旅行先で、愛子さまの話になりました(小さな誤解を解こう!)

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ふぇいでございます。
高知県れいにゃんさんより、とあるお店でのエピソードをいただきました。
以下本文

3月、日帰り旅行で訪れた、とあるお店で愛子さまの話になりました。
(家族経営で、おかしなカンセンタイサクをしているのを見たことなく、何より商品が美味なので、時々行くのです。)
商品を準備して貰う間に店を見渡すと、隅に文藝春秋4月号が置いてありました。
野田佳彦元総理が皇位継承問題で寄稿した号ですが、表紙には書いてありません。
見出しは「日本地図から新しい戦前を考える」「コロナワクチン後遺症の真実」「鈴木おさむ小説SMAP」
隣にはコロナワクチンの特集雑誌も置いてあったので、おそらくその記事が読みたくて購入されたのでしょう。でも、今一人お店にいる、おばあさんが読んでいるわけでもなさそう。たまたま店内はうちだけ。
これはチャンス!と思い、きっかけづくりに最初はちょっと小芝居を。

私「ねえ、おかあさん、これ、ちょっと見てもイイ?文芸春秋に愛子さまの記事が出てるらしいけど、この号か確かめてもイイ?」
店「どうぞどうぞ、私のやないけど。字が小んまいきね」
私「総理大臣だった野田さんが書いた…あったあった!この記事」
店「愛子さんのが出てんの?そりゃ知らんかった。奇麗になったよねぇ」
私「ねえ!卒業式の袴姿…」
店「ねえ!早いよねぇ!小まい頃はそうでもない思うたけど、えらい別嬪さんになって、お母さんにそっくりになって、えいもんやねえ、ずーっと成長見せてもらえるんゆうんは…」
 (庶民らしく言葉は粗忽でも、目はキラキラ憧れの眼差し)
私「ほんとにねぇ、早く皇太子になってほしい。今、皇太子っていないでよう?」
店「まっこと!おらんねぇ。なんやわけわからんねえあの弟さん?息子さん?になるみたいに言ゆうけんど…
私「秋篠宮は宮号は残したいって、言われてるらしいからねぇ」
店「ああ、ほうか。息子に自分とこ継いで欲しいがか。なら(天皇を継いだら)いかんねぇ。でも、女性が(天皇に)なったら可哀そうよ。大変な立場やし、ほら、大河ドラマらぁ観よってもよ?権力争いじゃあ、何じゃあゆうて、殺しあったりしゆうろう?」
私「…それは武士の話かな?
店「ああ、ほうか。でも女性天皇いうたら大昔はおったけど、今はいかんろう?
私「…江戸時代にも女性天皇はおって、後桜町天皇いうて。明治の法律で女性がなれんなったがはほんの少し、150年ばあ前から。
店「ああ、ほうか。江戸時代には、おったがか。でも、本人が嫌やったら可哀そうやいか?
私「二十歳のお誕生日にご両親と『長く一緒にいたい』って言われてるし…
店「ああ、ほうか、ほいやったら、何も問題ないね。
私「寧ろ女性天皇の方が時代に合うと思う。女やきなれんらあて…ねえ?法律は変えられるものなんやから。野田元総理は、変えようと頑張ってるみたいで、私応援しゆうが。」
店「ほうか、ほうか、そうやったがか…。後でその本みてみるわ」

如何でしょう?小さな誤解が重なって、
『私は愛子さまが次の天皇になるのが普通だと思うけど、無理らしい』
という大きな疑問と諦めが、庶民にある様子がよく現れていると思いませんか?そして、ほんの数分の会話で、解消される誤解だということも。
因みに『男系』だなんて言葉は概念がないから論外。庶民の会話には必要ないようでした。

すごいですね!れいにゃんさんありがとうございました!
いろいろ「まずいんじゃないか?」と思っていても
「何も問題ないね」と少し説明したらわかる方、かなりいらっしゃるでしょう。
皆さまちょっとしたところから、愛子さまの話を身近な方としてみませんか(^^)

