『愛子天皇論』第5回感想:9.非常に重要な回(じーまさん)

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第5回の感想です。

男野系子の過去が明らかとなり、非常に重要な回であったと思います。CAを目指していたのに右寄りの男に依存し、専業主婦になったはいいものの、娘がCAとなり、女性の自立を否定していたはずの夫が娘を自慢する。ここで男に依存することをやめて、自立を目指せば良かったと思うのですが、男野系子はそれまでの自分を肯定したいがために自己洗脳し、男系固執の沼へとはまってしまうこととなりました。

さらに生理が重かったことで女の血の穢れにも嫌悪感があったことが判明しました。
今回の「生理が血の穢れ」という考えと「世間」に埋没してしまう点への直系よしりんの批判は男野系子だけの問題ではなく、自分も含めた日本人全体に投げかけられた問題でもあるでしょう。

それにしても、今回の愛子天皇論を見ていると芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を思い出してしまいました。地獄で苦しむカンダタに対して蜘蛛の糸を垂らして救ってやろうとしたお釈迦様のように、男系固執の地獄に苦しむ男野系子に対して、何とかしようとする直系よしりん。しかし、禁断のY染色体を持ち出してしまったことで、更なる地獄へ落ちることになってしまいました。これを直系よしりんはどうするのでしょうか?ただ単に論破するだけでは、どうしようもない気がします。何とかして救いの蜘蛛の糸を垂らせないものでしょうか。次回を待ちたいと思います。

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