熊本日日新聞の社説で皇位継承が取り上げられる

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ふぇいでございます。

5/14の熊本日日新聞の社説です。

皇族数の確保 国民に支持される制度を|熊本日日新聞社
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皇族数をどう確保するかを話し合う与野党協議が近く始まる。安定的な皇位継承策を見据え、国民に広く支持される皇室制度の将来像を見いだしてほしい。
 現在の皇族17人のうち、次世代の皇位継承資格者は秋篠宮さまの長男悠仁さま(17)だけで、その後の皇位継承は見通せない。また、女性皇族の結婚などによって皇族が減れば、公務を維持できなくなる懸念もある。
 共同通信の世論調査では、皇位継承に「危機感を感じる」が「ある程度」を含めて72%に上った。差し迫った国民的課題と言えよう。与野党は意見対立を乗り越え、結論を先延ばしせずに合意を図るべきだ。

出だしから「そのとおり」という主張が並びます。

この後も、

・皇位継承者を男系男子と決めたのは明治期の典範。
・「万世一系」の考え方と一夫一婦制の近代家族の両立は難しい。
・皇族の重圧や心労にも思いを寄せたい。

など続き、世論調査で女性天皇に賛成が90%に達し、女系天皇も8割支持、旧宮家養子案に反対が多いことを挙げ、「国民は変化を望んでいるのでは」と提示し、
結びに

 憲法は、象徴天皇制を「国民の総意に基づく」と明記している。与野党は論点を整理し、国民に示し、議論の広がりを制度改正につなげてもらいたい。

と締めています。

ここでも共同通信の世論調査の結果を受けて、国民の声を無視しないようにし、制度改革を与野党に働きかけています。

非常にいいなと感じるのですが、社説の中ほど

秋篠宮さまや悠仁さまへの皇位継承を見守りつつも、その先に継承資格を女系にも広げるのか、さらに女性天皇を認めるかどうかという議論を避けてはならない。

朝日新聞と一緒なのですが、「悠仁さま以降にどうするか」では危機的状況は変わらないのです。
女性天皇に賛成とは、愛子さまを皇太子にという声が圧倒的と言うことです。これが安定的な皇位継承につながるということを明確にしていただきたいです。

社説で皇位継承について取り上げて世論に訴える行動をとっていただいた部分はいいことと考えています。
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2 件のコメント

    れいにゃん

    2024年5月16日

    意見投稿しました。
    電子版を読んで
    4月28日の共同通信の世論調査結果『女性天皇容認8割』のニュースは、大きな反響を呼んでいたことと思います。その後、新聞での深掘り記事を心待ちにしていましたが、今回14日の社説で取り上げられたことを嬉しく思います。ですが、残念ながら、肝心の何が『喫緊の課題』なのか、更に民意も見誤っていらっしゃるように見受けられました。
    「秋篠宮さまや悠仁さまへの皇位継承を見守りつつも、その先に継承資格を女系にも…」とありますが、そこまで先延ばしにしては、次世代の皇族が悠仁様だけになってしまい、女性宮家も女性天皇も対象者がいなく、検討の仕様がない状態になります。しかも、それは悠仁様のお妃になる女性だけに、出産圧力がかかることを意味します。そんな環境に嫁ごうとする方が現れるでしょうか?まさか、旧宮家復帰しかない状況をつくりたいのでしょうか?600年も前に男系で繋がっているだけで生まれた時から国民の子孫が天皇になり、現皇室のような敬愛の対象となるとは思えません。象徴天皇制は崩壊し、混乱を招くでしょう。
    秋篠宮様が皇太弟を辞退されたので、今は皇太子が不在です。これは、すぐに女性皇族に皇位継承が可能になれば、敬宮愛子様が皇太子となれるようにと、皇室の意思を示していると言えます。
    「与野党は論点を整理し、国民に示し、議論の広がりを制度改正につなげてもらいたい。」ということなら、女性天皇に賛成が90%に達し、女系天皇も8割支持、旧宮家養子案に反対多数と示して下さるなら、肝心のタイミングを見誤らないようにして戴きたい。喫緊の課題は『安定的な皇位継承』であること、先延ばしにしてはいけないことを、紙面でもお伝えしていただけたらと思います。
    ともあれ、17日にも議論がはじまるというタイミングでの社説掲載は、素晴らしいです。今後とも、皇位継承問題の記事を期待しています。

    ゴロン

    2024年5月15日

    熊本日日新聞に無料登録して意見投稿してみました。
    ・・・
    5/14「(社説)皇族数の確保 国民に支持される制度を」の記事の件
    皇位継承問題の国会での議論が始まるタイミングで問題提起する記事の掲載ありがとうございます。議論の土台となる非常識な令和の有識者会議の2案について、共同通信社の世論調査からも国民が反対しているのは明らかです。国会議員には、国民に選ばれたというご自分の立場をよく自覚して欲しいと思います。天皇の制度は「国民の総意」であるべきです。この案をこのまま通すのであれば、代議士である資格はありません。心がある国会議員には断固阻止してもらわなければなりません。
     ただ、記事では、「秋篠宮さまや悠仁さまへの皇位継承を見守りつつも、その先に継承資格を女系にも広げるのか、さらに女性天皇を認めるかどうかという議論を避けてはならない。」と述べられていたのは残念です。何に気を使っているのか知りませんが、天皇陛下のお子様である愛子さまがいるのですから、今、女性・女系天皇の実現に向けた議論をしなければ手遅れです。
    そもそも憲法2条の「世襲」は女系も含まれると解釈されていますので、皇室典範第1条を「皇位は、皇統に属する子孫が、これを継承する。」に改正するだけでいいのです。
     この方策であれば、天皇の家が続くことになるので、新たな宮家を作る必要がなく、経済的に極めて有利です。皇室の問題で経済の話はタブーなのかもしれませんが、庶民は皇族の方々にかかる費用に敏感です。まともな情報を入手すれば、女性・女系天皇は天皇の伝統にも反していないことは明らかですし、経済的にも有利であれば、誰が反対するのでしょうか。愛子皇太子が誕生することになれば、様々な要因で閉塞した日本に、爆発的に明るい光が灯ることになり、その社会的効果、経済的効果も計り知れません。
     是非、報道各社は国民の力で怠慢な国会議員の意識を変革させるべく、引き続き、国民が皇位継承問題の議論の状況に関心を持ち続けるような記事の掲載をお願い致します。

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