[Good]「たった1人だけ『自分用』でないものを着けていた…」に対する反応(L.Kさん)

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プレジデントオンラインに掲載された高森先生の論考は、当サイトでも報告してきました。

新年早々、世の中は騒然としている中でも、皇室の正月行事は行われ(一般参賀以外)、皇室の尊さというものをやはり感じます(この記事以外にも、毎日新聞、および女性週刊誌がしっかり取り上げていることに、安心感を覚えます)。さて、上記の記事に対しても、プレジデント社に意見・コメントを送られた報告が寄せられましたので、以下に紹介します。


【L.Kさん】

下記記事に対する感想をお送りさせていただきます。

「たった1人だけ『自分用』でないものを着けていた…」愛子さまの頭上に見えた”借り物のティアラ”の輝き(高森明勅氏)
https://president.jp/articles/-/77858

「四方拝」「歳旦祭」等といった「皇室祭祀」によって、伝統の継承者としての天皇を「見える化」し、
「新年祝賀の儀」という「国事行為」によって、日本国の三権より上位に位置する最高権威としての天皇を「見える化」し、
「各国・地域の大使からの祝賀」という「(日本国の)象徴としての公的行為」によって、対外的な日本国の代表・元首としての天皇を「見える化」し、
そして
「新年一般参賀」という「(日本国民統合の)象徴としての公的行為」によって、国民を分け隔てなく慈しまれ、天皇と国民が苦楽をともにする日本の国柄を「見える化」する。

全方位的に天皇の象徴性を「見える化」する行事が、正月の行事に凝縮されているのですね。
それぞれの行事は存じていたし、その意義も漠然とは認識していましたが、
このように、わかりやすく、体系的にお互いの意義を結びつけられると、
これらが持つ役割の大きさがより一層強く感じられ、目からうろこが落ちる思いです。

皇室の行事と聞くと、あまりにも格調が高すぎるため、形式的で人間味の感じられない、予定調和的な印象を受けてしまいがちです。
勢い、皇位継承問題などに関しても、歴史や伝統といった面ばかりが強調され、私達の目の前にいらっしゃる皇室の方々が蔑ろにされてしまう傾向が見られます。

しかし、高森氏の解説からは、天皇陛下や秋篠宮さま、そして愛子さまといった当事者の方々の息遣いが感じられます。

一連の皇室祭祀のご説明からは、読んでいるだけでその大変さが想像できますし、愛子さまが「借り物のティアラ」で新年祝賀の儀に臨まれたことからも、国民に寄り添うお気持ちが伝わり、ありがたい気持ちになります。
そして、今年は新年一般参賀が中止となりましたが、それ自体が、被災地の方々にお心を寄せられる天皇陛下のお気持ちの表れともいえるでしょう。

伝統は、ただ同じ型を繰り返していれば良いのではなく、そのときどきの継承者が臨機応変に対応する意識があって、始めてその伝統の大切さが伝わり、継続していけるもの。
そのことを改めて認識しました。

現在、ようやく政治やメディアでも少しずつ皇位継承問題の議論が盛り上がってきています。
上記の一連の皇室行事を、女性天皇や女系天皇が担うことになったとして、一体何が問題なのか。
逆に、女性皇族をなおざりにしながら、国民の中から「血筋」「家柄」「性別」で選別して皇籍取得させたとき、国民がこれまで通り皇室に敬愛の念を抱き続けられるのか。

本当に、天皇・皇室が、日本の象徴しての意義を持ちながら続いていけるようにするためには、どのように変えていくのが望ましいのか。
国民全体で、速やかに結論を出すべきときが来ています。

高森氏の一連の論考からは、いつも天皇を戴く国民として考えるべき事を学ばせていただいています。

天皇・皇室の尊厳を守りつつ、いつまでも「国民と苦楽を共に」する存在として続いていけるよう、
これからも、貴誌ならびに高森氏のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
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興味深く読ませていただきました(m_ _m)。「皇室の行事というと、歴史や伝統ばかりが強調され・・・」というのは、なかなか鋭い一言だと思いました。たしかにそれは大事なのですが、それは、現にいらっしゃる天皇陛下、皇后さまを始めとした「皇族」の方々あっての話ですよね(それを外して「皇室行事」の伝統とか主張されても、なんか上滑りな感じがすごくしますね。そういうことは、少しわかるようになってきましたし、「国民」に皇室のことを広く知ってもらおうと思うのならば、本末転倒なのだと思いました)。でも、高森先生はそういうところはきちんと押さえられているので、”さすが!”と思いました。高森先生は、やはり全力で国民を説得されようとしておりますね。「皇位の安定継承」、成し遂げたいですね!(基礎医学研究者)

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