7 件のコメント

    れいにゃん

    2024年4月2日

    コメントくださった皆様ありがとうございます。(^^)隙あらば、会話をこういう流れにもっていくのですが、今回ほど、分かり易い例はないと思い、投稿しました。短い時間で、店と客の関係が有ればこそ、順調な流れに乗れたように思います。一番、話が詰まりそうになったのは、「大河ドラマ〜殺し合いしゆう」の部分で、「光る君で後継者争いの殺し合いなんかしてないし…まさか鎌倉殿?どうする家康?それ武士だし!」と、0.05秒ぐらいで脳内を駆け巡りました。印象的だったのは、返答するたびに「ほうか、江戸時代はおったがか…江戸時代までは」という風に、反芻していたことと。
    愛子さまのお出ましが増えて、視覚効果は充分!次は愛子さまのお言葉がもっと庶民の願いを後押しするのでしょう。それも情けないことですけどね、本来ならもっと天皇・皇族方のお言葉に、敏感にならないといけないのに(自戒を込めて)。日本人的な情緒や優しさが「大変な立場=お気の毒」と安易に傾く傾向は、考えることをやめた人程極端に「だから、もうなくなっても仕方ない」になるので、本当に要注意!正さないといけないと思います。

    基礎医学研究者

    2024年4月2日

    れいにゃんさん、貴重なレポート、ありがとうございました。自分も旅先で似たようなことをした経験がありますが、さすがですね。ほんんの幽かなチャンスを逃さないだけでなく、話の持っていき方もすごい!で、自分、れいにゃんさんのようにこういう身近なところの対話は、結構重要だと思いますよ。なぜならば、お話しすると最終的には、「愛子天皇」OK!というところにいきつくところ多いですし、「皇位継承問題」のことを知らなくても、「男系」的なキーワードを実際、聞いたことがないですね。確かに、国会議員のとりまとめで「タブー」となっている話と、庶民の感覚のギャップはものすごい!と、思った次第です(だから、ケケ田や暗山の商売相手が、一体どんな一般生活を営んでいる市民なのかが、さっぱりわからない)。

    チコリ

    2024年4月1日

    す、すごい!感動しましたーっっっ!
    「本人が嫌やったら可哀そうやいか?」
    私の周囲には、この声、マジ結構多いんですよー。
    男系については確かにあまり聞かない。
    知ってても「そういうものだと思ってた」とあっけらかーんとしとる。
    ニヒリズムに陥らず、目の前のひとりから、ですね!

    ゴロン

    2024年4月1日

    文藝春秋きっかけで、ここまで話ができるなんて、素晴らしいです。
    確かに、次の天皇になって頂きたいけど、愛子さまご本人が嫌かも、と思っている国民は多そうですが、こんな自然な会話で「何も問題ないね」に至るのですね。

    mantokun

    2024年4月1日

    れいにゃん様とおばあさんとの対話、まさに庶民感覚と保守のやりとりという趣で素晴らしいです。また、高知弁があたたかく良い味を出していますね。

    愛子さまに天皇になってほしいけど、秋篠宮さまで決まっちゃったんでしょ?

    天皇は大変だから、愛子さまに継いでほしいと思ったら迷惑なのでは…

    というのは私の母も似たようなことを言っていたので、分かります。そんなことはないんだ、むしろ今女性天皇を認めて愛子さまが継承されなければ皇室は終わってしまうということを、愛子天皇を望みつつも遠慮している人たちには知ってほしいですね。

    京都のS

    2024年4月1日

     れいにゃん様、この対話は凄いです。

    店「女性天皇いうたら大昔はおったけど、今はいかんろう?」
    私「…江戸時代にも女性天皇はおって、後桜町天皇いうて。明治の法律で女性がなれんなったがはほんの少し、150年ばあ前から。」
    店「ああ、ほうか。江戸時代には、おったがか。でも、本人が嫌やったら可哀そうやいか?」
    私「二十歳のお誕生日にご両親と『長く一緒にいたい』って言われてるし…」
    店「ああ、ほうか、ほいやったら、何も問題ないね。」

     後半の一々の切り替えしが本当に見事です。
     ふぇいさんに触発されて私も仕事中の雑談でやることありますが、ここまで鮮やかにはいきません。愛子様アゲだけど秋篠宮サゲだったり、制度だし仕方ないんじゃね?というニヒった態度だったりで。

    ありんこ

    2024年4月1日

    ほんのちょっぴりのあきらめ・本人は望まれてないかも知れないという遠慮が幅を利かせている空気感は大変よく分かります。個人的には愛子さまの会見内容がそれを払拭するものだったと大きく感じておりますので、愛子さまのお言葉がもっと世間に知れ渡ればうねり出す気がします。

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