするのか?」は私も非常に興味があります。時代背景が全く違う(※かつては権威と権力を兼ね備えていた)とはいえ、歴史的にも安康天皇や武烈天皇といった暴君や暗君がおられました。皇室典範の3条にある通り「精神若しくは身体の不治の重患があり、又は重大な事故があるとき」と見做し、皇室会議の議を経て皇位継承順位を変えたり皇室を離れていただいたりすることになるのかな?と思っています。
Q4の回答の「生身の人間が、『人間の聖性を担う』、事がとてつもなく心が痛くなります」「それはきっと想像を絶する大変な事だと思うからです」の部分に思いをいたすことが出来る感性が素晴らしいと思いました。私もまだまだ居て当然という意識から出ていなかったと気付かされました。自分のインタビューでは「天皇制は無くなる方向に向かうと思います」などと書いたのに…。
ダダ
2022年6月9日
Q3のご回答、難しい問題です。
皇族に重大な事故がある場合は皇室会議によって皇位継承順を変えることはできますが、国民側から決めることは出来ません。
国民の人気投票で成立しては危ういものがあります。
しかし、直系の愛子さまはこう仰っています。本当にありがたいです。
愛子さま「上皇陛下が折に触れておっしゃっていて、天皇陛下にも受け継がれている、皇室は国民の幸福を常に願い、国民と苦楽を共にしながら務めを果たす、ということが基本であり、最も大切にすべき精神であると、私は認識しております」
Richard Tiger
2022年6月8日
私も正直、尊皇心があったわけではありません😅
同じく、脳内リストに入れて、気にしていた方でした。
私は、東日本大地震に被災地に訪れた、菅直人首相と、天皇に対する被災者の物凄い反応の差から興味を持ち、天皇が如何に凄いかを知るわけですが、
色んなところから、皇室への関心の入口があるのだと、勉強しました!
基礎医学研究者
2022年6月8日
非常に、興味深く読ませていただきました。Q2の「元々尊皇心があった訳ではありませんので、日本が抱える問題の一つとして、とりあえず脳内のリストに書いておこう」、これはある意味、非常に(自分に)正直な感覚を語っていますよね。そして、思索を続けていくと、「もはや皇室のご存在無くして自分を保てる様には思えなくなり…」というのは、まさしく庶民の素朴な尊皇心の域に達しているのではないかと思います。こういう方がこれから増えていけば、「愛子天皇への道」も開かれるのではないかと、思った次第です。