【短期集中連載】新聞記者的週刊誌ウォッチング

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みなさんこんにちは!
「新聞社勤務の人」です。

新聞社に勤務する者として、皇位継承の問題点を指摘する各紙の社説の内容がこの数カ月で変わってきていることについて述べておきたいと思います。

今年の2月ころから各新聞社で取り上げられ始め、最近になって改めて目にするようになりました。見比べてみると分かるのですがより踏み込んだ内容の記事になっています。

具体的な例をあげますと・・2月ころは

  • 安定的な皇位継承について議論は進んでいないため国会は検討を急いでほしい
  • 世論調査では女性・女系容認は80%以上
  • 旧皇族の男系男子を皇室に迎える問題点を指摘

など、よく言ってくれたと思いましたが個人的には「まだ踏み込みが足りないな」と感じていました。ところが最近の社説では

  • 皇室制度をめぐる最重要課題は安定的な皇位継承の在り方を抜本的に検討することだ
  • 天皇の地位を男系男子にこだわっていては時代に即し国民に寄り添う皇室制度にはつながらない
  • 宮家の子孫という理由で皇室に迎えることは門地による差別を禁じた憲法14条に抵触する
  • 戦後長く一般国民として暮らしてきた人を、戦前までの宮家の子孫という理由で皇室に迎えることを国民は歓迎しない
  • 女性・女系天皇賛成の世論だけではなく、旧宮家の男性子孫を皇族に迎えることに反対する世論も併せて紹介

など、かなり踏み込んで内容で最後には国民の総意は女性・女系天皇誕生を望んでいることをほのめかして締めています。
まさによしりん先生が愛子天皇論で主張している内容と同じです。
新聞社がここまで踏み込んだことに私は正直驚いています。
次は高森先生などの識者にインタビューしてくれることを期待してしまいます。

これらの社説が紙面に掲載された社内の反応を皆さんは気にされているかと思います。
読者センター報にどのくらい読者からの声が届いているか、記事のアクセス数はどれくらいなのか、など。
私の社では、残念ながら読者からの声は一件も紹介されていませんでした。また、記事アクセス数はトップ5にもランクインしていませんでした・・・。
まだまだ皇位の安定的な継承問題については世間の関心は低いと言わざるを得ません。とはいえ新聞の社説でここまで踏み込み始めたことを考えると空気は変わりつつあると思います。

最近では愛子天皇待望論についての週刊誌記事も目立ってきていますので、ここにフォーカスして記事を紹介し、皆さんと愛子天皇誕生に向けて盛り上げていければと思います。

それではまず今日は「週刊女性」です。

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週刊女性6月25日号
【愛子のために!】雅子さま 東奔西走の婿探し

雅子さまが愛子さまの婿探しに奔走されているかもしれない、という憶測を宮内庁関係者らのコメントを引用して書いている。
今は皇位継承問題がどうなるか大事な時期なのに愛子さまの結婚問題に国民の関心を向けさせようとする悪質な記事。バッシングしている形を取っていないけれどもタチが悪い。

【皇室の将来を憂えるも】美智子さま 立ちはだかる「肉親のジレンマ」

静岡福祉大学の小田部雄次名誉教授が「皇位継承の議題が進むことを美智子さまも望まれているのでは」とコメントしたあとに「美智子さまは、令和以降の皇位継承の安定継承を願っておられると推察します。まずは、悠仁親王への皇位継承と、その後の皇位の安定した継続を望まれておられるでしょう。とはいえ近年、悠仁親王が即位された後の男系男子継承の心もとなさが指摘されています。その対応策として、女性天皇や女系天皇の道もありうるとお考えになられていてもおかしくありません」と述べている。
この発言は見逃せない。悠仁さまが皇位継承するという事は皇室典範を変えずに今のままでいくことを前提に話をしている。まさに、ゴー宣235章「朝日新聞の恐るべき企み」で論じられた、朝日新聞の社説と同じ論法。小田部雄次も皇室を滅ぼそうとしているのでは!?

記事紹介 新聞社勤務の人
編集 「愛子天皇への道」サイト

3 件のコメント

    佐々木

    2024年6月22日

    世論調査結果では女性天皇賛成が圧倒的支持を得ていると
    表面化しましたが、常識から考えれば当たり前のことだから、
    感想やアクセス数も少ないのかなと思いました。

    よしりん先生がブログで書かれたように、
    右脳に働きかけて興味を抱いてもらうのが、
    戦略として理に適っているように思います。

    あしたのジョージ

    2024年6月22日

    新聞社勤務の人のご意見はとても現実的で実感がこもっていますね。
    新聞社などの報道機関は、もうそういう空気になっているんですね。
    安定的な皇位継承問題に対する一般国民の関心がまだまだ低いので、もっともっと報道して欲しいですね!
    そして私達も新聞社などの報道機関や政治家などに意見を送ってみたらいいと思います。

    サトル

    2024年6月22日

    YouTubeでなく、短期とはいえ連載はとても喜ばしいです。
    集中して続かないかな……と思っていました。
    これは、全く脅かす?つもりはなく、かえってエール、期待と受け取って頂きたいですし、新聞社の中の人(方)も同じ気持ちであると確信した上で。

    わたしはこの「連載」にズレ=差違(温度差)……を見つけることが、かなり重要……と思っています。
    中にいる人からすれば、「大変な事象」であっても「読者からすると」、全く伝わらない。また、その逆もしかり。
    この「温度差」は、双方にとって、少なからず「痛手?」を負うことになるかもしれませんが、同時に「希望」も見えてくる…と思っております。
    別段、プレッシャー(笑)をかける気はありませんが「書き方に見え隠れするもの」が、新聞社同士(のみ?)に伝わるものがある……と思っていますので、忌憚なく書いて頂ければ……と思っております。
    (やっぱプレッシャー……かな(^_^;違いますからね!))

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