暗山の「ストロングスタイルvol.233」論破(L.Kさん)

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(文章がしっかりしているので、とくに導入もいらないとは思うのですが)誰かさんは、今回は特に反論もなくとつぶやいていましたが、そんなことはありません(自分も、編集部にはハガキだしていたりして( ̄ー ̄)ニヤリ)。L.Kさんがこの号について、強力な反論文を書かれたので、以下に示します。


SPA!今週号(6月18・25日号)の暗山。

政治家とのやり取りを得意げに語っているけど、それいつの話?

立民の泉代表は、一時期どこぞの自称・皇室史学者にほだされて先例・男系・直系などと口走っていたけど、今は態度変わっているようだね。普通の感覚なら、「皇室には憲法を超越する暗黙の掟がある」みたいなことを言ってくる奴とは関わりたくないから、適当に対応しているだけなのでは?

そもそも、「安定的な皇位継承」の問題を無視して、徹底的にジェンダー平等の問題に矮小化している時点で、この議論に参加する資格はない。

また、立民が今の方針を決めたのは、共同通信の世論調査結果が出る前なんだけど。「わかっていない者の多数決など立憲民主党でも否定された。」と書いてるけど、

時系列おかしくない?

そして皇位継承に72%が危機感を持っている国民と、いつまでも本質的な議論から逃げ続ける政治家の、どちらが信用できるかという話だ。

・非皇族と結婚してもその相手を皇族としなかったのは、元々は男性も女性も同じ。
・相手女性が結婚とともに皇籍取得することになったのは明治典範から。

高森先生が大分前に指摘してからも、引き続き男性だけが昔から排除されてきたかのように印象操作を続けているが、

近代以前に結婚により皇族となった女性の例、いつ出すの?

意外と知られていない、光明皇后は皇族ではなかった!
https://www.a-takamori.com/post/230208
婚姻による皇籍取得ができなかった時代から可能な時代へ
https://www.a-takamori.com/post/230828

憲法2条の「世襲」解釈の変遷についても書いているが、「男を尊び女を卑しむ慣習、人民の脳髄を支配する」明治時代の固定観念を、思考停止したまま踏襲してきた時代のことをどれだけ挙げても、全く意味は無い。

圧倒的現実として、この「世襲」に女性・女系も含むと解釈されるようになってから、既に23年経つ。

一時の気の迷いで変更してしまったのなら、どうしてすぐに元に戻さなかったの?

そして、本当に現状が「皇室のことは皇室にお任せする」ようになっているのなら、ご在位中の上皇陛下や今上陛下は、皇室制度について問われても、なぜ憲法との兼ね合いを理由にお答えを控えなければならないのか。
そのような中でも、上皇陛下は、

・「国民と苦楽を共に」するのが皇室の伝統と明言されて女性・女系公認の姿勢を示され、
・その後、皇位継承論議が頓挫し、悠仁さまがお健やかにご成長される中、皇統の問題を案じてご体調を崩され、
・皇室のあり方について、今上陛下、秋篠宮さまのお考えを尊重するよう求められ、
・ビデオメッセージ(自称・皇室史学者のいう「玉音放送」)で、「伝統の継承者」として「象徴天皇の務めが安定的に続いていくこと」を「ひとえに念じ」
られていたのに、なぜ一向に安定継承策が実現どころか議論すらもされないのか。

憲法で皇室の方々の口を封じておきながら、「憲法を超越する暗黙の掟」として世迷言を流布し、皇室を廃絶の危機に陥れる。

そんな人間は逆賊以外の何者でもない。

国民や政治家が「わかる」べきなのは、天皇陛下をはじめとする皇室の方々が、何を願っておられるかだ。

逆賊の妄言など、わからなくて良い。

2 件のコメント

    基礎医学研究者

    2024年6月17日

    (編集者からの割り込みコメント)さすが、L.Kさんらしい体系的な反論です。自分が特に感銘を受けたのは、この部分。
    「皇位継承に72%が危機感を持っている国民と、いつまでも本質的な議論から逃げ続ける政治家の、どちらが信用できるかという話だ。」
    この視点に立てば、暗山が何を吠えようと、まあ意味ないでしょうね?で何よりも、よくSPA!編集部は、今週の連載を掲載しましたね。いまごろ密かに後悔しているのかもしれませんが、言論人としてはこの誹謗中傷文(何も、「公」が感じられないし、響かない)は、言論人としては”汚点”だと思いますよ。

    れいにゃん

    2024年6月17日

    L.Kさんありがとうございます。現状が「皇室のことは皇室にお任せする」となっていないことぐらい、知らないわけはなく、暗い山は、解かっていて、公開いじめを楽しんでいる。男尊女卑の何が悪い?と開き直ってきました。自滅し燻るだけになってきても、追撃し続けて灰も残してはいけないと、改めて思う次第です。

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