「愛子さま」初の単独公務に関する速報は、当サイトのさおりんさんがブログ化しました。では、実際の初公務を新聞はどのように報じたのか?ということについて、お伝えしていきます。
実は、今回一番よかったのは、朝日新聞でした。他紙に関してですが、読売新聞は紙面掲載なし、毎日新聞はベタ記事扱い、日経新聞と産経新聞は、それぞれ、27面と24面に小さく扱われている状態でした。
ですので、今回は、一番しっかり扱われていた、朝日新聞の記事を紹介します。
愛子さまの鋭い質問にドキリ、初の単独公務 「夢みる光源氏」を視察https://www.asahi.com/articles/ASS5C3QJ4S5CUTIL00SM.html
この記事はデジタルで速報がでましたが、5月12日朝刊の28面(社会面)に掲載されました(皇室担当、中田絢子記者)。愛子さまは11日、東京都千代田区の国立公文書館を訪れ、春の特別展「夢みる光源氏――公文書館で平安文学ナナメ読み!――」を視察されました。記事によると、そこでの見学態度は堂々たるもので、以下記事の後半部分を引用します。
・愛子さまは学生時代から日本の古典文学に関心を寄せ、大学時代には専門的に研究。今回の視察で説明役を務めた国立公文書館の星瑞穂調査員は「造詣が深く、鋭い質問もあり、ドキリとしました」と明かした。
・星さんによると愛子さまは、窺原抄(きげんしょう)の前では「湖月抄(先行研究)との関係はどうなのですか」と質問。星さんは「実はまだ研究段階なんです」と答えた。「更級日記」に関する史料では愛子さまが「ほかにも夢が出てくるところがありましたね」と話し、星さんは「そういえばそうだったなと思い出しました」と記者団に振り返った。
自分は、理系の研究者なので、このやりとりの専門的な部分は、正直よくわかりません。ただ、どの分野においても、あることを論じる(あるいは研究する)ときに先行研究を押さえておくことは重要で、このやりとりからは、愛子さまのそうした態度が見て取れました。私見ですが、愛子さまは、こうしたご公務で学問的な活動を実践できるのでは?と思わせるようなエピソードと、理解しました(いかがでしょうか?)。
いずれにしても、今回は朝日新聞さんの記事はよかったと思います。先日の社説のようにちょっと惜しい部分もありますが、皇室に関係する記事は、4月より増えており、愛子さまのご公務を報道することで、「皇室」への素朴な”敬愛”が伝えられることを、期待しています。
ナビゲート:「愛子天皇への道」サイト編集長 基礎医学研究者
3 件のコメント
基礎医学研究者
2024年5月16日
コメント、ありがとうございました。
>SSKAさん
自分も、そのような気がします。たぶん、処世術的には「皇位継承問題」についてあまり触れないでおこう?という感じになるのだと思いますが、一方、実際に愛子さまがご活躍している様子には、「皇室への素朴な敬愛」が見られる表れのような気がしています。しかし、こういう形で記事が増えるのは、やはり良いことなのではないかと。
>さおりんさん
そうですね。自分が「愛子さまトーーク」で4月から、朝日新聞の皇室担当が変わった!というのは実は中田記者のことを指していたのですが、3月に政治部のときに「公明党」の取りまとめ案経過をいち早く記事にしたのもこの記者ですし、こういう記者が増えていくと、さらに「皇室」の記事が増えてよいですね。
さおりん
2024年5月15日
朝日新聞の中田絢子記者の記事には、皇室への敬愛の念を感じます。
SSKA
2024年5月15日
メディアの会社や編集を束ねる人は昭和生まれ男尊女卑脳と事なかれ主義で慎重さも残るんでしょうが、一方で愛子様を無視出来ない葛藤を感じます。
専門分野への関心や知見も群を抜いてるそうなので、勤務とご本人の調子に合わせながら様々な分野でご活躍を期待したいです。