「愛子天皇論」単行本の発売を明日に控え、第18回愛子天皇論への感想も次から次へと来ています(その5)!
『愛子天皇論』連載第18回読みました。
漢乃益荒子の企てが何なのかは、彼女自身によって明るみになりました。またその企ては、男野系子が語る、漢乃益荒子の悲しい過去のせいによってであることも分かりましたが、今回は、読んでてもあまり笑えない。
心して、読む回でした。
漢乃益荒子は、日本における差別の一大源泉が天皇制にある、と決めてかかってしまっている。
差別を憎む心が増幅して、天皇を恨む心となり、ついには、天皇制打倒を企てる、漢乃益荒子。
直系よしりん一団は、そんな漢乃益荒子を改心させることが出来るのでしょうか?
ところで仮に、男性である私が、漢乃益荒子のような女性と相対したなら、どうしたものか?
私は、天皇制支持、愛子天皇を待望する者です。
もとより、漢乃益荒子は女性ですが、彼女と同じような過去を持った男性なら、彼女と同じように、天皇を恨み、天皇制打倒の意志を持つのだろうか?
ともあれ、次回はどうなるのか、展開が気になります。
(ねこ派さん)
漢乃益荒子はヘソに菊の御紋を持ちながら皇室を滅ぼそうとしている。
尊皇心があるかどうかは話を聞いてみないと分からないということですね。
しかし益荒子の両親もそうですが血統によって人を差別する国民は少なからず居るのは衝撃を受けました。
それと気になったのは男野系子が本の沢山ある部屋でタブレットを使っていたこと。
ネットの情報に踊らされたら男系とY染色体固執になるのかと思いました。
(ひとかけらさん)
今回は実にヘビィでしたが、本当の「門地による差別」を理解する上では、決して避けては通れない道だったと思います。
今までは、右打者(自称ホシュ)の「高貴な血統」論を中心にその胸元をえぐってきましたが、この「穢れた方の血」も「門地による差別」にあたるのだよ…という豪速球は、左打者(自称リベラル)の胸元をもえぐり、のけぞらせ、尻もちをつかせる球であると思いました。
左打者で、平然とこれを打ち返せるのはおそらく井上達夫選手だけではないでしょうか?
戦後のうすらサヨクが、天皇制を単なる”階級闘争史観”でしかとらえられなかったのに対し、”血統イデオロギー”による差別が、決して天皇制から生まれたわけではないという現実を、又、君と臣は同じ経済的フィールドにいるわけではない事を益荒子は知らなければならない。
皇室の方々が自分(益荒子)より、当たり前の人権、自由を享受出来ない奴隷のような存在なのかもしれない…この事実を知った時に益荒子の”誤解”は解け「やっていただいている」という常識を取り戻せるのかもしれない。
あらためて「愛子天皇論」は完璧なプロットの上に成り立つ、壮大なドラマですね♪
これに対抗出来る物語を書ける人は、どちらサイドにもいません。
「な〜んでか?」
それは…人間を描けないから!!
(くぁんさん)