産経新聞のウェブサイト(4月15日付)に以下のような記事がありました。
皇位継承で「旧宮家復帰」聴取 政府が有識者ヒアリングで 論点整理への明記が焦点に
https://www.sankei.com/life/news/200415/lif2004150091-n1.html
記事の内容は、政府が皇位継承策についての有識者ヒアリングで男系による継承維持の方法として、
旧宮家の未婚男子と内親王の結婚・宮家との養子縁組・皇籍取得のいずれかによる「旧宮家復帰」の考えを聴取したというものです。
この記事を読んで、平成16年に当時皇太子だった天皇陛下が述べられたいわゆる「人格否定発言」が思い出されました。
陛下は詳細を語られませんでしたが、具体的には雅子さまを「男子を産む機械」として扱い、長年心ない言葉を浴びせ続けた周囲の言動を指摘したものと言われています。
陛下のご発言から16年が経過しましたが、記事の内容が事実ならば政府は依然皇室や旧宮家の方々の人格を否定し利用する対象としか見ていないことになります。
また、内容の真偽に関わらずこの記事から分かることは、今後も皇位継承を男系のみで維持しようとすると、人格否定的な方法を採る以外にないということではないでしょうか。
長年「男子を産め」の強圧を受けられた天皇皇后両陛下がこの記事をお読みになれば、愛子さまをはじめとした関係者の方々を思われ、ご心痛いかばかりかと拝察されます。
男子のみに価値を置く因習を政府が終わらせ、皇室の方々が無用の苦しみや悲しみでお悩みにならない制度に変えることを国民の一人として願ってやみません。
その声を上げるべく、この文章を認めました。拙い文章を最後までお読みいただき、ありがとうございました。
文責 東京都 りょう