愛子様と皇室の方への思いを想像し、尊重する事の大切さ

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愛子様が天皇になられる事に、多くの国民が好意的だと、世論調査であったと聞いている。

しかしそれを実現するには、様々な問題をクリアしなければならない。

安定的な皇位継承問題は先送りは出来ないのだが、どれぐらい進んでいるのかが、見えて来ない。

しかし最も足りないのは、この問題を皇室の方々、天皇陛下や愛子様ご本人が、どの様に考えておられるのか、そこへの国民の想像のなさではないのか。


私は昨年の8月15日に靖国神社に設置されたスピーカーから、天皇陛下の終戦の日の御言葉を聞いていた。

その全文は宮内庁のホームページに掲載されているが、「深い反省」という所に、私の周囲は拒否感の様なものを感じているように思われた。

「反省」という御言葉の奥の意味を想像するという事が、またここにも欠けていると感じた。

第二次大戦における、当時の敵国の軍人、その土地の民間人、日本の軍人や民間人も多くの命が失われた。

天皇陛下はその戦場に足を運ばれ慰霊の旅をされて来られた。


反省とは自虐的な意味ではない。

この様な戦争による不幸な歴史が二度と起きない様に、新しい時代が平和である為、

過去を省み、あの戦争の歴史を深めようという、

世界中の指導者と人類に向けた、前向きな御言葉だと思う。

皇室の歴史と日本の伝統、そして戦争の歴史についても、愛子様なら必ず深め、継承してゆけるだろう。

そうした素晴らしい感性を、令和の天皇陛下からも受け継いでおられると想像する。


8月15日の靖国神社の前では、天皇制反対の大規模なデモが交差点であった。
(その時だけ何故かどしゃ降りの雨が降った。)

また様々な政治的な団体がマイクを持ち、発言をしていて、男系継承のチラシを配布している方々もいた。

一方で国民の中には、皇室の方々を窮屈な状態から解放してあげたいという思いで、天皇がなくても、日本は日本だという考えの方がいるのも知っている。

この様な状況は、天皇家の方の耳にも入っているのでは思われるが、これを愛子様が知ったらどう思われるだろうか。

一部の国民が天皇制で分断、対立している状況には愚かさを感じる。


皇位継承問題は、皇室の方の意見を最大限尊重して、進められないものだろうか。

自身の思想と信条も、それは大事だと思う。

しかしそれを越えて、様々な意見にも寛容になり、耳を傾け、真摯に考える姿勢がまず大切ではないかと思う。

そして、政治家や皇室の専門家の知識も対立ではなく、それぞれの意見を活かし、解決策を見い出して頂けたらと思う。

未来の日本の子供達と国民の為に。


(メールより)神奈川県 わみ。

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2 件のコメント

    ふぇい

    2020年5月30日

    わみさま
    投稿ありがとうございました。

    皇位継承は皇室の意見を最大限尊重して進める
    国民がそれぞれの意見を生かして、対立でなく解決策を見出していく。
    その通りだと痛感いたします。
    皇室より自分の意見を!と言ったポジショントークは皇室存続に対して本当に危険だと思いました。
    終戦の日の靖国神社の様子も教えてくださり、ありがとうございました。

    ナクラ

    2020年5月30日

    前に観たNHKの「拝謁記」に関するドキュメンタリーで、昭和天皇が独立回復式典で反省を表明しようとしていたが、政府の意向でできなかったことを知りました。
    上皇陛下、今上陛下は、それを踏まえて御言葉に加えられていると思います。
    加害側が忘れても被害側は憶えています。

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