(編集者より)
前回も、倉山の調子づいた放言は続いており、それは同じ陣営の知識人にも及びます。ところが、サトルさんが指摘されたように、皇學館大学教授 新田均氏には、なぜかあまりふれようとしません。なぜなんでしょ~( ̄▽ ̄;)、では、どうぞ(_ _)>
新田均氏(神道学者 女系反対、復帰賛成)について、倉山は不思議な位、この方に関して発言内容にしか触れません。袋とじみたいです。ここは、自然の摂理で開けてみましょう
P106最後の1行から
「新田均氏は神道学者ですが、有識者会議では「皇租の祭り主であり、日本国家の祭り主」という側面をかなり強調しました。」
「重要なのは祭祀の主であるというのはおっしゃる通りです。」
「皇租」の祭り主……微妙な言い方ですね。
「皇租」と「皇租神」では。「皇租」は特定できませんが、「皇租神」は「アマテラス」になりますから。怪しい……倉山。
P107
「新田氏はまた「全人類約三十八億六千七百万人の男性のうち、皇位継承権を持っているのは、秋篠宮殿下、悠仁殿下、常陸宮殿下のお三方だけである」という、言い方で女性差別ではないかとの議論に反論しています。」
怪しい……。本当に新田氏の反論なのか?倉山。
言えるのは、「事実」ではあるがこれは反論なのか?
まさか、また倉山の「解釈」じゃないよね?
現在の状況であれば、実質悠仁殿下ただお一人でしょ?
倉山サン、ここはスルーするの?
本当に、心配してる?
「男性がそんな状況である一方、約三十七億二百五十万人の女性には誰でも結婚によって『皇族になることができる特権が与えられている』、これのどこが女性差別なのか、ということです(注……『』はサトル追記)。」
あのね、国民として基本的人権の殆(ほとん)どを失うことの、どこが『特権』なの?皇族になることができるから『特権』なの?
この発言は極めて重要性な点だよ、倉山。
なぜスルーする?なんか、「頭の中身と心の奥底」見た気がするぞ。
「先例を積み重ねて伝統となっている中、男系継承はジェンダー平等に反するからやめろという議論はこの数字に対してどうやって反論するのか。」
あのね、数字はかえって問題点を炙り出してるよ。
「皇統二千六百年の歴史のうちの、近代以降のたかだか百五十年ほどの間にできた概念で考えようとするのは無理があるだろう。」
「新田氏はそう言ってるわけです。」
おいおいおいおい~!
ズッコケちまったぞ、最後の1文。
おまえの解釈と違うんかい?
むちゃくちゃや……。
倉山サンはなぜこの「神道学者」をキープするのかなぁ……。利用……したいのかなぁ……。
約1ページ費やしてまで。
続く。
文責 東京都 サトル
3 件のコメント
基礎医学研究者
2023年3月10日
(編集者からの割り込みコメント)面白くよませていただきました。いや、倉山にはやや狂信的なものを感じていましたが、意外に世俗的な人なのですね、というのがまず1点。また、世俗的という点では、皇族になることに“ある種の特権”を感じているという本音がでてきたのが、よかったですね。でも、皇族の方々こそ“世俗”とは別の世界にいらっしゃるので、その認識は「錯誤」なのではないかと。あと、新田均については、同じ学者としてやけに高森先生を意識していたのと、「旧宮家が天皇家と600年離れている」という事実に対して、確か以前よしりん先生に、「小林さんが「ゴー宣」で、“600年も離れているところから皇統を維持するために復活した、スゲー!」って書いたらみんな支持するよ(?)みたいなことをいっていたところから、怪しい学者だと、自分は感じておりま
サトル
2023年3月10日
うさぎさん
この後も倉山の論評(嗤)が、続くのですが、もう倉山解釈が酷くて、倉山自身が「議論の舞台……論点」を破壊しまくりです。破壊の目的?が逃げることにある……なら、まだわかりますが(認めませんがね)、倉山が自身の論に合わせようとするから、ますますよく解らなくなるんですよね。「しゃしゃり出てくるな」と男系連中も思ってるんじゃないか?とすら思えてきます。
まあ、「マウント」はそういうもんだ……とも言えますが。
Dr.U うさぎ
2023年3月10日
新田均は倉山ほど軽薄な人ではなさそうですが、結局は、因習主義者ですね。
既にデメリットが生じている男系男子継承を、どうして維持する必要があるのか。それに何らかの現代的意義があるのか。この問いに、何にも答えることが出来ません。
彼らは苦し紛れに、王朝が変わるとか、皇室がダンナの一族に乗っ取られるとか、言ったりします。「いつの時代からタイムスリップしてきたんですか?」って聞きたくなります。