私の同僚に、元助産師の女性がいます。
その人と出産について雑談をしたとき、印象に残っている言葉があります。
「『正常なお産』なんてひとつもない」
どんな出産でも何かしらの特殊な状況が発生し、一つ判断を誤れば母子が命を落とす。
「無事に生まれてくるのが当たり前」という外部の認識も背景に、極限のプレッシャーで仕事をしていた――と話しました。
子供が生まれるというのは、それ自体が唯一にして最上の喜びです。
ただし皇室の話になると少しだけ違うのは、それが全国民からこぞって祝福される慶事であるということです。
皇后陛下は平成14年4月2日の記者会見(当時は皇太子妃殿下)で、愛子さまがお生まれになる前後のご心境を、時折涙ぐみながら語っておられました。
出産という大事業、それも全国民の注目というプレッシャーの中で成されたことに、最大限の敬意を表したく存じます。
そして私などが申し上げるのは大変差し出がましく畏れ多いですが、
愛子さま、生まれてきてくださり、本当にありがとうございます。
(文責:福岡県 ゾウムシ村長)
1 件のコメント
くりんぐ
2020年5月13日
男系固執派はお産について、「無事に生まれてくるのが当たり前」と勘違いしているんでしょう。
だからこそ、敬宮さまがお生まれになったとき、「残念、雅子さま、次は必ず男の子を産んでくださいね!」と残酷なことを平然と言えたのです。
医療技術が進歩した現代でさえ、お産で亡くなったり、一命をとりとめても重い障がいが残って意識が戻らない状態が続いて別の病気で亡くなることがあるのです。
男系固執のままでは、悠仁さまに嫁いでくださる女性が現れる可能性は限りなく低いでしょう。
男系固執派が皇后さまに対してやらかした非情なバッシングが、再び繰り返されることあがあってはなりません。
天皇のお子様として生まれた方が男女関係なく皇位を継げる、直系優先の双系継承に今こそ変えるときなのです。