愛子天皇論第16回感想:28.思想もキャラも深掘りされた神回(L.Kさん)

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『愛子天皇論』、読みました。

天皇とは何か、という本質に迫る議論の一端が示されていたはずなのですが、
とにかく漢野益荒子のインパクトが強すぎます!
その強烈なキャラクターに引きずられて、男系トリオが三者三様の反応を示すのがまたおもしろいです!
反目する男野系子。
追従する隙田水脈。
姉妹の確執にただただ振り回される暗玉葱美。
あと、漢野がヘソモデルと聞いて顔を赤らめているトッキーさんがカワイイ。
思想もキャラも深掘りされた本章は、論としても、漫画としても神回だったと思います。

と同時に、今回すごく違和感を抱いたのは、男野系子のキャラ変?とさえ思えるような発言の数々です。
漢野を尊皇心がないと非難しているが、お前がそれ言うか?

たしかに漢野ほどあからさまに天皇を見下すようなことはしてなかったかも知れないが、
皇位継承において、天皇陛下や上皇陛下のお気持ちなどまるで尊重していなかったじゃないか。
皇位(王位)の継承法で君主のご意思が無視される国など、日本以外で世界中のどこにあるというのだ?
国民主権病に侵されて天皇を奴隷扱いしている点は、男野も同じ穴の狢だろう。

天皇がいるから日本はまとまっていけると思うのなら、天皇の何がそうさせているのかを考えてみろ。
男系血統?他人の血統なんかでまとまるものか。

男野のように、尊皇派を気取りながら無自覚に天皇を奴隷扱いしている者は、男系派の中にたくさんいるでしょう。
なんとなく男系が伝統だと思い込んでいる一般の人達は、特に。
でもそういう人達は、自分の無意識に気付けば、常識を取り戻すことができるはずです。

漢野益荒子という確信的な天皇の人権否定論者を反面教師にして、自分の尊皇心を見つめ直して欲しいです。

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