(編集者より)
前回に引き続き、今回は、今話題の八木(ある時は、宮内庁関係者、あるときは…( ̄▽ ̄;)の登場です。でも、同じ大学教授でも、どうも新田氏と対応は異なるようですね、ナンデナンデショウ?では、どうぞ(_ _)>
P107
「八木秀次(憲法学者、女系反対、復帰賛成)氏は有識者会議の皆勤賞の人で過去三回の有識者会議では『正論』という雑誌に寄せている原稿のような話をしていましたが、四回目ではまったく違い、歴代天皇について徹底的に先例を論じていました。……」
「本筋とはまったく関係のない話のはずですが、「祟神天皇が実質上の初代天皇である」などといったことまで言っています。……」
P108
「……宮内庁が作成した天皇の系図にマーカーの手書きで、この天皇が正統であると書き入れた八木氏の説明資料があります。」
倉山は、どうも「Y染色体理論(笑)」の八木氏とは一線を画したいのと、自分のトレードマークの「先例」を使って方向転換した八木氏、しかも有識者会議に呼ばれてることが腹立たしいようで、キビシイ評価
「なぜ八木氏に決める権利があるのか疑問ですが。こういうことをやる人間をなぜ政府は有識者として呼び続けるのか、大いに疑問の残るところです。」
いやいやいや。同感だけど、君『も』疑問どころか……。
次は「今谷明氏(歴史学者 女系反対、復帰賛成)」について。
今谷氏に関しては「日本中世史の大御所」と評し持ち上げまくる(約2頁)。倉山のYouTubeチャンネルのゲストにも「ご出演いただいてます(P110)」。
怪しい。
更に2頁に渡り「先生はこう仰っている」「先生は極めて難しいお話をされているんです」等々。
だが、倉山自身P111にて
「今谷氏はしばしば女系容認のようにいわれますが……」としておきながら、「先生は……」と、さも「みんなにはわからないだろうが、先生は……難しいお話を……」と代弁者のように振る舞う。
『本人に言ってもらいなよ』……と言うか、本当にそう言ったのか?元資料も出さないし、出所すら明かさない。
怪しい。実に怪しい。
と思ったら……
P111
「今谷氏は、質疑応答で「男系継承が皇位継承の正統性と言われてますが?」と尋ねられ、「私ごとき知識の者ではとても簡単に結論を出せないし難しい問題である」と答えています」
「私は皇室の専門家じゃないし、中世史が専門。ただ「象徴天皇とはすでに中世には同様の仕組みがあって……(P109)」」じゃないの?
さらに続けて、
「「皇位継承の問題を七十年もほったらかしにしていた政治家はどう責任をとるのか」という言葉も残しています。……背筋がピンとなるような話です。」
怪しい。倉山のとりあげた切り抜きコメントからも「女系容認」の気がするぞ?特に70年がポイントじゃないのか?大丈夫か?……ダメだよな、倉山(笑)
それにお前は背筋がピンじゃなく、「シャンとしろシャンと!」
しかし……どうも、倉山評価……怪しいぞ……。
つづく。
文責 東京都 サトル
2 件のコメント
サトル
2023年3月11日
基礎医さん
倉山は、以前から基礎医さんが指摘されてるように「誰に向けて書いてるか」が根本的に「疑問」なんですよね。
少なくとも「(文筆家の)プロ」「知識人を名乗る」なら、「読者の知りたいこと」「読者の疑問」に対して記述するはず。特にこの本は、「決定版」としてるから尚更。
でも「倉山解釈」「印象操作」「出所不明」「支離滅裂」がぎっしり詰まってる。
どこが「決定版」なのか。
「掟」に拘るくせに、文筆家……研究者、知識人の「掟」は無視するんだから、噴飯ものかと。
基礎医学研究者
2023年3月10日
(編集者からの割り込みコメント)面白く読ませていただきました。八木に対するスタンスは、わかりました。なるほど、Y染色体説(テヘペロ(笑))には関わりたくない+男の嫉妬でございますね。それから、今谷明氏。確かに。この発言拾ったものを見ただけでも、女系容認のように見えますね、確かに。怪しさ、万点ですかね。