「”皇室スケッチ”における元侍従のインタビュー記事」に対する反応(基礎医学研究者)

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当サイトで、下記の記事のことをお伝えしました。

これに対して、私の方で毎日新聞に意見・コメントを送りましたので、以下に示します。


【基礎医学研究者】
1/5朝刊4面の記事に関するコメント

毎日新聞さま
1/5に朝刊4面(皇室スケッチ)に掲載されました、山田奈緒記者による「平和願う姿、国民が信頼 上皇さま90歳 元侍従インタビュー」の記事を、興味深く読ませていただきました。山田記者の今回の記事も、大変重要な時期に掲載され、読者として励みになります。今回は、元侍従の手塚英臣氏からの談話でございましたが、冒頭の「これからの皇室を考えるため、改めて平成の皇室を知ってほしい」という一言に、まず引き込まれました。
 さて、戦争のことにつきましては、戦争の是非については、戦争には必ず相手国との関わりがありますので、安易に戦争がない状態≒平和と、私自身は思っておりません。しかしながら、陛下はあくまでも、この国の“権威”を担っているので戦争への価値判断を行うようなことはせず、その一方で兵士であろうと民間人であろうと等しく犠牲者のために心を痛め、祈りを捧げてくれる。そのような存在であることが、少なくとも私にはよく伝わってきました(これは、もしかしたら手塚氏の意図とは異なるのかもしれませんが、“反戦平和”という感覚とは少し異なる気が致します)。それは、昭和天皇、さらには、天皇陛下も同じかと、思います。
 それから、今回のインタビューで感銘を受けましたのは、上皇陛下は、宮中祭祀をとても大切にされている、という点です。手塚氏も語られていますように、陛下は私のない状態(“公”という存在そのもの)で、国民のために祈られたので、自分には宮中祭祀が私的な行為と言われても、国民が一般的に感じている“私”とは根本的に異なるのでは?と思います。そして、この宮中祭祀を継承されることこそが「皇位の継承」の重要な点であり、それを継承できるのは「皇太子」のみということが、リマインドされました(私は、制度が整い、愛子さまに立太子してもらいたい、と思っております)。ですので、手塚氏も言われていますように、「皇位が末永く、つつがなく受け継がれていくことを心から願っています。ただ、今の制度ではその継続が不安定です」というのは大変重く、国会議員は心して聞くべき発言である、と思った次第です。
 最後に、毎日新聞さんは「皇位継承問題」に関する良い記事をしかるべきタイミングで発信されているので、「皇位の安定継承」を願う“心ある国民”にとっては、大変勇気づけられます。繰り返しになりますが、今は大変重要な時期に差しかかってきておりますので、今後も是非、輿論を喚起してほしいと思います(読者の後押しもあります)。

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