世界で認められた日本人女性の先駆者、森英恵さんの言葉

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女性セブンのアーカイブ記事を紹介します。

NEWSポストセブン女性セブン2022年9月8日号

森英恵さん、雅子さまのウエディングドレス制作の秘話 お忍びで4、5回の仮縫い https://www.newspostseven.com/archives/20220826_1787537.html?DETAIL

はじめに、この記事を紹介するにあたり、森英恵さんの経歴を簡単に紹介します。

森英恵(モリ ハナエ) ファッションデザイナー。1926年生まれ、島根県出身。1951年、スタジオ・ひよしやを設立。50年代から日本映画数百本の映画衣裳を担当する。65年、ニューヨークで海外初のコレクションを発表。67年、日本航空客室乗務員の4代目ユニフォームをデザインする。77年、パリに、メゾンをオープン。96年、文化勲章を受章。パリ・オートクチュール組合に属する唯一の東洋人として世界的に活躍。

《長い間この仕事をやっておりますけど、自分の一生の中でそう度々あることではございませんから、光栄にとてもうれしく存じております》(1993年6月24日号『女性セブン』より

2022年8月11日、96歳で逝去されたファッションデザイナーの森英恵さんは、かつて『女性セブン』にそう明かしていました。森さんが「光栄」と振り返った仕事は、1993年、皇室に嫁いだ日に雅子さまが身につけられたローブデコルテのデザインでした。ローブデコルテとは「夜会服」を意味し、皇室では洋装での第一礼装に位置づけられます。雅子さまが初めて袖を通された一着は、ウエディングドレスでもありました。

1993年2月、森さんは、上皇后・美智子さま(当時は皇后)からオーダーを受けてデザインに着手。すでに森さんは皇室関連の数々の仕事を手がけていましたが、それでも、皇太子妃のローブデコルテのデザインとなると格別な思いがあったといいます。

森さんは、将来の皇后であり、日本の伝統を背負うことになる雅子さまに対して、豊かな海外経験を生かしたご活躍を願っていたようです」と、ファッションジャーナリストは語っています。

それから26年の月日が流れ、2019年11月、御代がわりの祝賀パレードで雅子さまは、襟に大きな花びらの装飾がいくつもあしらわれたジャケットをお召しになっていました。それはご成婚時、初々しい雅子さまがお召しになった森さんのデザインによるジャケットの襟元で揺れたバラの花びらをモチーフにした飾りを想起させました。その際、森さんは皇后になられた雅子さまにこのような言葉を寄せました。

独自の和と優雅なお振舞いが、各国からの賓客を魅了して、世界から称賛の声があがる皇后陛下雅子さま。日本人として誇らしく思います(中略)“日本人”や“日本らしさ”をテーマに、東洋と西洋の融合を求めて、世界のあちらこちらで永く仕事をしてきた私は、海外でも日本の皇室の存在感をみてきました。両陛下の国際感覚は、これからの日本を世界に表現していく大きな力となるでしょう》(文藝春秋2019年11月号)

記事は、森さんは世界で認められた日本人女性の先駆者として、雅子さまがさらに世界で飛躍されることを見守っていることだろう。と締めくくられています。

困難を乗り越えた両陛下のご活躍は、日本の大きな希望となることでしょう。

「愛子天皇への道」サイト運営メンバー さおりん

1 件のコメント

    佐々木

    2024年6月19日

    お疲れ様です。

    困難を乗り越えた天皇皇后両陛下と
    皇太子となられた愛子さまが並んで
    ご活躍するお姿を是非目にしたいです。

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