愛子天皇論第13回感想:19. “ぶれにぶれまくり”…自身の経験と照らしても!(magomeさん)

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「愛子天皇論」第13回目の感想です。

今回の「愛子天皇論」でついに、男野系子取り巻き最後の女性の名前が明らかになりましたね。その名は「暗玉葱美」!最初は「倉〇真〇美」から取ったのかなー?と思いましたが、よくよく見るとこの人、「玉ねぎ」なんですね。ちょうど今は「新タマネギ」の季節なのでよく買って食べてます。ネギと同じく定番野菜の一つとして必ず家においてある野菜の一つになっていますね。

今回注目を集めたのが、男野系子の大立ち回りの影でぶれてる暗玉葱美です。

実は私も似たような経験がありまして、それは「戦争論2」のシンポジウムでよしりん先生が「新しい歴史教科書をつくる会」の理事とテロについて論争した時の事です。よしりん先生の言いたいことは大体理解していたつもりでしたがいざ、論争が始まると理事たちの主張との間に板挟みになってぶれにぶれまくり、アンケートにも「みんなの言い訳を2で足して割ったもの」というどうとでもとれる玉虫色な事を書いて提出したことを覚えています。それまでは「新しい歴史教科書をつくる会」全面支持だっただけに、このシンポジウムを最後に「つくる会」の会員費を支払う事を辞めてしまい、「つくる会」とのご縁も自然消滅してしまいました。

暗玉葱美を見てると日本人は議論になれてないのだなーと、つくづく思います。学校教育などで試験偏重になってしまうと決められた答えを瞬時に見つける事には感覚的に長けていますが自分で論点を整理して自問自答を繰り返し自分独自の見解を開くという発想が余りにも乏しく、暗玉葱美もこの時は学校の試験答案に答える感覚で頭を働かせていたのだと思います。難解な書物を含む良書を読んで実社会で経験を積んでいれば自分自身で正論か否かを見極めて自分の見解、見識を見出すことができるようになりますし、たとえその見解、見識が間違っていたとしてもすぐに考えを改める柔軟性を持つことができるのですが、ゴー宣のように思考を磨くような書物に出会わないと思考停止になってしまい、答案用紙に一つの正解を記入する事くらいの発想しか思い浮かばなくなるのです。要するに、暗玉葱美は「石頭」「思考停止」の典型例だという事です。

いくら書物を読んで自分で思慮を深めたつもりでも思考が停止して石頭になってしまう事は無数にあります。問題はその思考停止と石頭の状態に気が付かない事なのです。

「愛子天皇論」でも無自覚に自分の「知ったかぶり」に溺れてたところがあったと毎週気づかされています。それは直系よしりんだけではなく、男野系子を含む全キャラのありとあらゆる活躍によって気づかされるのです。これまでにない摩訶不思議な世界を通して自分の思考を高めていく漫画であると。

今回は暗玉葱美の活躍によって気づかされました。次回はどのキャラがどのように活躍し、だれが自分の気づかぬ無知を気づかせてくれるのかとても楽しみです。

これまでにない前代未聞の作品となる事を期待しています!

1 件のコメント

    基礎医学研究者

    2023年4月30日

    (編集者からの割り込みコメント)興味深く読ませていただきました。magomeさんは、あの「新しい教科書を作る会」のイベントに参加されていたのですね。今回の感想ブログを読んでおりますと、「思考」する決意のような”心の揺れ”がよくわかりました。暗玉葱美は、私見では「ダンケー」の中でもライトな層で、説得可能な対象だと思います。それは、困難ですが、男野系子にも見られます。一方、「ハード」に位置する隙田水脈は、「無理だろう(そもそも対象でないだろう」と、思う次第です。次回どうなるかが、いずれにしても、楽しみであります。

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