●7月10日北海道ゴー宣道場の感想
皇室に関心が薄いとイメージを持たれていた北海道で、当日はもっと皇室に関する初歩的な話か、もっと身近な話題になるのかと思っていましたが、主な構成を憲法に持って行った小林先生のチャレンジ精神に驚きました。
皇室にさえ無関心な人が多いと思われた北海道の観客はどうなるのか、との不安がありましたが、途切れない集中力と熱心に聞き入る空気、最後の質疑応答でも止まらない手上げに、ここは本当に北海道なのか??と思える信じられない光景でした。
些細なことですが、質疑応答において参加者の方が「憲法は、国民が権力を縛るための命令書」を「憲法は、権力が国民を縛る・・・」と勘違いか、言い間違えをしておられたのが、印象的で考えさせられました。
「憲法は権力者が国民を縛るためのツール」と真面目に警戒しているか、ふんわり勘違いしている人が大多数であるから、質問者の方が本当は理解していたのに、周りの刷り込みで真逆な方向に言い間違えたのではないかと。
師範たちに「国民が権力を縛る、です」と訂正され、ご本人も襟を正して考えなおされた素振りで、師範の回答を傾聴されていたのを見ると、ライブで言葉に触れ、自分の考えで言葉を紡ぎだすことの大切さを改めて感じました。そして師範に言葉を投げることによって返ってきた言葉にまた影響を受けていく、そんなことができる生の道場の意義を改めて感じました。
北海道において身近で議論されることが少ない、けれども重要な皇室、憲法を中心とした議論が今回札幌開催でなされたことは本当に有意義であったと思います。
●国旗・国歌はどう教わった?
小中高とも、北海道函館で過ごしました。
小学校、中学校では教わることも、学校行事で斉唱されることもなく、教科書の最後に載っている謎の歌で、国歌だということさえ分かっていなかったと思います。
国旗は旗日でもあがっているのを見かけた記憶はありません。自分の家でも学校でも。
ミッション系の高校ではキリスト教学担当のクリスチャンの先生は天皇制を忌み嫌っていて、君が代は天皇賛美をするとんでもない歌だと猛批判しており、当然歌われることはありませんでした。
文責 北海道 エゾリス
7 件のコメント
ただし
2022年8月2日
対面で授業を受けることや、分からないことを質問することの大切さを学べた思いがいたします。会場の雰囲気も、とても良かったです♪☆
ダダ
2022年8月2日
国家が謎の歌ですか! (;゚Д゚)
クリスチャンの先生は怖いですね(;^_^A
(カルヴァンの予定説。キリスト教徒の先生は救済されるはずなので、排他的にならないで欲しいです)
urikani
2022年8月1日
北海道道場に参加して良かったです(*^^*)
熱心に聴き入る会場の空気、良かったですよね( • ̀ω•́ )
わたしは新潟市の小中学校で、当たり前に国歌斉唱、国旗掲揚していましたね。
小学校高学年の時に、当時皇太子ご夫妻であった上皇上皇后両陛下が来県された際に、新潟空港へ御出迎えに行きました!
女子達は「美智子さま綺麗!」と騒いでいました( ^ω^ )♬♬
殉教@中立派
2022年8月1日
事前の告知文、会場での働き、感想報告、お疲れさまでした。
かつての「ゴー宣憲法道場・黒帯」以来、学者・政治系メンバー達の離脱もあり、止まったままの議論だった「憲法」。あのハイレベルな議論、あれきりにするのは惜しいので、(私も)聞けて良かったです。
「コロナ禍のあとしまつLIVE」で、くらたま氏との舌戦になった「世間国家か、法治国家か」という分水嶺は、やはり「立憲主義の基本=憲法は、国民が権力を縛るための命令書」を分かっているかだと思います。
一方、コロナ対策禍では「ロジカルな説得が全然効かない、聞いてない。何だコイツは!!」みたいな状況も多かった訳で・・・。日本人は、元々「非合理的な思考をする」という側面があるからこそ「神話から繋ぐ天皇」も、受け入れる力がありましたが・・・現在は、完全に裏目に出ています。
それでも、ロジックでどうにか出来る部分・・・憲法の基礎くらいは、より社会で膾炙されるべきだと思います。たけし社長の意見広告が、厚労省発表データを載せていたのも「ロジックと理性への信頼」が、前提でしたから。
タルト
2022年8月1日
「ライブで言葉に触れ、自分の考えで言葉を紡ぎだすことの大切さ」素敵な言葉です。直接対面できることの意味は大きいですね。有難うございました。
基礎医学研究者
2022年8月1日
興味深く読ませていただきました。なるほど、確かに「憲法」の話が結構多かったのは、印象的でしたね。「憲法」は私たち関西道場(5月開催)の中心テーマであったので、個人的には私たちのところで積み残された話が聞けたのは、よかったと思った次第です(ちなみに、関西のパブリックビューイングのほうでは、参院選と「愛子天皇」の話でかなり盛り上がりました(^_^))。
それから、国家・国旗については、私の出身地、東京都(杉並区)では、とにかく印象が薄かったですね。自分の記憶違いかもしれませんが、学校で君が代を歌った覚えがなく(音楽の時間に習ったかもしれませんが(;^_^A)、卒業式などのときに日本の国旗を掲げたかどうかも、ほとんど覚えていません(子供心に、休日に家の前に国旗を出す家を見て不思議に思った記憶は、ございます)。
京都のS
2022年8月1日
皇室の話じゃなく憲法の話を主要議題にした件は、観客の反応を見ながら方向性を決めていくライヴならではの進行でした。とても刺激的でした。