「国民に支持される皇室の制度を」と社説を発表(日経新聞)

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5月19日配信の日経新聞社説です
[社説]広く理解得る皇位継承議論を

皇族の減少を食い止め、安定した皇位継承に向けた議論をどう進めるか。立法府の知恵が問われる。

と始まります。

「有識者会議の2案」を提示し、
女性皇族が皇室に残る案は配偶者、子供を皇族にすると女系継承の可能性、
養子案は国民の理解が得られるかが課題と提示し、

両案とも公務の担い手確保に一定の効果がある一方、皇位継承への波及を巡り賛否が割れる要素を含む。当事者となる皇族方に与える影響も軽視できない。与野党は丁寧な議論を心がけてほしい。

丁寧な議論を求めています。

(丁寧な議論の議事録を出さないと言ってます)

そして、

忘れてはならないのが世の中の変化だ。男女平等や多様性を尊ぶ流れは強まっている。伝統を背負う皇室も、社会の移り変わりと無縁ではない。一部の意見だけを取り入れ、国民の広い支持を得られない制度を作れば、皇室への支持そのものが失われる恐れもある。数の力にものをいわせるテーマでもない。目先の政治的利害を排した真摯な検討を求めたい。

と求めています。

国民の広い支持を集めているのは、共同通信の世論調査で提示された

皇位継承に危機感:72%
女性天皇に賛成:90%
女系天皇に賛成:84%
旧宮家子孫を皇族にすることに「反対」:74%

もう明らかですね。

日経新聞の社説は「旧宮家養子案は論外。愛子さまを皇太子にという案」以外の制度を作れば、皇室への支持そのものが失われる恐れありだから、数に物をいわせないで国会議員は真摯に検討しなさいと読み取れます。

結びに今回の2案は悠仁さままでの皇位継承の見直しよりも、皇族数確保に主眼を置いていると書いたうえで、

ただ男子が必ず生まれる保証はなく、現行の皇室制度が先細りのリスクを抱える状況は続く。天皇制をどう維持していくべきなのか。国民の中で根本的な議論が進む環境を早く整えたい。

と締めています。

国会議員の皆さま。日経新聞は社説で安定的な皇位継承についての国民的議論を促していますよ。
日本の根幹にかかわる制度の話は、こっそりと議事録も出さずに一部でちょっと話し合ったふりをして結論を出すものではないですよ。
実現不可能な広い支持を得られない制度を作ったら、国民は離れて皇室自体成り立たなくなりますよ。

日経新聞の社説いいですね(^^)
ぜひ意見を送りましょう。

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2 件のコメント

    yan ryu

    2024年5月22日

    各社、反応してきましたね!男系ゴリ押しは産経だけではないでしょうか?日経の今回の社説は自民党にも影響を与えるのではないかと期待します。

    ゴロン

    2024年5月22日

    東京新聞程ではないですが、中立の日経にしてはベース案に批判的な社説ですね。影響力がある新聞社なので今後も期待します。
    お礼の意見投稿をしました。
    日経にも、毎回の議事録を要求することをお願いしておきました。

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