うちの子どもの話です。
高校で、探究読書の課題が出て、3ヶ月ほどかけて異なる主張の本を読み、要旨をまとめるそうです。比較テーマを『女性天皇』に定めて、賛成派の本は自宅にあった高森師範の「女性天皇の成立」を選びました。 反対派の本を図書館で探し、高橋紘・所功共著「皇位継承」(2018.3.20刊行)を選んできました。私も読んでみたのですが、ほとんど、令和2年の有識者会議の報告書と同じ内容だし「旧宮家男子の復活」に関しては意見の1つとして紹介されているのみでした。
もしかして、明確に「旧宮様復活」の主張している書籍って、倉山満のもの位なんでしょうか? トンデモのカルト宗教の主張だから当然といえば当然なんですが、書籍には纏められない程度の主張なんでしょうか? 倉山満の本は利用図書館にはないし、出来れば買いたくありません。他の男系主張本をご存知の方、教えて頂けると幸いです。でも、どれもトンデモになっちゃうのかな…
子ども曰く
「もう結論は『女性天皇は可』で出ていて、『不可』の反論は答え有りきで、論考とも言えない。テーマ毎替えるべきかな?」
高知県 れいにゃん
3 件のコメント
れいにゃん
2023年2月27日
基礎医さん、突撃一番さん、早速のコメントありがとうございます。基礎医さんのご指摘の通り『皇室弥栄』を言う男系論者が何時から『男系』を活字で主張し始めたのかは興味深いですね。元々昭和残像おじさんで染み付いていたものを何処かで補強されたのでしょうか?図書館で『皇室入門』を検索すると、マンガ入門の他に二冊見つかりました。『皇室入門』椎谷哲夫著と『14歳からの天皇と皇室入門』山折哲雄監修/大角修著。男系や旧宮家復帰は論じられているかわかりませんが…紹介してみます。
突撃さんご紹介の「中澤伸弘『令和の皇位継承』は近隣の図書館には無いようです。学校図書室にあるといいですけど。Amazonのコメントに「あの女系天皇論で有名になった高森明勅氏の長年の盟友による男系皇統護持論、高森氏が変節してしまった今、神道、皇室の国学的正統を語るのは氏しかいないだろう」とありました。対比させるには向いているかもしれませんね。
私的な問いに対してありがとうございます。検索の仕方も勉強のうちだと思うので、遠回しに伝えて、また結果を報告しますね
。
基礎医学研究者
2023年2月26日
お子さんの「探求読書」の課題、子供を持つ親としては、興味深いですね(うちは、中学1年生です)。なるほど、私思うにたぶん「旧宮家案」の復活ということを書いたような本って、あとケケ田が出しまくっている本に書いてありそうですね。でも、高森先生の本とは比較にならないでしょうね。大人の視点を出して申し訳ありませんが、私だったら高森先生の本に対しては、実は男系主張している人は実行力のある対案を出していない、という論じ方をするでしょう。ちなみに、自分が昔「ダンケー」を比較的信じてしまった本に、皇室入門 (マンガ入門シリーズ) 単行本 – (飛鳥新社2006/8/1渡部 昇一 (著), こやす 珠世(飛鳥新社)というものがございます。自分は、「新天皇論」読んで以降この本に失望し、自分としては珍しく「古本屋行き」となってしまいましたが、ある意味「ダンケー」の典型的な考えが書かれていたと記憶しております。実は、れいにゃんさんのブログを見て、渡部 昇一さんの「国民の教育、2001年(産経新聞社)を見ましたが、ここで「皇室」に言及されている、16「古事記、日本書記から話を始めるべきだ」や18章「皇室を正しく理解できるプライドを」をざっと見た限りでが、万世一系で日本は1つの王朝で続いているとは書いてありますが、そこに「男系のみ」でとか「女系が入ったら王朝交代」みたいな過激なことは、この段階では書かれていませんでした。この移り替わりは、論じるには面白いかもしれません。
れいにゃんさんに応えていることになっているかどうか自信ありませんが、ご参考までに。
突撃一番
2023年2月26日
中澤伸弘『令和の皇位継承』
高森師範が以前、ブログで割と高評価されてた男系本なんだけど、俺はそこまで評価出来なかったなぁ・・・。
「旧宮家案」が抱える問題点に、ちゃんと回答してるとは思えなかった。
今は「積ん読」状態になってしまっとるけど。
伏見宮家について、割と詳しく書いてあった気がします。